設備

2009年12月25日

事例230(排水菅 接合不備)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 今年もあと1週間・・
  なのにやることたくさん。
  
 片付ける順番で悩んでいます。
 
 
 
■(1)今回の事例_________________

 ・「排水菅 接合不備」
 ________________________
 
 230







  
 ◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
 
 排水菅接合部。
 継ぎ手部材を使わず、菅を熱で溶かして接合。
 水漏れの恐れあり。
 
 
 
 ◆内容説明
 
 この例は久しぶりに見ました。
 
 設備工事の詳しい規定は公庫仕様書にも記載されています。
 
 
 当然、本例は基準とは違うやり方です。
 
 水漏れしなければ
 「結果」 いいのかもしれませんが
 
 将来的に不安があります。
 
 
 わざわざ手間のかかるやり方を選んだ理由は
 継ぎ手部材がなかったためでしょうか?
 
 
 
 ◆対策
 
 いい加減な給排水工事は
    入居後トラブルの「もと」
 
 構造と違って軽視しがちですが
 設備工事の管理、検査は重要です。
 
 
 
==========================

■(2)編集後記

 
 今月は基礎の検査が多く、
 住宅着工数の回復を感じましたが
 
 来月以降も続くかは わかりません。
 
 
 こんな不況の中、今年調子が良かったのはデフレを象徴し
 
  「ローコスト系住宅」ではないでしょうか。
 
 
 
 「安さ」が支持されるのは住宅業界だけではないですね。
 
 しかし、安ければ何でもいいと言うわけではないようです。
 
 
 今、安くても売れるプラス要因は
 
  「品質」や「新しさ」
 
 
 住宅で言えばこれにプラス「エコ」かもしれません。
 
 
 
 ローコスト系住宅は
  最近全体に品質がよくなっています。
  
  
 ユニクロ、ニトリなどが流行り
 ブランド化する時代。
 
 来年もローコスト系住宅がシェアを拡大するかもしれませんね。
 
 

iekensa at 19:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2009年02月27日

事例148(スリーブの連続)

 こんにちは住宅検査カノムの長井です。

 
 暖かかった2月も明日で終わり
 今朝、事務所に来たときの室温は15度も
 ありました。
 
 
■(1)今回の事例_________________

 ・「スリーブの連続」
 ________________________
 
 148
  





 
 ◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
 
 基礎立ち上がり部、配管スリーブ4ヶ集中。
 コンクリートが鉄筋にまわらず強度不足になる。


 ◆内容説明
 
 このような現象が起きやすい箇所は
 
   給湯器部分
 
 水、お湯、床暖房など
 配管が給湯器部へ集中するからです。
 
 
 写真のようなスリーブを入れるのは
 設備屋さんが多いので
 基礎強度を考えないで入れると
 こうなるでしょう。
 
 
 基本は配管直径の3倍を芯々で離す。
 
 
 
 ◆対策
 
 今回の例、基準どうり施工すると
 距離が長くなりすぎて
 給湯器付近の収まりが悪くなるので
 
 あらかじめ図面で指示をして
 4つに分けず、1,2ヶ所にする。
 数を少なくすると一つあたりの
 直径が大きくなるので
 必要に応じ周囲に補強筋入れる。
 
  
============================
■(2)編集後記
 
 
 今週、名古屋地裁で
 ビジネスホテル耐震強度偽装事件における
 損害賠償請求事件の判決で
 愛知県が敗訴しました。
 
 愛知県は耐震偽装を見逃し、
 これが確認申請の審査範囲外であると
 主張したが退けられました。
 
 現在は法改正されていますが
 一番重要な構造強度について
 当時、図面を見てあきらかに弱いと
 わかるものを見落とした。
 
 記憶に新しい中国四川省の地震で
 多くの学校などが倒壊しましたが
 責任追及が今も出来ていないようです。
 事が起きたからでは遅いのです。
 
 
 「建築確認申請制度」
 
 国民が期待しているものと
 大きな食い違いがあるようです。
 
 
 
 建蔽率や高さなどのチェックも
 地域の景観などから必要ではあるが
 一番大切なのは地震時の人命の安全では
 ないでしょうか?
 
 
 今でも木造2階建て住宅や工業化住宅などは
 確認申請で構造面は基本的にノーチェック。
 
 お客に対し建築士や業者は
 確認申請があるから安心と言う反面
 
 国や確認検査機関は責任は建築士にあるという
 なすりあいをしています。
 
 役所や民間検査機関が現在でも言っていることは
 確認申請制度は設計、監理した建築士が
 きちんと間違いなくやっているのが基本で
 許可ではなく確認だと。
 
 ようするに  「責任は建築士にある」
 
 
 昨年建築士法の改正で建築士の
 罰則強化などが施行されました。
 
 結局は建築士がしっかりし
 変わっていくしかないのですが
 
 多くの建築士が下請け、社員として
 従事している状況で発注元の力は強く
 
 飲酒運転の罰則で同乗者、飲食店まで
 罰則、罰金が科せられるように
 建築にかかわった全ての個人、法人に罰則を
 科せないと根本的には変わらないと思います。
 
 
 今、政治不信が叫ばれています。
 どんなことも行政任せではダメで
 自分自身がしっかり考えないといけないです。
 

iekensa at 09:02|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2008年09月09日

欠陥住宅事例109(配管固定不足)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 今日も2件検査に行ってきまして
 昨日までよりは涼しく感じました。
 
 秋が近づいてますね。
 
 
 
■ 今回の事例__________________
 
 ・「床下排水管の固定不良」
  _______________________
 
 109






  
  写真解説:床下排水管の固定不良。
       「かいもの」をしているだけ
        で外れやすい。
  
 水道工事 などの設備工事
 普段、配管などを目にする事はありません。
 
 学生の頃 電気、水道の配管が
 建物内でどうなっているか不思議でした。
 
 目に見えない部分は
 あとから何かあっても気が付かない
 
 きちんと工事してもらう事が大事です。
 
 
 今回は排水管の固定不良です。
 
 専用の固定具など最近は充実していますが
 それらを省略した例です。
 (固定材料費用を惜しんでいるのでしょうか?)
 
 めったにある例ではなく、ほとんどの業者さんは
 きちんとしています。
 
 影響としましては
 何かの拍子にかってあるものが外れると
 排水勾配が確保できなくなる恐れがあります。
 
 固定方法はこちらが強く強制できる基準は
 公庫仕様くらいでしょうか。
 
 
 
 ◆対策
 
 家より確実に寿命が短いと思われる
 
 設備類
 
 まずは
 ・業者選択
 ・設計、監理者の指示
 ・現場チェック
 
      する事です。

iekensa at 17:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2008年06月13日

欠陥住宅事例90(ダクトの潰れ)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
  換気ダクトの潰れ
 
  〜排気効率ダウン
 
 
■ 今回の事例__________________
 
 ・「換気ダクトの潰れ」
  _______________________
 90

 
 

 

 写真解説: 天井裏、配管ダクトの潰れ

 築1年の住宅、
 欠陥住宅調査に伺い、
 天井裏をのぞいて発見
 
 
 どうしたらこうなるのでしょう
 
 何か障害があるわけでもなく・・
 
 
 天井裏に設置する前から
 潰れていたとしか思えません。
 
 換気扇はダクトを介して排気すると
 距離が長くなればなるほど
 排気効率は落ちます。
 
 今回は一部分が完全に潰れているため
 距離に関係なくかなり不効率です。
 
 
 
 
 ◆対策
 
 施工中にチェックできると良いですが
 最終の完成時に点検口内を見ましょう。
 
 
 今日、別の現場でダクトの接合部が
 外れている現場がありました。
 
 このような例は、よくあることです。
 

iekensa at 07:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2007年11月08日

欠陥住宅事例42

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
   『排水工事の不備』を紹介します。
 
 
■今回の事例_____________________

 ・洗濯排水の床下接続部で下水からの臭気を防ぐ措置
  をしていない。
  
  _________________________
 
 42






 
 
 今回の事例は構造的などと違い重大ではないですが
 良くある例でありまた、浄化槽でなく下水の場合
 虫も入ってくるので取り上げました。
 
 先週、この写真の現場ではありませんが、トイレ内
 の手洗いの接続部に隙間があり、そこから虫が入り
 虫だらけ(約50匹以上)の現場を見ました。
 
 これは気持ち悪かったです。
 あまりの気持ち悪さに写真を撮り忘れました。
 
 
 
 
 下水管の臭いははっきり言ってくさいです。
 トイレの排水、流しの排水が流れるので当然です。
 
 
 この臭いが部屋内に上がらないように設備機器には
 S字など「くにゃ」っと曲がった形状の「トラップ」
 が排水管の途中についています。
 
 あとは水道業者が接続口をきちんとすれば良いですが
 この部分のキャップが緩いとか、簡単なテープ巻き
 だけという事例がよくあります。
 
 
 部屋内でくさいと思ったらまず、今回の事例のような
 下水の臭気を疑ってください。
 
 
 
 ◆対策
 
 最近の設備機器は排水接続部にカバーがあり
 外すのが困難で検査時に見れないことが大半です。
 
 職人に任せるしかありませんが、入居後に臭いを確認
 することが良いでしょう。


☆メルマガ登録のお薦め
ブログではその日の話題を取り上げる編集後記を
通常載せません(話題が古くなるため)
編集後記も面白い情報があります。
是非、ホームページからメルマガ登録してください。
  http://www.ie-kensa.com
※まぐまぐを利用しているのでご本人の情報はこちらは
 把握できないため安心です。
 

iekensa at 23:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2007年08月23日

欠陥住宅事例23

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 今回は「換気扇接続外れ」を紹介します。
 
 
■今回の事例___________________
 
 ・ユニットバスの換気扇、接続部で外れている
 
  _______________________
 
 23
 






 
 今回の事例は構造的なものではなくそれ自体たいした事が
 なさそうなものですがそのままにしておくと
 浴室の湿気が外へ出ずに内部へ排出され
 躯体を腐らせたりする恐れがある内容です。
 
 
 台所の換気扇は外れていれば臭いでわかりますが
 浴室は臭いがしないため気が付かず、大量の湿気が
 部屋内部へ溜まり木造などはカビ、鉄骨は錆びが
 発生します。
 特に高気密住宅で壁内通気がない家は躯体が早期に
 腐る恐れがあります。
 
 
 このような事例はユニットバスの天井にある
 四角の点検口をあけて踏み台を持ってきて顔を
 入れればわかりますが
 めったに見る箇所でなくいつまでも
 気が付く事がないでしょう。
 
 
 
 今回のような例がどのくらいあるのでしょうか?
 
 データは取っていませんが私の経験上
 100件に1〜2件くらいはあります。
 
 
 
 

 ◆対策
 
 やはり完成時にこの部分をのぞいて見るか
 最初大丈夫でも生活をはじめて実際に動かして外れる
こともあるので定期的に自分で点検するしかないでしょう。
 
 現在、自分で行なう定期点検マニュアルのようなものを
 作っています。できましたら無償でダウンロードできるよう
にしますし、検査依頼のお客様へ入居後時期を見て発送予定
です

iekensa at 11:19|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2007年07月31日

欠陥住宅事例19

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 今回は「基礎工事の配管不備」を紹介します。
 
 
■今回の事例_____________________
 
 ・設備配管が鉄筋にテープで固定されている
 ・設備配管が近接して並んでいる
 ・配管を通すために後からコンクリートを壊している
  (専門用語ではつり)
 __________________________
 19
19-2




 
 
 1、鉄筋をテープで固定してしまうと
 
 テープを張った箇所は鉄筋にコンクリートが付かなく
 なるのと、テープが邪魔をしてコンクリートが流れ込まず
 空間を作ってしまい強度低下を招く。
 
 
 今回の例とは違いますが鉄筋のすぐ横に配管を設置する例を
 よく見ますがこれも厳密に言えば「コンクリートのかぶり」の
 問題などでNGの施工です。
 
 
 ほとんどの大手のハウスメーカーさんは専用の固定具を使い
 きちんと施工している。
 
 
 
 2、配管が接近していると
 
 コンクリートが配管で抜ける箇所が近くなり強度に
 影響を与えます。
 基準として配管の直径の3倍は芯〜芯で離したい。
 
 
 
 3、あとからコンクリートに穴をあけること
 
 鉄筋の位置を確認してあける事が大切ですが
 ほとんどは確認せずにあけられ鉄筋を切断している
 ことが多い。
 
 はつりあけた後の補修もきちんと補修用のモルタル
 (砂とセメントを混ぜたもの)が詰まっていないケース
 が多い。
 
 
 
 建物に配管は必要であるが、計画性のない配管は基礎だけでなく
 躯体も痛め、結果として強度を弱くすることがある。
 
 
 配管の種類として
 ・給水、給湯、排水、ガス、換気、空調、電気、電話、LANなど
  多種多様です。
  この中で径の大きく注意が必要なものは排水管と換気のダクト、
  空調の冷媒管です。
  
  

 ◆対策
 
 最近は住宅でもビル並みの換気システム(1種換気)が増えて
 配管だらけです。
 住宅の場合は設備計画は現場での行き当たりばったりが多く
 監督の指示なしに勝手に職人が位置を決めたり躯体に穴をあけたり
 することもあります。
 
 管理が甘い現場は対策が必要で
 現場で、職人を呼んでの事前の配管経路の確認をすると
 良いでしょう。
 
 特に2×4は配管のスペースが少なく要注意です。
 

iekensa at 17:43|PermalinkComments(1)TrackBack(0)