雨漏り
2011年08月30日
事例404『珍しい雨漏り』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
事務所の1階には、大家さんが住んでいて
常駐管理をしているので
防犯上など非常に安心しています。
その大家さんが猫を10〜15匹くらい飼っている。
猫は、大家さんだけには懐いていますが、
その他の人に対しては、近寄ると逃げていく。
だから、私やスタッフも、触ったことは1度もない。
大家さんはそのことを知らないらしく、最近
掲示板の近くに、「猫と遊んでください」と、
「ねこじゃらし」を置いた。
当然、使うことはないでしょう。
■(1)今回の事例________
「珍しい雨漏り」
______________

◆写真解説
玄関ドア枠の横下から水が出ている。
下から出てくる水の判断は難しい。
◆内容説明
よくある、上から漏れているものではなく
下から湧いたような例。
実際に現場を見て、水を掛けたりしたが
100%原因を断定することは出来なかった。
最終的な処理として、外側の玄関ポーチ側から
水が、侵入している可能性が高く、
疑いがある箇所を防水措置した。
◆対策
設計や施工時、玄関の土間部分の防水について、
通常、あまり気にしない。
雨が降り込まなければいいが、
雨が多く当たる場所では、
土間の下地、玄関ドア下部の防水を
考慮したほうが良い。
=================
■(2)編集後記
今日の朝刊の小さな記事に目がとまりました。
愛知県は29日、積水ハウス名古屋シャーウッド住宅支店
一級建築士事務所を、建築士法に基づき9月1日から
3ケ月15日間の閉鎖の監督処分とした。
愛知県によると、同事務所は住宅密集地の防火地域内で、
本来設計しなければならない耐火建築物ではない木造
建築物を設計したとして今年5月、国から3ケ月の業務停止
を受けた。
この違反は、積水ハウスだけに限ったことではない。
大手は、防火性能の内容を、傘下のような
外壁防火関連のNPOに解釈をさせて、
間違っていても、正しいと言う会社が多い。
中小の業者では、基準を知らない会社が多い。
防火違反は、最近の検査で、かなりの確率で指摘をする。
見せしめに、最大手の積水を処分したにしては
記事が小さく、TVニュースにもなってない。
もう少し、大きく報道されると、
防火関連の工事がきちんとすると思う。
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事務所の1階には、大家さんが住んでいて
常駐管理をしているので
防犯上など非常に安心しています。
その大家さんが猫を10〜15匹くらい飼っている。
猫は、大家さんだけには懐いていますが、
その他の人に対しては、近寄ると逃げていく。
だから、私やスタッフも、触ったことは1度もない。
大家さんはそのことを知らないらしく、最近
掲示板の近くに、「猫と遊んでください」と、
「ねこじゃらし」を置いた。
当然、使うことはないでしょう。
■(1)今回の事例________
「珍しい雨漏り」
______________

◆写真解説
玄関ドア枠の横下から水が出ている。
下から出てくる水の判断は難しい。
◆内容説明
よくある、上から漏れているものではなく
下から湧いたような例。
実際に現場を見て、水を掛けたりしたが
100%原因を断定することは出来なかった。
最終的な処理として、外側の玄関ポーチ側から
水が、侵入している可能性が高く、
疑いがある箇所を防水措置した。
◆対策
設計や施工時、玄関の土間部分の防水について、
通常、あまり気にしない。
雨が降り込まなければいいが、
雨が多く当たる場所では、
土間の下地、玄関ドア下部の防水を
考慮したほうが良い。
=================
■(2)編集後記
今日の朝刊の小さな記事に目がとまりました。
愛知県は29日、積水ハウス名古屋シャーウッド住宅支店
一級建築士事務所を、建築士法に基づき9月1日から
3ケ月15日間の閉鎖の監督処分とした。
愛知県によると、同事務所は住宅密集地の防火地域内で、
本来設計しなければならない耐火建築物ではない木造
建築物を設計したとして今年5月、国から3ケ月の業務停止
を受けた。
この違反は、積水ハウスだけに限ったことではない。
大手は、防火性能の内容を、傘下のような
外壁防火関連のNPOに解釈をさせて、
間違っていても、正しいと言う会社が多い。
中小の業者では、基準を知らない会社が多い。
防火違反は、最近の検査で、かなりの確率で指摘をする。
見せしめに、最大手の積水を処分したにしては
記事が小さく、TVニュースにもなってない。
もう少し、大きく報道されると、
防火関連の工事がきちんとすると思う。
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2011年04月29日
事例369『バルコニーの立ち上がりが低い』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
GWに入りました。
10連休の会社もあるようですが、
当社は1日と、3日〜5日の合計4日間が休みです。
■(1)今回の事例___________
「バルコニーの立ち上がりが低い」
__________________

◆写真解説
バルコニー防水。
掃きだしサッシ下の立ち上がりが低い。
雨漏りの懸念から120mm以上必要。(瑕疵担保保証の基準)
◆内容説明
バルコニーに付くサッシの下部は、
雨漏りしやすい箇所。
立ち上がりが低いほど、出入りは楽ですが、
雨漏りの危険度は増えます。
瑕疵保険で、雨漏りしにくい
設計、施工基準が定められています。
基準に違反していると、
雨漏りしても、保険がおりない可能性が高いです。
◆対策
完成してから直すのは大変。
基準を知らない職人さんもいるので
図面にこれらの数字を記載することが重要。
====================
■(2)編集後記
・土地家屋調査士、司法書士に頼まなくても、登記ができる。
・弁理士に頼まなくても、特許の申請ができる。
・税理士に頼まなくても、税金の申告ができる。
インターネットの情報や、便利なソフトの登場で
資格者に頼まなくても、自分でできるものが増えてきました。
住宅の建築においても
プロ以上に、基準を勉強している施主さんが最近多い。
資格を取ってから、ほとんど実務を行っていない
一級建築士よりは確実に詳しい。
こういうお客さんに接すると、私もいい刺激を受けます。
こんなお客さんは今後、確実に増えます。
そうなると、品質、基準に不勉強な業者や、
甘い検査をしている瑕疵保証検査会社は、
揚げ足を取られるでしょう。
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GWに入りました。
10連休の会社もあるようですが、
当社は1日と、3日〜5日の合計4日間が休みです。
■(1)今回の事例___________
「バルコニーの立ち上がりが低い」
__________________

◆写真解説
バルコニー防水。
掃きだしサッシ下の立ち上がりが低い。
雨漏りの懸念から120mm以上必要。(瑕疵担保保証の基準)
◆内容説明
バルコニーに付くサッシの下部は、
雨漏りしやすい箇所。
立ち上がりが低いほど、出入りは楽ですが、
雨漏りの危険度は増えます。
瑕疵保険で、雨漏りしにくい
設計、施工基準が定められています。
基準に違反していると、
雨漏りしても、保険がおりない可能性が高いです。
◆対策
完成してから直すのは大変。
基準を知らない職人さんもいるので
図面にこれらの数字を記載することが重要。
====================
■(2)編集後記
・土地家屋調査士、司法書士に頼まなくても、登記ができる。
・弁理士に頼まなくても、特許の申請ができる。
・税理士に頼まなくても、税金の申告ができる。
インターネットの情報や、便利なソフトの登場で
資格者に頼まなくても、自分でできるものが増えてきました。
住宅の建築においても
プロ以上に、基準を勉強している施主さんが最近多い。
資格を取ってから、ほとんど実務を行っていない
一級建築士よりは確実に詳しい。
こういうお客さんに接すると、私もいい刺激を受けます。
こんなお客さんは今後、確実に増えます。
そうなると、品質、基準に不勉強な業者や、
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2011年03月08日
事例354(シーリング目地幅ゼロ)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今月20日に名古屋第二環状線、
高針〜名古屋南間が開通します。
事務所は大森ICのすぐ近くにあり、
緑区、天白区、知多半島方面へのアクセスが
非常に便利になります。
■(1)今回の事例___________
「シーリング目地幅ゼロ」
__________________

◆写真解説
サイディング工事。
カットミスにより、窓まわりのシーリング目地幅がゼロ。
防水性やクッションとしての役割を果たさない。
窓右はきちんと確保されている。
◆内容説明
サイディングなどの外装材は、
温度や湿度の影響を受け
目には見えない収縮をしている。
それを材料の端部で、防水性を兼ねて、
吸収するのがシーリング材。
製造メーカーなどのシーリング工事の基準は
幅8〜10mm以上。深さ6mm以上。
写真は目地幅0。
職人がカットミスをして、そのままにした。
サイディングの上にシーリングを塗り、
目地幅があるように見せかけることが可能だからだろう。
見た目は誤魔化せても、触れば目地幅はわかります。
時々検査でやり直し、してもらっています。
◆対策
外装工事中に、気をつけて見れば
素人でも発見できます。
大手や有名メーカーは、窓まわりにも、
目地幅を確保する役物を使わせて
外装工事のミスを防いでいる。
====================
■(2)編集後記
昨日の夕方、自宅にリフォームの飛び込み営業が来て、
決定権のある私の予定を、かなりしつこく聞いてきたようです。
どんな営業をするか、仕事内容を隠して、
見てみたい気もします。
でも、100%依頼しないことは確実。
相手や自分にとって、時間の無駄なので当然やめます。
私は、訪問販売で物を買ったことはありません。
過去、一番断るのに苦労したのは、
前の事務所のとき、右翼と名乗る人が、本を売りに来た。
断るのに1時間くらいかかりました。
このような状況に遭遇したら、
相手が根負けするまで、はっきり意見を言い、
粘るしかないですね。
怖がっていると付け込まれます。
こんなことも以前ありました。
分譲住宅会社が欠陥の是正についての
打ち合わせの場に、ヤクザを同席させた。
不利な書類へのサインを強要してきましたが、
1時間以上粘り、サインせずに帰ってきた。
今の事務所は、玄関がオートロックのためか、
宗教の勧誘以外、いきなりの訪問者はいません
訪問販売が来にくい環境を作るのも大事ですね。
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今月20日に名古屋第二環状線、
高針〜名古屋南間が開通します。
事務所は大森ICのすぐ近くにあり、
緑区、天白区、知多半島方面へのアクセスが
非常に便利になります。
■(1)今回の事例___________
「シーリング目地幅ゼロ」
__________________

◆写真解説
サイディング工事。
カットミスにより、窓まわりのシーリング目地幅がゼロ。
防水性やクッションとしての役割を果たさない。
窓右はきちんと確保されている。
◆内容説明
サイディングなどの外装材は、
温度や湿度の影響を受け
目には見えない収縮をしている。
それを材料の端部で、防水性を兼ねて、
吸収するのがシーリング材。
製造メーカーなどのシーリング工事の基準は
幅8〜10mm以上。深さ6mm以上。
写真は目地幅0。
職人がカットミスをして、そのままにした。
サイディングの上にシーリングを塗り、
目地幅があるように見せかけることが可能だからだろう。
見た目は誤魔化せても、触れば目地幅はわかります。
時々検査でやり直し、してもらっています。
◆対策
外装工事中に、気をつけて見れば
素人でも発見できます。
大手や有名メーカーは、窓まわりにも、
目地幅を確保する役物を使わせて
外装工事のミスを防いでいる。
====================
■(2)編集後記
昨日の夕方、自宅にリフォームの飛び込み営業が来て、
決定権のある私の予定を、かなりしつこく聞いてきたようです。
どんな営業をするか、仕事内容を隠して、
見てみたい気もします。
でも、100%依頼しないことは確実。
相手や自分にとって、時間の無駄なので当然やめます。
私は、訪問販売で物を買ったことはありません。
過去、一番断るのに苦労したのは、
前の事務所のとき、右翼と名乗る人が、本を売りに来た。
断るのに1時間くらいかかりました。
このような状況に遭遇したら、
相手が根負けするまで、はっきり意見を言い、
粘るしかないですね。
怖がっていると付け込まれます。
こんなことも以前ありました。
分譲住宅会社が欠陥の是正についての
打ち合わせの場に、ヤクザを同席させた。
不利な書類へのサインを強要してきましたが、
1時間以上粘り、サインせずに帰ってきた。
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2011年01月28日
事例343(基礎破壊)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
鳥インフルエンザが広がっています。
私は愛知県豊橋市出身。
中学生のとき、同級生に養鶏農家の子がいたこともあり
気になるニュースです。
殺処分以外の対策方法が、確立されるといいですね。
■(1)今回の事例_________________
「基礎破壊」
________________________

◆写真解説
配管を通すために、基礎を破壊した。
鉄筋が露出し錆びている。
◆内容説明
配管を通さないと生活できないが、
基礎を破壊してはいけない。
先回同様、行き当たりばったりの施工で
配管計画を考慮せずに基礎を造った。
写真をよく見ると
基礎の天端の施工も雑です。
簡単な図面しか作成せず、
職人任せで造ると、このようになります。
◆対策
最近は、長期優良住宅仕様などで
配管の施工方法も意識されてきました。
設備配管図面を、あらかじめ書かせましょう。
==========================
■(2)編集後記
昨日受けた相談を紹介します。
3年前に購入した分譲住宅。
アフターサービスが一切ない。
床下などは見てないが、
素人でもわかる箇所で、いろいろ不備が発覚している。
業者へ言っても、対応する気はない。
現在一部、自費で補修している。
そのため、当社に家全体を調べてもらい
業者と折衝したいという内容でした。
この家を建てた業者は、株式も公開している大手分譲メーカー。
アフターサービスがないとは知らず、相談者は購入してしまった。
家は同じメーカーで2度買う(建てる)ことは、かなり稀です。
だから、不動産業者は既存客よりも、新規顧客を大事にする。
分譲住宅の場合、営業を地元不動産屋に任せるケースも多く、
その場合、建築したメーカーの担当者とは、数回会う程度です。
購入後不具合が出て、
顔見知りになった不動産屋に申し出ても、
アフターの対応はしてくれない。
相談者は最後に、こう言っていました。
「補修費用が、かなりかさんでしまった、
カノムの検査を受けてから買えばよかった」
安いから仕方がないと、割り切れない方は
購入時によく考えたほうがいい。
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鳥インフルエンザが広がっています。
私は愛知県豊橋市出身。
中学生のとき、同級生に養鶏農家の子がいたこともあり
気になるニュースです。
殺処分以外の対策方法が、確立されるといいですね。
■(1)今回の事例_________________
「基礎破壊」
________________________

◆写真解説
配管を通すために、基礎を破壊した。
鉄筋が露出し錆びている。
◆内容説明
配管を通さないと生活できないが、
基礎を破壊してはいけない。
先回同様、行き当たりばったりの施工で
配管計画を考慮せずに基礎を造った。
写真をよく見ると
基礎の天端の施工も雑です。
簡単な図面しか作成せず、
職人任せで造ると、このようになります。
◆対策
最近は、長期優良住宅仕様などで
配管の施工方法も意識されてきました。
設備配管図面を、あらかじめ書かせましょう。
==========================
■(2)編集後記
昨日受けた相談を紹介します。
3年前に購入した分譲住宅。
アフターサービスが一切ない。
床下などは見てないが、
素人でもわかる箇所で、いろいろ不備が発覚している。
業者へ言っても、対応する気はない。
現在一部、自費で補修している。
そのため、当社に家全体を調べてもらい
業者と折衝したいという内容でした。
この家を建てた業者は、株式も公開している大手分譲メーカー。
アフターサービスがないとは知らず、相談者は購入してしまった。
家は同じメーカーで2度買う(建てる)ことは、かなり稀です。
だから、不動産業者は既存客よりも、新規顧客を大事にする。
分譲住宅の場合、営業を地元不動産屋に任せるケースも多く、
その場合、建築したメーカーの担当者とは、数回会う程度です。
購入後不具合が出て、
顔見知りになった不動産屋に申し出ても、
アフターの対応はしてくれない。
相談者は最後に、こう言っていました。
「補修費用が、かなりかさんでしまった、
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2011年01月21日
事例341(雨漏りで壁が腐った)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
先日、東名浜名湖SAで
車に寄ってきて、強引にDVDを売りつける
怪しい男に、しつこくからまれた。
買わずに、追い返しましたが
これで2度目の体験。
夜や、昼間でも人目に付きにくい場所が
狙われるようです。
■(1)今回の事例_________________
「雨漏りで壁が腐った」
________________________

◆写真解説
外部リフォーム工事後、雨漏りが発生。
壁をめくったら内部が腐っていた。
◆内容説明
雨漏りの原因は、
外壁と屋根の取り合い部の板金工事ミス。
柱、土台が腐り
シロアリの被害も出た。
ここまでの被害になった原因は、発見の遅れ。
内壁に、カビが出てたときは、
雨漏り発生から5年以上経過していた。
断熱材などが水を吸い、
表面に症状が出るのが、遅れたためです。
業者へ連絡をしたが、すでに倒産していて
自己費用での補修となりました。
◆対策
今回は明らかな施工不良であり、
職人が勝手に判断してやったと思われる。
リフォーム会社によっては
図面も書かずに、全て職人任せの場合もある。
図面や現場でおさまりを指示するなど
計画性を持って施工することが大事。
==========================
■(2)編集後記
今週、裁判の証拠出しに行ってきた。
内容が設備中心だったため、
水道職人の協力を得た。
結果、疑問が全て解決しました。
毎日、専門的にやっている職人、業者はその道のプロ。
私は必要であれば、彼らに積極的に質問をする。
しかし、建築士以外の意見、見解は
証拠にならないと主張する、年配の建築士がいる。
この人は設計、施工、住宅からビル、リフォーム、
設備や住宅ローンなど
建築に関わる全てが専門らしい。
医者で言えば、外科、整形外科、内科、皮膚科、眼科、
産婦人科、耳鼻咽喉科、小児科全てが専門みたいなもの。
確かに、何が得意なのか、わからないくらい
何でも首を突っ込むが、
不得意と思われるものは、
明らかにおかしなことを言っている。
建築士に限らず、
資格だけで専門家を判断したらダメです。
何が得意か、その経験は確かか、見極めましょう。
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先日、東名浜名湖SAで
車に寄ってきて、強引にDVDを売りつける
怪しい男に、しつこくからまれた。
買わずに、追い返しましたが
これで2度目の体験。
夜や、昼間でも人目に付きにくい場所が
狙われるようです。
■(1)今回の事例_________________
「雨漏りで壁が腐った」
________________________

◆写真解説
外部リフォーム工事後、雨漏りが発生。
壁をめくったら内部が腐っていた。
◆内容説明
雨漏りの原因は、
外壁と屋根の取り合い部の板金工事ミス。
柱、土台が腐り
シロアリの被害も出た。
ここまでの被害になった原因は、発見の遅れ。
内壁に、カビが出てたときは、
雨漏り発生から5年以上経過していた。
断熱材などが水を吸い、
表面に症状が出るのが、遅れたためです。
業者へ連絡をしたが、すでに倒産していて
自己費用での補修となりました。
◆対策
今回は明らかな施工不良であり、
職人が勝手に判断してやったと思われる。
リフォーム会社によっては
図面も書かずに、全て職人任せの場合もある。
図面や現場でおさまりを指示するなど
計画性を持って施工することが大事。
==========================
■(2)編集後記
今週、裁判の証拠出しに行ってきた。
内容が設備中心だったため、
水道職人の協力を得た。
結果、疑問が全て解決しました。
毎日、専門的にやっている職人、業者はその道のプロ。
私は必要であれば、彼らに積極的に質問をする。
しかし、建築士以外の意見、見解は
証拠にならないと主張する、年配の建築士がいる。
この人は設計、施工、住宅からビル、リフォーム、
設備や住宅ローンなど
建築に関わる全てが専門らしい。
医者で言えば、外科、整形外科、内科、皮膚科、眼科、
産婦人科、耳鼻咽喉科、小児科全てが専門みたいなもの。
確かに、何が得意なのか、わからないくらい
何でも首を突っ込むが、
不得意と思われるものは、
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2011年01月14日
事例339(FRP防水の浮き)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今朝、現場の仮設水道が凍結するくらい寒かった。
でも、明日はもっと寒いらしい。
しばらくは、コンクリートの養生などに
気を使う寒さが、続きそうです。
■(1)今回の事例_________________
「FRP防水の浮き」
________________________

◆写真解説
新築、バルコニーFRP防水の浮き。
内部に空気が入り、表面が膨らんでいる。
押せばへこむため、亀裂が出やすい。
◆内容説明
多くの木造住宅のバルコニー防水で
使われるFRP防水。
FRP防水を知らない方は下記がわかりやすい。
http://www.frp-zone.com/bousui_kouji4-1.html
この浮きは、何らかの施工不良によって
部分的に下地と接着していない。
放っておくと、亀裂が入り、雨漏りの恐れがある。
雨漏りにおいては、10年間の瑕疵担保保証があるし、
防水会社独自の10年保証もある。
ただし、施工不良と判断されて、保険が使えなかった
施工業者が倒産するリスクもある。
早めの処置が必要です。
◆対策
完成時、きれいに掃除された状態で
仕上げの確認をする。
入居後、定期的に自分自身で表面をチェックする。
==========================
■(2)編集後記
自宅近くに、昨年6月に完成した
レオパレス21の単身者アパート。
まだ、12世帯中2世帯しか住んでいない。
また、別の地域で見た築7年くらいの
積水ハウスの世帯向けアパートは、
8世帯中1世帯しか入居していない。
どちらも、名古屋中心部へ30分以内で行ける
駅から徒歩10分以内の立地。
雇用不安、少子化、空家率の増加、
新築住宅が安く買えるなどの状況でも
新築賃貸住宅はまだ多く建てられている。
以前、アパートを5棟ほど経営している大家さん
から聞いた言葉。
「アパートを建てることで、
リスクなく儲かるのは業者、銀行、管理会社。
業者に丸投げではなく、きちんと自分で考えて建てないと
将来空室が増えて、損をする。
まだ土地はたくさんあり、営業がひっきりなしに来るけど、
立地が悪いので、もうこれ以上は建てるつもりはない」
このように、家は何度か建てる事で、
素人でも詳しくなる。
だから、初回は特に、慎重になるべきです。
不動産業界に携わる人たちに、プロの倫理があれば
失敗する確率は低くなるでしょう。
しかし、自己利益を優先したり、
顧客より、業界で不評を買わないことを重視する
プロが多いのが現状です。
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今朝、現場の仮設水道が凍結するくらい寒かった。
でも、明日はもっと寒いらしい。
しばらくは、コンクリートの養生などに
気を使う寒さが、続きそうです。
■(1)今回の事例_________________
「FRP防水の浮き」
________________________

◆写真解説
新築、バルコニーFRP防水の浮き。
内部に空気が入り、表面が膨らんでいる。
押せばへこむため、亀裂が出やすい。
◆内容説明
多くの木造住宅のバルコニー防水で
使われるFRP防水。
FRP防水を知らない方は下記がわかりやすい。
http://www.frp-zone.com/bousui_kouji4-1.html
この浮きは、何らかの施工不良によって
部分的に下地と接着していない。
放っておくと、亀裂が入り、雨漏りの恐れがある。
雨漏りにおいては、10年間の瑕疵担保保証があるし、
防水会社独自の10年保証もある。
ただし、施工不良と判断されて、保険が使えなかった
施工業者が倒産するリスクもある。
早めの処置が必要です。
◆対策
完成時、きれいに掃除された状態で
仕上げの確認をする。
入居後、定期的に自分自身で表面をチェックする。
==========================
■(2)編集後記
自宅近くに、昨年6月に完成した
レオパレス21の単身者アパート。
まだ、12世帯中2世帯しか住んでいない。
また、別の地域で見た築7年くらいの
積水ハウスの世帯向けアパートは、
8世帯中1世帯しか入居していない。
どちらも、名古屋中心部へ30分以内で行ける
駅から徒歩10分以内の立地。
雇用不安、少子化、空家率の増加、
新築住宅が安く買えるなどの状況でも
新築賃貸住宅はまだ多く建てられている。
以前、アパートを5棟ほど経営している大家さん
から聞いた言葉。
「アパートを建てることで、
リスクなく儲かるのは業者、銀行、管理会社。
業者に丸投げではなく、きちんと自分で考えて建てないと
将来空室が増えて、損をする。
まだ土地はたくさんあり、営業がひっきりなしに来るけど、
立地が悪いので、もうこれ以上は建てるつもりはない」
このように、家は何度か建てる事で、
素人でも詳しくなる。
だから、初回は特に、慎重になるべきです。
不動産業界に携わる人たちに、プロの倫理があれば
失敗する確率は低くなるでしょう。
しかし、自己利益を優先したり、
顧客より、業界で不評を買わないことを重視する
プロが多いのが現状です。
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2010年12月07日
事例328(シーリング施工忘れ)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今月は、週初めに比較的時間の余裕があります。
今日は火曜日、現場予定に余裕があっても、
週末に溜まった書類があり、
それの処理に追われ、忙しいです。
■(1)今回の事例_________________
「シーリング施工忘れ」
________________________

◆写真解説
部分的に外壁目地のシーリング施工を忘れた。
シーリングがないと、外壁内へ雨が入る。
◆内容説明
シーリング。
コーキングとも言い。種類はいくつかある。
内容をまとめたサイトを見つけたので紹介しておきます。
http://www.epaint.jp/ePusefull/ePusefull_04.htm
本例は、職人が施工を忘れ、
誰も気が付かなかったようです。
外周をぐるっと見るだけで、気が付くはずなのに
全く検査されていない証拠です。
◆対策
シーリングは防水上、重要なもの。
足場を解体する前に全体をチェックすることが大事です。
==============================
■(2)編集後記
タマホームが分譲住宅を手掛ける。
この記事を見て思ったことは・・・
「欠陥住宅が増えないか?」
※(地域による品質の差があり、
きちんと施工している支店もあります)
一般的に分譲住宅は、注文住宅に比べ、
欠陥住宅である確率は高い。
これは私の、過去のデータからも間違いない。
そう言われる要因は、
・職人単価が注文住宅より安い。(コストの相対性)
・突貫工事並みに早く造る。
・建築主は自社であるため、気を使わずに造れる、などから。
また、よく私が業者から聞く言葉は
「分譲だから仕方がない」
造る側がこのように思っていては、いいものはできない。
欠陥の確率の高い分譲住宅を、掴みたくなかったら
何としても土地を手に入れるかしかない。
いい更地が無ければ、
中古住宅を買い、解体するのがいいかもしれない。
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今月は、週初めに比較的時間の余裕があります。
今日は火曜日、現場予定に余裕があっても、
週末に溜まった書類があり、
それの処理に追われ、忙しいです。
■(1)今回の事例_________________
「シーリング施工忘れ」
________________________

◆写真解説
部分的に外壁目地のシーリング施工を忘れた。
シーリングがないと、外壁内へ雨が入る。
◆内容説明
シーリング。
コーキングとも言い。種類はいくつかある。
内容をまとめたサイトを見つけたので紹介しておきます。
http://www.epaint.jp/ePusefull/ePusefull_04.htm
本例は、職人が施工を忘れ、
誰も気が付かなかったようです。
外周をぐるっと見るだけで、気が付くはずなのに
全く検査されていない証拠です。
◆対策
シーリングは防水上、重要なもの。
足場を解体する前に全体をチェックすることが大事です。
==============================
■(2)編集後記
タマホームが分譲住宅を手掛ける。
この記事を見て思ったことは・・・
「欠陥住宅が増えないか?」
※(地域による品質の差があり、
きちんと施工している支店もあります)
一般的に分譲住宅は、注文住宅に比べ、
欠陥住宅である確率は高い。
これは私の、過去のデータからも間違いない。
そう言われる要因は、
・職人単価が注文住宅より安い。(コストの相対性)
・突貫工事並みに早く造る。
・建築主は自社であるため、気を使わずに造れる、などから。
また、よく私が業者から聞く言葉は
「分譲だから仕方がない」
造る側がこのように思っていては、いいものはできない。
欠陥の確率の高い分譲住宅を、掴みたくなかったら
何としても土地を手に入れるかしかない。
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2010年09月28日
事例308(床下、雨水侵入)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
昨日、予定が5件。
その処理に時間がかかり、まだ仕事中。
明日も余裕がないため、今日は深夜の発送です。
■(1)今回の事例_________________
「床下、雨水侵入」
________________________

◆写真解説
基礎の打ち継ぎ部から床下に雨水が浸入。
基礎内に通気はあるが
湿気がたまり、木が湿気る。
◆内容説明
今年に入り、本例の相談を5件は受けた。
よくある事例です。
床下に水が溜まる例として、
・給排水菅からの漏れ
・雨水、地下水の浸入 がある。
気になるのはやはり、躯体への影響。
早期に気づいて対応すれば良いが、
木材が吸って、木がカビる、釘などが錆びる
などの症状が出ることがある。
時々、結露だから仕方がないと逃げる業者がいるが
通常、結露では写真ほどの水は溜まらないし、
夏場で基礎表面が床下の気温より冷たくならないと
結露は起きない。
氷を入れたコップを見れば
結露の原理がわかります。
◆対策
定期的な点検が有効です。
地下水の浸入は
水位が高くなる夏場だけ、水が入ることがある。
また、水漏れはいつおきるかわからない。
年2回くらい床下点検口をあけることをお薦めします。
===========================
■(2)編集後記
「手抜き!骨抜き!5割抜き!!」
岩山健一さんのブログの言葉に共感。
http://ameblo.jp/jikenbo100/entry-10658621147.html
特に、5割抜き・・・粗利率5割は
現場でいくつか感じていましたし、
私は大手ハウスメーカーに居たので
このことは当然知っていました。
また、検査業務を始めて、いろいろな現場を見るようになり
さらに深く知ることができています。
一概に比較はできませんが
ある大手ハウスメーカーと
安さで有名なタマホームを比べてみると
基礎はタマホームの方が鉄筋量が多い。
躯体、設備、サッシ、内部ドア、仕上げ材で差はない。
職人単価だって大差ないはず。
家を買う人が、高くても大手メーカーへ依頼する理由は
大手の安心、ブランドを買っていると思う。
現場管理の人件費などがタマホームよりかかることを
納得していると思うが、
そこも本当にいい加減な会社がある。
そうなると、5割抜きが納得できなくなる。
住宅メーカーのブランドは
企業側がつくり、信じ込ませている部分がある。
消費者が抱く「大手ハウスメーカー」のイメージは
いい会社、良くない会社が一緒になってしまっている。
一生に一度の買い物だけに、はずれをつかまないよう
きちんと見極める事が大事です。
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昨日、予定が5件。
その処理に時間がかかり、まだ仕事中。
明日も余裕がないため、今日は深夜の発送です。
■(1)今回の事例_________________
「床下、雨水侵入」
________________________

◆写真解説
基礎の打ち継ぎ部から床下に雨水が浸入。
基礎内に通気はあるが
湿気がたまり、木が湿気る。
◆内容説明
今年に入り、本例の相談を5件は受けた。
よくある事例です。
床下に水が溜まる例として、
・給排水菅からの漏れ
・雨水、地下水の浸入 がある。
気になるのはやはり、躯体への影響。
早期に気づいて対応すれば良いが、
木材が吸って、木がカビる、釘などが錆びる
などの症状が出ることがある。
時々、結露だから仕方がないと逃げる業者がいるが
通常、結露では写真ほどの水は溜まらないし、
夏場で基礎表面が床下の気温より冷たくならないと
結露は起きない。
氷を入れたコップを見れば
結露の原理がわかります。
◆対策
定期的な点検が有効です。
地下水の浸入は
水位が高くなる夏場だけ、水が入ることがある。
また、水漏れはいつおきるかわからない。
年2回くらい床下点検口をあけることをお薦めします。
===========================
■(2)編集後記
「手抜き!骨抜き!5割抜き!!」
岩山健一さんのブログの言葉に共感。
http://ameblo.jp/jikenbo100/entry-10658621147.html
特に、5割抜き・・・粗利率5割は
現場でいくつか感じていましたし、
私は大手ハウスメーカーに居たので
このことは当然知っていました。
また、検査業務を始めて、いろいろな現場を見るようになり
さらに深く知ることができています。
一概に比較はできませんが
ある大手ハウスメーカーと
安さで有名なタマホームを比べてみると
基礎はタマホームの方が鉄筋量が多い。
躯体、設備、サッシ、内部ドア、仕上げ材で差はない。
職人単価だって大差ないはず。
家を買う人が、高くても大手メーカーへ依頼する理由は
大手の安心、ブランドを買っていると思う。
現場管理の人件費などがタマホームよりかかることを
納得していると思うが、
そこも本当にいい加減な会社がある。
そうなると、5割抜きが納得できなくなる。
住宅メーカーのブランドは
企業側がつくり、信じ込ませている部分がある。
消費者が抱く「大手ハウスメーカー」のイメージは
いい会社、良くない会社が一緒になってしまっている。
一生に一度の買い物だけに、はずれをつかまないよう
きちんと見極める事が大事です。
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2010年07月30日
事例290(鉄骨の雨漏り)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
理由はわかりませんが、
最近、検査が金曜に集中します。
今日も朝から4件、現場を見てきました。
■(1)今回の事例_________________
「鉄骨の雨漏り」
________________________

◆写真解説
鉄骨造、雨漏りによる
鉄骨のさびと下地の木の腐り。
木がこの状態では、下地の役割を果たせず、
壁が落ちた。
◆内容説明
壁内の雨漏り。
外壁に異変が起きて、内部を確かめたら
写真のような状況であった。
気が付くのが遅れた理由は、
内部で断熱材などが水を吸っていたから。
発見が遅れると
癌のように気づいたときには
致命的になっていることがある。
気密化する住宅が増えれば
このような現象も増えるかもしれません。
◆対策
外壁下地の防水工事をきちんとおこなう。
雨漏りは瑕疵保証の対象ですが
この部分の検査は保険会社ではおこなわない。
あとから見えなくなる部分、
職人任せにせずにきちんと検査しましょう。
==========================
■(2)編集後記
・コンクリートにヒビが入った。
・雨が漏った。
・部屋が湿気る。
など、いろいろな調査依頼がきます。
これらの原因のほとんどは
担当者の「無知」による設計、施工ミス。
依頼する側はプロに頼んでいるため
何でプロが無知なのか理解できないようです。
無知をなくすには経験が一番。
本などで得た知識は、忘れやすいから。
過去に雨漏りで痛い目にあった人は雨漏りに注意するように
その担当者の経験、知識によって失敗の確率はかわります。
もちろん私の仕事も経験が大事。
スポーツで強い相手と試合しないと強くならないように
簡単な仕事だけしていては向上はない。
かなり難しい内容の依頼、
相手が「質の悪い業者」の依頼が、最近多いですが
これも経験だと思い、選別することなく引き受けています。
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理由はわかりませんが、
最近、検査が金曜に集中します。
今日も朝から4件、現場を見てきました。
■(1)今回の事例_________________
「鉄骨の雨漏り」
________________________

◆写真解説
鉄骨造、雨漏りによる
鉄骨のさびと下地の木の腐り。
木がこの状態では、下地の役割を果たせず、
壁が落ちた。
◆内容説明
壁内の雨漏り。
外壁に異変が起きて、内部を確かめたら
写真のような状況であった。
気が付くのが遅れた理由は、
内部で断熱材などが水を吸っていたから。
発見が遅れると
癌のように気づいたときには
致命的になっていることがある。
気密化する住宅が増えれば
このような現象も増えるかもしれません。
◆対策
外壁下地の防水工事をきちんとおこなう。
雨漏りは瑕疵保証の対象ですが
この部分の検査は保険会社ではおこなわない。
あとから見えなくなる部分、
職人任せにせずにきちんと検査しましょう。
==========================
■(2)編集後記
・コンクリートにヒビが入った。
・雨が漏った。
・部屋が湿気る。
など、いろいろな調査依頼がきます。
これらの原因のほとんどは
担当者の「無知」による設計、施工ミス。
依頼する側はプロに頼んでいるため
何でプロが無知なのか理解できないようです。
無知をなくすには経験が一番。
本などで得た知識は、忘れやすいから。
過去に雨漏りで痛い目にあった人は雨漏りに注意するように
その担当者の経験、知識によって失敗の確率はかわります。
もちろん私の仕事も経験が大事。
スポーツで強い相手と試合しないと強くならないように
簡単な仕事だけしていては向上はない。
かなり難しい内容の依頼、
相手が「質の悪い業者」の依頼が、最近多いですが
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2009年12月01日
事例223(FRP防水 トップコート剥離)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
午前中、中央高速の春日井ICから多治見IC間で
運転しながらですが
きれいな紅葉を見ることができました。
■(1)今回の事例_________________
・「FRP防水 トップコート剥離」
________________________

◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
バルコニーFRP防水、
トップコート(表面塗料)の剥がれ。
築数年での剥がれで施工不良が原因?
◆内容説明
木造住宅のバルコニー防水で主流のFRP
※FRP=繊維強化プラスチック
(Fiber Reinforced Plastic) の略
その表面に保護や色付け、滑り止めの役割で
塗られる「トップコート」の剥離。
防水面は10年保証が義務付けられている部分
数年で写真のような広範囲の剥離は
明らかに施工不良でしょう。
◆対策
重要な防水作業。
検査で作業に一部始終立ち会うと
かなりの時間になります。
通常は下地か作業中、
又は完成後しか検査はしません。
そのため、施工技術の高い業者選びが重要です。
==========================
■(2)編集後記
不動産(自分の家含め)を買うか借りるか
そんな論議を先週、雑談の中で、
ファイナンシャルプランナーとしました。
考えは全く正反対でしたが、
いろいろな意見があっていいと思います。
週末読んだ本で、
私と同じ考えのことがかいてありました。
その本は「サラリーマンのためのお金のサバイバル術」
朝日新書 岡本史郎著 777円
・損か得かは「不動産の値上がりが期待できるか」
・無理してまで買わない など
この他に私が仕事柄感じることは
家を買うと以下2つのリスクを負う可能性がある。
・家にいろんな意味で縛られる。
・家が人生の重荷になる。
具体的な状況としては
・売りたくても安い値段でしか売れない。
・補修費の捻出が不可能・・劣化して地震で潰れる不安。
・欠陥住宅を掴んだ。
など、どちらにしても
チラシに飛びつくなどの衝動買いは避け
よく考えて買うことが大事です。