その他

2010年08月06日

事例292(勝手な廃材利用)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 今日も暑そう。
 
 これから現場4件、検査に行ってきます。
 
 
■(1)今回の事例_________________

  「勝手な廃材利用」
 ________________________
 
 292

 







 
 
 ◆写真解説
 
 切り欠きされた廃材が
  屋根裏の梁に使われている。

 
 ◆内容説明
 
 断面欠損のある材料を使われた。
 
 
 写真は2階の梁。
 屋根荷重はかかっていないが
 梁下部などに切り欠きがあれば、
 ないものよりも弱くなる。
 
 
 この家はわざと古い材料を
 再使用したケースではない。
 
 コストダウンのための勝手な使用なら
 悪質です。
 
 
 ◆対策
 
 よくある例ではありません。
 
 工事中、現場にあまり行かないと
 このような例に気づかない可能性もあります。
 
 
==========================

■(2)編集後記


 先回、家を購入したあと、
 何かあったらということを書いた。
 
 その翌日、何かあってしまった人からメールを頂いた。
 詳しく書けないが、購入時には予測できないことが起きてしまい、
 転居を検討している。
 
 
 転居する場合、賃貸であれば引越すだけで済み
 損害は多額にはならないが、
 
 持ち家だと簡単ではない。
 
 
 
 欠陥住宅をつかむ以外にも、
 自分で予想できないことが起きる可能性はある。
 
 例えば
 
 ・離婚(確率は10組中3〜4組)
 ・近隣とのトラブル。
 ・長期の転勤。
 ・ローンが払えない。
 ・シックハウスの発症。 など
 
 
 
 私は7年前に土地を買い、家を建てています。
 賃貸の方が気が楽だと、今は思います。
 
 しかし、ぎりぎりのコストダウンで建てられた
 賃貸物件は、なかなかいいものがない。
 
 賃貸と持ち家、
 質の格差がある限りどちらがいいとは
 一概には言えません。
 
 
 予想できないリスクに備えることは難しいが
 ある程度のゆとりを持って買うのと、ぎりぎりで買うのでは
 何かあったときの対処に差が出ます。
 
 
 
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2010年06月25日

事例280(屋根裏の通気ふさぎ)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 今週は昼も夜も予定がびっしり。
 
 日本、デンマーク戦を見ることを
 早くからあきらめました。
 
 
 朝のテレビで結果を知りましたが
 ライブで見たら興奮したでしょうね。
 
 
 
■(1)今回の事例_________________

  「屋根裏の通気ふさぎ」
 ________________________
 
 280

 






 
 
 ◆写真解説
 
 屋根裏換気の外気侵入口が
 断熱材でふさがれている。
 
 換気が不十分となり
 空気がこもってしまう。

 
 ◆内容説明
 
 屋根裏の換気が悪いと
 
 夏場はより高温多湿になる。
 冬場は室内から上がってきた空気がこもる。
 (気密住宅でない場合)
 
 
 中古住宅の検査で、
 
 屋根裏の換気が悪く、
 雨漏りが原因できのこが生えている現場を
 見たことがあります。
 
 
 設計で換気を計画しても
 量が不十分であったり、
 写真のように換気を塞いでいてはダメです。
 
 
 軒先近くの断熱材の収まりに注意が必要です。
 
 
 
 ◆対策
 
 石膏ボードを張ってしまうと
 断熱材は見えなくなります。
 
 断熱材の検査は、必ず行いましょう。
 
 
 
==========================

■(2)編集後記

 
 一昨日行った現場。
 
  隠蔽を発見。
  
 
 今日、検査に行った現場。
 
  赤外線サーモグラフィー撮影した結果、
  天井や壁の断熱材が数ヶ所入っていないことを発見。
 
 
 大工さんが仕事の完成しか求めていない典型的な例です。
 
 
 
 職人の心意気は
 
  昨日より、今日さらにいいものをつくろうとする。
  
 
 そうであって欲しいのですが、
 
 画一化された住宅、低単価の現場ばかりやっていると
 その心意気はなくなってしまうんでしょう。
 
 
 今後、ますます住宅の仕事が減る状況で、
 
 いい心意気の職人さんはどこでも重宝されるはずです。
 
 
 
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2010年06月15日

事例277(シーリング幅がない)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 22時過ぎてから書いています。
 
 
 室内の湿度は80%
 
 机、パソコンの表面がべたつきます。
 
 
 
■(1)今回の事例_________________

  「シーリング幅がない」
 ________________________
 
 277
  
 




 ◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
 
 外壁(サイディング)とサッシ間の
 シーリング(目地)幅が全くない。
 
 これではシーリング施工が
 きちんとできないなどの支障が出る。

 
 ◆内容説明
 
 シーリングの
 外壁目地としての役割は
 
 防水であったり、サイディングの収縮を
 吸収したりする。
 
 
 本例は幅が取れないため
 シーリングの機能は果たせない。
 
 
 
 規定では1CM程度の幅を取る。
 
 
 
 ◆対策
 
 自己流で施工している外装職人を
  たまに見かける。
  
 
 基準、規定を理解させることと
 
 やはり管理者の検査が大事。
 
 
 
==========================

■(2)編集後記


 先週の金曜の朝
 突然、左上半身が痛くなった。

 夕方、病院へ行って診断した結果。
 
 背骨上部のズレと重度の腰のコリから
 ある筋肉が神経を圧迫している事がわかった。
 

 発祥の原因は
 机に座っている時間
 車に乗っている時間など
 
 長く同じ姿勢でいることが悪いようです。
 

 仕事に支障はありませんが
 当面、治療に通わないといけません。


 今後の再発防止を考えています。
 
 
 
 
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2010年06月04日

事例274(制震装置のビス施工忘れ)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 今日も検査4件行ってきました。
 
  検査に行ったあとは
  書類作成の仕事が待っています。
 
 
 
■(1)今回の事例_________________

  「制震装置のビス施工忘れ」
 ________________________
 
 274
  




 
 ◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
 
 
 制震装置のビス施工忘れ。
 
 これでは100%機能を発揮しない。

 
 ◆内容説明
 
 
 地震時の揺れを軽減する「制震装置」
 
 軽量鉄骨や木造住宅の現場で
 最近、時々見かけます。
 
 
 基礎の下へ設置する
 「免震装置」よりは安価ですが
 
 それでも
 追加金額を払って取り付けるもの、
 
 
 きちんと施工して欲しいです。
 
 
 
 ◆対策
 
 本例の場合。
 ビスが正面から見えない箇所にあった。
 
 重要なビス類は、職人さん任せにせずに
 検査することが大事です。
 
 
 
==========================

■(2)編集後記


 先週、完成物件の検査で
 畳をあげたら、
 
  畳の裏側に「カビ」が生えていた。
 
 
 原因は下地合板の濡れ。
 
  工事中、雨養生のため、
  床に貼ったビニールの下に
 
  雨が入り込んだ。
 
 
 このビニールを剥がしたのが
  完成直前だったため、
  合板が乾いていなかった。
 
 
 「カビ」は健康を害します。
 
 
 多少、雨で濡れることは仕方がないとしても
 材料が濡れた場合は早期に乾燥させることが大切。
 
 
 もうすぐ入梅、
  雨が気がかりな時期です。
 

  
 
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2010年06月01日

事例273(床下に地下水侵入)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 今週は毎日、検査が3〜4件。
 
 忙しい週になりそうです。
 
 
 
■(1)今回の事例_________________

  「床下に地下水侵入」
 ________________________
 
 273

 


 
 
 ◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
 
 ベタ基礎の下から水が進入。
 床下が湿気る原因になる。

 

 ◆内容説明
 
 先回に続き、床下への地下水侵入。
 
 今回はベタ基礎の内部、
 立ち上がり下から水が湧き出ている。
 
 
 原因はおそらく、
 
 基礎施工時、地面に刺した鉄筋を
 つたい、水が出てきている。
 
 
 床下は換気されているが
 水が溜まることで湿気やすい。
 
 木部へのカビ発生などが懸念される。
 
 
 
 ◆対策
 
 かなりのベテランでも
 地下水を予見することは難しい。
 
 傾斜地の場合は地下水を
 疑ってみることが大事です。
 
 
 本例のようになった場合は
 止水処理するか、建物周辺で水を取るなどの
 措置があります。
 
 
 
==========================

■(2)編集後記

 
 日本建築検査研究所の岩山健一さんが
 フジテレビ「エチカの鏡」に出るというので
 
 一昨日、自宅で見ました。
 
 
 その中で紹介された「ユニクロ住宅」
 
  ・・安くて高品質。
  
 その一番の秘訣は短い工期だそうです。
 
 
 
  短い工期=突貫工事?
  
 そう思いませんか?
 
 
 
 私が今まで10件以上検査した
  あるローコストメーカー。
 
 ここは基本的に約2ヶ月の工期。
 
 
 何も指示しなければ
 
  冬でもコンクリートの養生期間は1日。
   (基準は5日間)
   
  雨でもコンクリートを打つ、躯体を組み立てる。
  
  大工さんは1件の家に3名以上入り突貫工事状態。
  
  
 
 こんな状況で高品質な家ができるのか?
 
 
  普通に考えたら、できるわけがない。
 
 
 「宣伝」に、騙されてはいけません。
 
 
 
 
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2010年05月14日

事例268(屋根裏のきのこ)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 今日は現場4件。
 
 ブログ発行がこんな時間になりました。
 
 金曜の夜なのに・・・・
 (明日も仕事ですから関係ないですね)

 
 
■(1)今回の事例__________________
  「屋根裏のきのこ」
 ________________________
 
 268


 
 
 
 ◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
 
 白い部分は屋根裏にできた「きのこ」。
 
 屋根裏の換気が悪いため、
 雨漏りが原因で発生した。

 
 ◆内容説明
 
 きのこ・・・菌類の作る大きな子実体
 
 
 屋根裏部分、通気の計画はあるが
 断熱材でふさがれていた。
 
 そのために密閉状態に。
 
 そこへ屋根から雨漏りしたため
 きのこが生えた。
 
 高断熱、高気密住宅は
 雨漏りに気が付かないケースがある。
 
 
 
 ◆対策
 
 雨漏り対策はもちろんですが、
 小屋裏換気が必要な場合は、
 換気口を断熱材などで塞がないこと。
 
 定期点検することも必要です。
 
 
 
==========================

■(2)編集後記

 
 広告やカタログの嘘。
 
 今週検査した物件。
 図面に「耐震等級3」と表示がしてあった。
 
 耐震等級とは品確法の建物の性能表示項目の一つ
 
 簡単に説明をすると、最高ランクの等級3は、
 建築基準法の耐震性能の1.5倍の性能を有するもの。
 
 
 設計時に計画をして
 性能表示の認定を受けることが基本ですが
 
 手間や費用がかかるため、
 認定を受けず、任意で表示することもある。
 
 
 認定を受けないと地震保険の割引は
 もちろんなし。
 
 
 今回は任意のケースであるが
 これについて、根拠を全く示していない。
 
 
 勝手に書くだけなら誰でもできる。
 
 
 
 耐震性にかかわることで
 
 耐震等級計算をおこない、
 間違いないことを確認したあとに
 表示すべきである。
 
 
 
 
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2010年04月20日

事例261(軒天材の厚さが薄い)


こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 今週は週末に予定がかなり集中しています。
 
 週の前半の余裕を大事にしたいです。
 
 
 
■(1)今回の事例_____________________

  「軒天材の厚さが薄い」
 ____________________________
 
 261  






 
 ◆写真解説 ↑クリックすると拡大します。
 
 防火の規定により、
 厚さ14mmの材料が図面でも指示されている箇所に、
 6mmの材料が使われている。

 
 ◆内容説明
 
 図面をよく見ないで施工したために
 起きた事例。
 
 
 職人さん法律を理解してなく、
 支給された材料を取り付けただけと思います。
 
 
 仕上がってしまえば見た目では、
 厚さはわかりません。
 
 
 今回は屋根裏で断面が見えたため
 発見できました。
 
 
 
 ◆対策
 
 基本は、間違い防止のために
 図面をわかりやすく書く。
 
 根本的な対策は、現場検査しかありません。
 
 
 
==========================

■(2)編集後記

 
 住宅に「リコール制度」がないこと
 
  知ってました?
 
 もしかしたら私が知らないだけで、
 あるかもしれません。
 
 
 
 今年に入り、
  大手ハウスメーカー1社と
  年間100棟以上施工している業者4社の
  
 根本的な設計、施工の間違いを見つけています。
 
 
 5社のうち3社は構造に関すること。
 
 
 それを指摘したときの業者反応は、
 
 間違いは認めながらも
 言い訳がたくさん出てくる。
 
 
 最終的に業者は、指摘事項を改善。
 その現場の問題は解決。
 
 
 ただし、以前のお客さんは切り捨て。
 
 
 すぐに生命の危険にかかわることでなければ
 過去を遡って追及することは難しいです。
 
 
 これが業界の実情です。

 
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iekensa at 19:14|Permalink

2010年02月12日

事例242(シロアリ発見)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 事務所のBGMはFMが多いです。
 
 仕事していると音楽や話は耳に入りませんが
 ないと静かすぎて落ち着きません。
 
 
 
 
■(1)今回の事例_________________

  「シロアリ発見」
 ________________________
 
 242
 





 
 
 ◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
 
 中古住宅購入前検査、
 床下でシロアリ発見。
 
 木の内部を食っているため
 よく見ないとわからない。

 
 
 ◆内容説明
 
 中古住宅を業者が買い取り
 きれいに改装して売りに出していた物件。
 
 
 業者は「シロアリはいなかった」と説明していたが
 検査の結果、床下でシロアリを発見。
 
 
 シロアリ被害がひどい箇所だけは
 木材の交換をしたあともあり
 
 わかっていながら隠蔽した事が発覚。
 
 
 表面だけを見て購入判断することは危険です。
 
 
 
 
 ◆対策
 
 年数が新しい中古住宅でも
 床下などを点検してから買うことが大事。
 
 できたら家全体をきちんと調べましょう。
 

 
==========================

■(2)編集後記

 
 トヨタのプリウス問題対応で
 マスコミ、世間の批判は非常に厳しいと感じます。
 
 こう思うのは、自分が住宅業界にいるためでしょう。
 
 
 住宅も人の命にかかわるものなのに、この業界は
 
  「隠蔽、偽装、手抜き」が
  
 一部では当たり前に行われています。
 
 
 「顧客の視点欠如」 なんて
  
   契約後は当たり前。
 
 
 今週私がかかわったことだけでも
 
  自らの利益を守るために
  重大瑕疵をそのまま「無かったこと」にしようとする
  業者、建築士。
 
 
  施主が現場に不安を感じているにもかかわらず
  第三者検査を拒否する大手ハウスメーカー。
 
 
  数多くの瑕疵があるのに
  指摘なしと判断した「民間確認検査機関」
 
 
 
 本当にあきれるばかり
 
 
 自動車と住宅の違いって何なんでしょうか?
 
 
 
 今、事実に基づき
 建築士や施工業者の悪行を記録に残す動きがあります。
 
 
 名前がブラックリストに載ってから焦らないように
 「顧客の視点」で品質向上に取り組んで欲しいですね。
 

iekensa at 11:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2010年01月12日

事例233(床下で発見した不備)


こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 連休明けの今日。
 予定が5件ありまして
 
 朝9時に出かけ、午後9時に戻りました。
 
 今からメルマガ書きます。
 
 
 
■(1)今回の事例_________________

  「床下で発見した不備」
 ________________________
 
 233 





 
 
 ◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
 
 床下からの撮影。
 矢印は筋交いを貫通する「ホールダウンボルト」、
 丸印は床下の隙間。
 
 
 ◆内容説明
 
 よく見ないと見落としそうな事例。
 
 ホールダウンボルトが筋交いを欠いて
 貫通しているのを床下の隙間から発見。
 
 基礎から出ているホールダウンボルトと
 筋交いの位置が重なったことが原因。
 
 筋交いは切り欠いてはいけないのでNG。
 
 
 
 「床下の隙間」は
 特に法令違反している訳ではありません。
 
 このような隙間があると冬、寒いことを
 説明するために事例にあげました。
 
 在来工法の根太を使った床組に
 おきやすい事例です。
 
 
 1階床下=基礎内が外気で換気されているケースでは
 床に隙間があれば床下の冷気が
 室内に上がってきます。
 また、壁内にも入ります。
 
 暖かい家つくりには
 断熱材の性能だけを上げてもダメなんです。
 
 
 
 ◆対策
 
 ホールダウンが筋交いと干渉しないように
 位置をあらかじめ確認しておく。
 
 
 床の隙間の件は
 設計仕様で「高気密」にするか
 この部分に「気流止め」を施工するように
 設計段階で計画しましょう。
 
 
 
==========================

■(2)編集後記

 
 一年間、「オールアバウト プロファイル」で
 
 無料相談を行ってきましたが
 今月末で辞めることとなりました。
 
 
 理由は・・・
  「自分の専門分野とズレがあるから」です。
  
 
 登録カテゴリーが「調査、測量」で
  欠陥住宅や家の品質に関する質問はほんのわずか。
  
  測量がらみと地盤「調査」の相談が9割以上だからです。
  
  
  
 私の尊敬する人からの
  「竹やぶから出ない」という教えが
  
  何かをするときに常に意識として浮かびます。

 この「竹やぶ」の意味は
  トラは竹やぶの中にいるとNO1でいられる。
  竹やぶから出るとライオンにやられる。
  
  つまり自分の「活躍する範囲」を守る意味のこと。
  
  
 
 何でもかんでも質問に答えれば露出できて目立ちますが、
 測量については私の「竹やぶ外」
 
 期待して質問してくる方に失礼にあたると思い、
 身を引くことを決めました。

iekensa at 22:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2009年10月30日

事例214(胴ぶち固定忘れ)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 10月末ですが、朝日が入る事務所は
 暑くて窓を開けています。
 
 
 
■(1)今回の事例_________________

 ・「胴ぶち固定忘れ 」
 ________________________
 
 214
 






 
 ◆写真解説  ↑クリックすると拡大します
 
 外壁材を留めつける胴ぶちの固定忘れ。
 外壁固定不良の原因になる。
 
 
 ◆内容説明
 
 木造系の住宅の外壁裏側には
 「通気層」を通常設けます。
 
 この通気層の通気確保と
 外壁材を留めつける役割を果たすのが
 「胴ぶち」
 
 留めつけの基準では500mm間隔以内で釘止めします。
 
 今回は部分的に釘打ちを忘れた例。
 
 家全体で約10ヶ所も固定忘れがありました。
 
 
 
 ◆対策
 
 外壁職人さんに任せず
 
 仕上げ外壁材を張る前に
 胴ぶちの釘固定、通気確保の検査は必修です。
 
 あと、防水紙の破れなども
 このとき同時にチェックできます。
 
 
==========================

■(2)編集後記

 
 今週、検査で思ったこと。
 
 現場で同じような指摘が全般にある場合、
 
 是正を監督さん、職人さんに任せると
 確認でまず100%は是正されていない。
 
 
 ・目立つ印をしておいてもいくつかは見落としている。
 
 ・ほんの一部分だけ是正してすぐ隣はそのまま。 とか
 
 
 なぜ、印などが目に入らないのか?
 
 慌てているためもあると思います。
 
 
 私もそうですが、動く、光るものを除き
 ビスや釘などの小さなものは
 見る意識をしないと目に入りません。
 
 
 職人さんも仕事を一旦止めて
 「見る意識」で確認しないから
 忘れが起きるんでしょう。
 
 
 そう考えると「検査する=見る意識」は大切です。

iekensa at 11:33|PermalinkComments(0)TrackBack(0)