雨漏り

2008年08月13日

欠陥住宅事例103(屋根下地の重ね不足)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 仕事が片付かなく、休みなのに
 午前中書類整理です。
 
 
 
■ 今回の事例__________________
 
 ・「屋根下地防水紙の重ね寸法不足」
  _______________________
 103




 
 

 写真解説:屋根下地ルーフィングの重ね不足。
      写真の赤矢印が付くように重ねないと、
      雨漏りの原因になる。
 
 瓦など屋根材の下に必ず施工し
 
  防水の役割をする「ルーフィング」
  
 その重ね幅が不足している例。
 
 
 下から張り上げてきてジョイントは防水機能を
 果たすため100mm重ねます。
 
 写真を見るとわかるように
 材料には印も付いていているのですが
 
 急いで施工するためか
 このようになってしまったのでしょう。
 
 参考に施工例が載っています↓
 http://www.tyvek.co.jp/construction/product/roofliner/construct/

 屋根防水の最終の「砦」 
 あとから見えなくなる部分だけに
 きちんとした施工が必要です。

 
 
 ◆対策
 
 この工程での検査はタイミングが難しいです。
 すぐに仕上げ屋根材を載せてしまう時があるからです。
 
 高所でもあり、ご自身での検査は
 あまりお薦めしません。
 
 検査員か監督さんへ任せましょう。
 
 
 
===========================
■(2)編集後記  (普段はメルマガのみに記載)
 
 
 ホームページに掲載してある
 「欠陥写真」153枚目になりました。
 
 
 それを解説している この
 「欠陥住宅事例1000連発」は103号となり
 
 
 最近、これら(バックナンバーブログ含め)を見たから
 
  「自分で欠陥を発見できた」
  
 というお礼のメールを多く頂いています。
 
 
    役に立てて嬉しいです。
 

iekensa at 10:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2008年01月31日

欠陥住宅事例60

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
   『雨漏りかもしれない』を紹介します。
 
 
■今回の事例_____________________
 
 ・「表面に出てこない雨漏り」
  _________________________
 
 60





 


  写真解説:サーモグラフィーカメラで天井を
        撮影した写真。左側の「青い丸」
        の部分は表面ではわからない
        雨漏りの疑い。


 雨漏りでもほんの少ししか漏っていない場合
 建材や木が水を吸って表面に出ません。
 
 昨年夏、処理した現場も雨漏りが表面に出てきたのは
 完成してから3年後でした。
 別の現場で6年後の発覚という例もありました。
 
 
 また、雨漏りで壁のクロスにカビが発生したのが
 完成後10年過ぎていて、内部を見ると木が完全に
 腐っていた例もあります。
 
 
 発覚が遅ければ遅いほど木が腐る可能性は高い
 
 なぜか?
 
 木は水分を保有すると腐朽菌の活動が活発になり
 時間が経てば腐りが進行するからです。
 
 腐った木は燃えたように黒くなり、手で触ると
 ボロボロと削れます。
 
 
 木造だけでなく他構造でも
 この表面に見えない
 雨漏りの危険性はあります。
 
 10年保証があるうちに発見しないと自費補修に
 なるので保証のまもなく切れる方注意して
 家を点検しましょう。

 
 
 ◆対策
 
 雨漏りに100%の対策はありません
 設計上、施工上の問題要因が多いからです。
 
 ・漏りやすい屋根形状、プランにしない。
 ・軒を出す。(軒のない家の雨漏り確率は高いそうです)
 ・防水下地をきちんと施工
 
 
 新築の場合10年間の瑕疵担保責任期間が
 あるので内外壁の変位に早く気が付くことです。
 
 サーモグラフィーカメラも発見に有効ですが
 これも状況によって映らないこともあります。
 
 

iekensa at 14:54|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!
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