シロアリ

2011年12月27日

事例438『隠蔽された シロアリ被害』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 仕事は明日までですが、
 午前中、大掃除を済ませました。
 
 今日は天気がいいので、窓ふきも寒くなかったです。
 
 
■(1)今回の事例___________

  「隠蔽された シロアリ被害」
 __________________
 
 438

 
 
 ◆写真解説
 
 中古住宅検査で発見した床下のシロアリ被害。
 
 売主は不動産業者。
 表面だけ綺麗にリフォームし、見えない箇所は隠蔽したようです。
 
 
 ◆内容説明
 
 写真の上の矢印は、床根太の被害。
 下の矢印は、蟻道。
 
 床下のことですから、業者も知らなかったかもしれない。
 しかし、内部をほとんどリフォームするついでに
 床下の確認は容易にできたはずです。
 
 
 本例のように、不動産業者が中古住宅を買取り、
 きれいにリフォームして売るケースが多い。
 
 見た目がきれいな方が、売りやすいし
 高く売れるんでしょう。
 
 、
 あとで隠れた瑕疵が発覚する事があります。
 見た目だけで購入を決めてしまうのは危険です。
 
 
 ◆対策
 
 床下に入ることが出来れば、
 本例のようなシロアリ被害を見つけることは容易です。
 
 購入に際し、細部を検査する事が重要です。
 
 
====================

■(2)編集後記

 昨日は、雪で高速道路が大渋滞。
 そのため、電車で移動しましたが、特急の指定席は満席。
 気温も低く、大変な日でした。
 
 
 これだけ寒いと、結露がひどくなると思います。
 
 水蒸気は人の息からも出ます。部屋を締め切って寝ると、
 表面温度が低いガラスやサッシ枠で結露しやすい。
 
 
 結露対策は以下の2つ
 ・室内の水蒸気量を減らす。
 ・結露する面の温度を高くする。
 
 その理由は、温度によって空気中に含まれる
 水蒸気量が決まっていて、(高いほど多い)
 飽和量を超えると水になるからです。
 
 
 水蒸気量を減らすには、換気(換気扇)、除湿(エアコン、
 排湿機能付き換気扇、除湿機)、吸湿(エコカラット、天然木など)。
 
 窓、壁の温度を高めるには、高断熱化や、2重窓などが有効です。
 
 
 
 
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iekensa at 14:41|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

2011年12月20日

事例436『表面上分からない シロアリ被害』

 こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 今日の予定3件は、全て自宅付近の現場。
 家から直行予定で、出発前に自宅で書いています。
 
 年末の休みまであと1週間ほど。
 明日は、大規模の建物調査があり、
 まだまだ気が抜けません。
 
 
■(1)今回の事例___________

  「表面上分からない シロアリ被害」
 __________________
 
 436

 
 ◆写真解説
 
 木造住宅の床束。表面上は分からないが、
 内部はシロアリに喰われ空洞化している。
 
 
 ◆内容説明
 
 叩くと軽い音がしたので、マイナスドライバーを刺したら
 中が空洞だった。
 
 床下は、換気孔から光が入るため、
 光を嫌うシロアリは、表面を喰わないようです。
 
 床下で、シロアリの有無を調べる時は、
 木材を叩いてみることも重要です。
 
 
 ◆対策
 
 シロアリ被害を防ぐには、
 定期的に検査をして、早期発見すること。
 
 
====================

■(2)編集後記

 
 11、12月は、完成現場が多かったです。
 
  忙しくなると、仕上げ工事も雑になる?
 
 実際はそうでもなく、先週あたりは1年を通じ、
 きれいに仕上がっている現場が多かったです。
 
 
 「傷や汚れは、仕方がない」
 過去、建築業界では当たり前の考えでした。
 
 今でも、そう思っている人、
 実際に口に出して言う人は、未だにいます。
 
 
 断熱や構造など、建物の性能の向上に伴い、
 細部の施工精度も重要になっています。
 
 仕上げをおろそかにする姿勢は、見えない壁内など、
 他の部分もきちんとしていない可能性が高く、注意が必要です。
 
 
 業者の見極め方の一つ、
 「完成時、私が傷、汚れを検査する機会はあるか」と聞く。
 
 「ありません」とか
 「30分でお願いします」
 
 などの回答は、品質を重要視していない事が分かります。
 
 
 
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iekensa at 08:38|PermalinkComments(1)TrackBack(0)