外部防水下地
2011年12月09日
事例433『防水テープの不備』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今朝は現場直行で、2件検査してきました。
朝早いと、やはり寒い。
風がまともに当たる屋根の上が、一番寒かったです。
■(1)今回の事例____________
「防水テープの不備」
___________________
◆写真解説
窓まわり、両面防水テープ(黒色)と防水紙が接着していない。
サッシ部への雨漏りの原因になる。
◆内容説明
写真の箇所、通常はしっかり接着していて
紙がめくれるようなことはない。
紙とテープをしっかり密着させるには
人の手で、抑えないとダメです。
その作業を手抜きした事例。
現状のまま放置すれば、外壁材内へ雨が入った時、
この部分からサッシ上に雨漏りする。
◆対策
外壁が仕上がってしまうと、確認不可能。
外壁の防水下地検査でチェックする。
====================
■(2)編集後記
「リフォーム詐欺」
何となく聞いたことがある言葉だと思います。
実は、新築でも詐欺業者は存在します。
詐欺の手口は、最初お値打ちに見せかけ、契約させる。
契約後に、これは見積に入ってなかったとか、
いろいろ理由をつけて、追加料金をぼったくる。
現在関わっている事件。
依頼者は、大きな変更などしていないのに
何百万円も請求されています。
払うまで現場はストップ。
早く住みたければ金払えと言っている。
初めて家を買う
専門的なことは分からない
大半の人が当てはまる
この条件に付け込まれたようです。
現在、法的手段で対抗するか検討中。
家は一生のうちで一番大きな買い物。
悪徳業者を見分ける目を持っていただきたい。
具体策をひとつ紹介すると、
契約前に、第三者検査を入れていいか聞いてみる。
私と裁判などで関わった悪徳業者は、
当社が検査に入るなら、契約はできないと言います。
悪徳業者は、私のような第三者の介入を嫌がります。
素人騙しが、できなくなるからです。
ブログの引越しをしました。
本年度中に完全移転の予定です。
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http://ameblo.jp/kanomu-kensa
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今朝は現場直行で、2件検査してきました。
朝早いと、やはり寒い。
風がまともに当たる屋根の上が、一番寒かったです。
■(1)今回の事例____________
「防水テープの不備」
___________________
◆写真解説
窓まわり、両面防水テープ(黒色)と防水紙が接着していない。
サッシ部への雨漏りの原因になる。
◆内容説明
写真の箇所、通常はしっかり接着していて
紙がめくれるようなことはない。
紙とテープをしっかり密着させるには
人の手で、抑えないとダメです。
その作業を手抜きした事例。
現状のまま放置すれば、外壁材内へ雨が入った時、
この部分からサッシ上に雨漏りする。
◆対策
外壁が仕上がってしまうと、確認不可能。
外壁の防水下地検査でチェックする。
====================
■(2)編集後記
「リフォーム詐欺」
何となく聞いたことがある言葉だと思います。
実は、新築でも詐欺業者は存在します。
詐欺の手口は、最初お値打ちに見せかけ、契約させる。
契約後に、これは見積に入ってなかったとか、
いろいろ理由をつけて、追加料金をぼったくる。
現在関わっている事件。
依頼者は、大きな変更などしていないのに
何百万円も請求されています。
払うまで現場はストップ。
早く住みたければ金払えと言っている。
初めて家を買う
専門的なことは分からない
大半の人が当てはまる
この条件に付け込まれたようです。
現在、法的手段で対抗するか検討中。
家は一生のうちで一番大きな買い物。
悪徳業者を見分ける目を持っていただきたい。
具体策をひとつ紹介すると、
契約前に、第三者検査を入れていいか聞いてみる。
私と裁判などで関わった悪徳業者は、
当社が検査に入るなら、契約はできないと言います。
悪徳業者は、私のような第三者の介入を嫌がります。
素人騙しが、できなくなるからです。
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2011年03月22日
事例358(バルコニーのおさまり)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
東北地方太平洋沖地震の影響で
今日も1件の予定が延期。
新築現場は今後しばらく、
予定の延期が増えそうです。
影響が出ない業務は「紛争処理」
時間が空いてくるだけに、
通常より処理時間が早まるでしょう。
■(1)今回の事例___________
「バルコニーのおさまり」
__________________
◆写真解説
木造のバルコニー。
掃きだしサッシ下の立ち上がりが
規定(120mm)より低い。
雨漏りしやすく、保険の対象にならない。
◆内容説明
瑕疵担保保証を掛けていれば
バルコニーの雨漏りは保険対象になる。
ただし、保険会社は全ての雨漏りに
保険を下ろすわけではない。
雨漏りしにくい構造、おさまりを指定し
正しく施工したにもかかわらず、
雨が漏った場合に保険を下ろす。
サッシ下の防水との取り合いは
雨漏りが起きやすい。
基準で120mm以上の高さを、取ることになっている。
(理由は不明ですが、100mmでよい特定メーカーもある)
◆対策
バルコニーの勾配など、大工さん任せの場合が多い。
また、瑕疵保証の構造検査時に、バルコニーの施工が
終わっていないと、防水はチェックされない。
人任せに全てせずに、工程のポイントとして
チェックすることが大切です。
====================
■(2)編集後記
名古屋の住宅現場でも
今週からストップする現場が増えそうです。
原因は外装材、住宅設備機器などの
建築資材供給が止まっているため。
名古屋でこの状況ですから
被災地へも納入されない。
建物復興の遅れが懸念されます。
建材メーカーは
被害情報をほとんど公表していません。
もともと、情報を出さない体質ですから
期待はできませんが、
現在工事中、これから工事予定の業者、施主は
詳しい情報を求めています。
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東北地方太平洋沖地震の影響で
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新築現場は今後しばらく、
予定の延期が増えそうです。
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時間が空いてくるだけに、
通常より処理時間が早まるでしょう。
■(1)今回の事例___________
「バルコニーのおさまり」
__________________
◆写真解説
木造のバルコニー。
掃きだしサッシ下の立ち上がりが
規定(120mm)より低い。
雨漏りしやすく、保険の対象にならない。
◆内容説明
瑕疵担保保証を掛けていれば
バルコニーの雨漏りは保険対象になる。
ただし、保険会社は全ての雨漏りに
保険を下ろすわけではない。
雨漏りしにくい構造、おさまりを指定し
正しく施工したにもかかわらず、
雨が漏った場合に保険を下ろす。
サッシ下の防水との取り合いは
雨漏りが起きやすい。
基準で120mm以上の高さを、取ることになっている。
(理由は不明ですが、100mmでよい特定メーカーもある)
◆対策
バルコニーの勾配など、大工さん任せの場合が多い。
また、瑕疵保証の構造検査時に、バルコニーの施工が
終わっていないと、防水はチェックされない。
人任せに全てせずに、工程のポイントとして
チェックすることが大切です。
====================
■(2)編集後記
名古屋の住宅現場でも
今週からストップする現場が増えそうです。
原因は外装材、住宅設備機器などの
建築資材供給が止まっているため。
名古屋でこの状況ですから
被災地へも納入されない。
建物復興の遅れが懸念されます。
建材メーカーは
被害情報をほとんど公表していません。
もともと、情報を出さない体質ですから
期待はできませんが、
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2010年12月31日
事例335(通気層端部が塞がれている)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日も半日くらいは、
やり残した仕事を片付けていました。
この仕事は普段、現場の都合に予定を合わせるため、
休みを前もって決めれないなど
プライベートと仕事を区別しにくいです。
普段制約が多い分、今日は
自分のペースで、仕事を片付けることができました。
■(1)今回の事例_________________
「通気層端部が塞がれている」
________________________
◆写真解説
バルコニー防水上部。
長期優良住宅などで必須の
外壁通気層の下部開口が塞がれている。
◆内容説明
外壁通気層の確保は
結露の防止措置
外壁雨水進入防止 のために、
瑕疵担保履行法、長期優良住宅、フラット35の仕様で
決められています。
写真は通気層下部の開口が確保されていない。
下部を塞ぎ、空気の流れを遮断することは、
雨水進入防止措置には、影響はなさそうですが、
結露防止に影響を与えます。
◆対策
施工マニュアルがある会社なら、
事前にこの部分の納まりを確認。
ない場合は、外壁を張る前に検査する。
==========================
■(2)編集後記
先日、取材を受けたときにこんな質問を受けた。
「簡単な欠陥を見落とす。または、
業者の味方をする検査会社が多いと認識している。
きちんとした検査会社の見分け方を教えてください。」
私は、
「難しい事例を、数多くこなしている会社を選ぶこと」
と答えました。
難しい事例とは
・言うことを聞かない、無知な業者の相手。
・悪徳業者の相手。
・裁判に発展するような事例。など
ただ、これはホームページなどでは判断できないし、
NPOや有名な会社だから、いい訳ではない。
ではどうしたら見分けられるか?
実際担当する検査員個人を見て、
どんな仕事をしているかを、見分けるしかない。
例えば、よく紹介をする岩山健一さんは、
ブログを見れば仕事ぶりは、一目瞭然。
http://ameblo.jp/jikenbo100/
誰が来るのか、アルバイト検査員が来るのか
わからない、大組織やフランチャイズの会社へ
依頼することはバクチだと思う。
争いに関わる仕事は、できれば皆、避けたい。
私だって、
相手の弁護士から滅茶苦茶言われたり
「今から事務所に乗り込むぞ!」など大工から脅されたり
できれば避けたいに、決まっています。
また、そこまで仕事に困っていません。
なぜ、そんな仕事を受けるか?
それは、難しい事例をこなさないと
仕事の向上がないからです。
仕事でも、スポーツでも甘い環境では、
レベルアップは望めません。
強いライバルがいるなど
厳しい環境の中に居ることが重要なんです。
誤解されないように、一言付け加えておくと、
困難な事例を引き受けますが、
建築士は弁護士と違い、相手との交渉には限界があります。
業者が何かと、言うこと聞かないから
検査を入れることで解決しようとするのはダメ。
依頼側がしっかりしていてこそ、当社の役割は生きます。
まず、依頼先をしっかり見極めましょう。
明日から4日までは、完全にオフ。
ゆっくり休んだり、本を読んだり、
スキーに行ったりする予定。
来年が、あなたにとってよい一年でありますように、
心から祈っています。
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今日も半日くらいは、
やり残した仕事を片付けていました。
この仕事は普段、現場の都合に予定を合わせるため、
休みを前もって決めれないなど
プライベートと仕事を区別しにくいです。
普段制約が多い分、今日は
自分のペースで、仕事を片付けることができました。
■(1)今回の事例_________________
「通気層端部が塞がれている」
________________________
◆写真解説
バルコニー防水上部。
長期優良住宅などで必須の
外壁通気層の下部開口が塞がれている。
◆内容説明
外壁通気層の確保は
結露の防止措置
外壁雨水進入防止 のために、
瑕疵担保履行法、長期優良住宅、フラット35の仕様で
決められています。
写真は通気層下部の開口が確保されていない。
下部を塞ぎ、空気の流れを遮断することは、
雨水進入防止措置には、影響はなさそうですが、
結露防止に影響を与えます。
◆対策
施工マニュアルがある会社なら、
事前にこの部分の納まりを確認。
ない場合は、外壁を張る前に検査する。
==========================
■(2)編集後記
先日、取材を受けたときにこんな質問を受けた。
「簡単な欠陥を見落とす。または、
業者の味方をする検査会社が多いと認識している。
きちんとした検査会社の見分け方を教えてください。」
私は、
「難しい事例を、数多くこなしている会社を選ぶこと」
と答えました。
難しい事例とは
・言うことを聞かない、無知な業者の相手。
・悪徳業者の相手。
・裁判に発展するような事例。など
ただ、これはホームページなどでは判断できないし、
NPOや有名な会社だから、いい訳ではない。
ではどうしたら見分けられるか?
実際担当する検査員個人を見て、
どんな仕事をしているかを、見分けるしかない。
例えば、よく紹介をする岩山健一さんは、
ブログを見れば仕事ぶりは、一目瞭然。
http://ameblo.jp/jikenbo100/
誰が来るのか、アルバイト検査員が来るのか
わからない、大組織やフランチャイズの会社へ
依頼することはバクチだと思う。
争いに関わる仕事は、できれば皆、避けたい。
私だって、
相手の弁護士から滅茶苦茶言われたり
「今から事務所に乗り込むぞ!」など大工から脅されたり
できれば避けたいに、決まっています。
また、そこまで仕事に困っていません。
なぜ、そんな仕事を受けるか?
それは、難しい事例をこなさないと
仕事の向上がないからです。
仕事でも、スポーツでも甘い環境では、
レベルアップは望めません。
強いライバルがいるなど
厳しい環境の中に居ることが重要なんです。
誤解されないように、一言付け加えておくと、
困難な事例を引き受けますが、
建築士は弁護士と違い、相手との交渉には限界があります。
業者が何かと、言うこと聞かないから
検査を入れることで解決しようとするのはダメ。
依頼側がしっかりしていてこそ、当社の役割は生きます。
まず、依頼先をしっかり見極めましょう。
明日から4日までは、完全にオフ。
ゆっくり休んだり、本を読んだり、
スキーに行ったりする予定。
来年が、あなたにとってよい一年でありますように、
心から祈っています。
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2010年10月12日
事例312(防水紙、横の重ね不足)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日は打ち合わせなどが多く、
初対面の人にたくさん会いました。
私の名刺は普通の2倍以上は厚いので
名刺入れに、たくさん入りません。
そのため、朝、名刺入れは満タンだったのに
夕方には空っぽになりました。
■(1)今回の事例_________________
「防水紙、横の重ね不足」
________________________
◆写真解説
外壁防水下地。
防水紙、横の重ねは90mm以上必要。
写真は半分以下の40mmしか重ねられていない。
◆内容説明
今回は310発の類似例。
このところ、外壁防水下地を集中して掲載してます。
防水紙は下から順番に張っていきます。
横の重ねは90mm以上と書きましたが
製造メーカーは余裕をみて、紙本体に100mmの
重ねをとるように印がしてあります。
◆対策
雨漏りの原因になる重要な箇所。
防水下地の検査が重要です。
==========================
■(2)編集後記
「その施工方法は違法ですよ」
このような指示を出すことが最近多い。
それも、大手や中堅の建築会社に。
なぜ、間違いに気づかないのか?
それは、他を知らないからです。
・他社の詳細を見ることがない。
・性能評価など外部の検査が甘い。
・当社のような施主側の検査会社が入ることが少なく、
他社評価されることがあまりないからです。
検査に入った現場だけでなく、
社内マニュアル自体を素直に改善し欲しいですが、
いろいろ裏付けを取ったり
改善されるまでに時間がかかっています。
外部から意見を言われることを嫌う
隣国のような業者もいますが
今後も、遠慮なく改善意見を
言い続けたいと思います。
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今日は打ち合わせなどが多く、
初対面の人にたくさん会いました。
私の名刺は普通の2倍以上は厚いので
名刺入れに、たくさん入りません。
そのため、朝、名刺入れは満タンだったのに
夕方には空っぽになりました。
■(1)今回の事例_________________
「防水紙、横の重ね不足」
________________________
◆写真解説
外壁防水下地。
防水紙、横の重ねは90mm以上必要。
写真は半分以下の40mmしか重ねられていない。
◆内容説明
今回は310発の類似例。
このところ、外壁防水下地を集中して掲載してます。
防水紙は下から順番に張っていきます。
横の重ねは90mm以上と書きましたが
製造メーカーは余裕をみて、紙本体に100mmの
重ねをとるように印がしてあります。
◆対策
雨漏りの原因になる重要な箇所。
防水下地の検査が重要です。
==========================
■(2)編集後記
「その施工方法は違法ですよ」
このような指示を出すことが最近多い。
それも、大手や中堅の建築会社に。
なぜ、間違いに気づかないのか?
それは、他を知らないからです。
・他社の詳細を見ることがない。
・性能評価など外部の検査が甘い。
・当社のような施主側の検査会社が入ることが少なく、
他社評価されることがあまりないからです。
検査に入った現場だけでなく、
社内マニュアル自体を素直に改善し欲しいですが、
いろいろ裏付けを取ったり
改善されるまでに時間がかかっています。
外部から意見を言われることを嫌う
隣国のような業者もいますが
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2010年10月08日
事例311(屋根防水下地の不備)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日、午前中の予定が来週に変更、
急に空いた時間はうれしいです。
事務所の窓を全開にして
快適な気温の中で仕事しています。
■(1)今回の事例_________________
「屋根防水下地の不備」
________________________
◆写真解説
屋根ルーフィング(下地の防水材)、
外壁との接合部で立上げ高さが不足。
本来、雨漏り防止のために250mm以上(赤線まで)必要。
◆内容説明
防水下地の例が3回続いています。
今回は屋根です。
1階に比べ、2階の床面積が小さいと
「下屋(げや)」ができます。
2階の外壁と屋根が接する面ができて、
この部分は水切り材や
防水下地で漏水を防ぎます。
250mm以上ルーフィングの立ち上げ。
この基準はフラット35の仕様書、
瑕疵保証の施工基準などに明記されています。
◆対策
すぐに雨対策したいため、
本職でない人が施工してしまうことがあります。
あとから見えなくなる箇所だけに
施工中の検査が重要です。
==========================
■(2)編集後記
「我が家は間違いなく欠陥住宅。
それなのに、業者は対応をしてくれない!」
こんな相談が月に2、3件あります。
その中で欠陥の程度がひどく、
多額の補修費がかかるもの、
場合によっては建替えが必要なものがあります。
そうなると、本人での交渉は難しい。
そこで、解決策を求めて当社へ電話してくるのですが、
当社や弁護士を頼むと当然、お金がかかるため
最終的に、依頼を躊躇する人が8割以上。
当社や弁護士の費用は一般的にはわかりにくいですね。
実際どのくらい費用がかかるかは
相手へ求める金銭の額、欠陥内容によって違います。
弁護士費用は事務所によって違い、
参考に、日弁連が出している
弁護士費用のアンケート結果(08年)によると
900万円を請求した欠陥住宅裁判で
着手金が50万円、
成功報酬は90〜100万円が最も多い金額のようです。
私のような建築士の報酬は
必要な調査、書類の内容、数と打ち合わせ回数によります。
10万円以下で済む場合もあれば
50万円以上かかることもあります。
そうなると当初、着手金+建築士などへの費用として
余裕を見て100万円弱のお金がないと専門家に頼れない。
このような現実があるから
お金をかけずに何とかしようと、多くの方が思うわけです。
しかし、無料相談では解決しない。
行政や消費者センターなど、さんざんたらい回しにあった上、
弁護士の無料相談でも解決しない。
建築士も無料では責任のある回答はしない。
これが現実なんです。
もちろん、当社や弁護士に費用を払っても
裁判や調停などに勝てる保証はありません。
紛争費用は「本来なら必要のないお金」
また紛争は「時間」も失います。
さらに、精神的な苦痛も伴います。
それを考えると損失はかなりのものになります。
無駄な出費等を防ぐには
やはり、購入前や工事中の「予防」が大事です。
被害に会う前に「問い合わせ」してきて欲しいです。
問い合わせすることで
欠陥住宅を日常的に造っている業者と
契約しなくて済むかもしれませんし、
検査することによって
欠陥住宅を買わなくて済みます。
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今日、午前中の予定が来週に変更、
急に空いた時間はうれしいです。
事務所の窓を全開にして
快適な気温の中で仕事しています。
■(1)今回の事例_________________
「屋根防水下地の不備」
________________________
◆写真解説
屋根ルーフィング(下地の防水材)、
外壁との接合部で立上げ高さが不足。
本来、雨漏り防止のために250mm以上(赤線まで)必要。
◆内容説明
防水下地の例が3回続いています。
今回は屋根です。
1階に比べ、2階の床面積が小さいと
「下屋(げや)」ができます。
2階の外壁と屋根が接する面ができて、
この部分は水切り材や
防水下地で漏水を防ぎます。
250mm以上ルーフィングの立ち上げ。
この基準はフラット35の仕様書、
瑕疵保証の施工基準などに明記されています。
◆対策
すぐに雨対策したいため、
本職でない人が施工してしまうことがあります。
あとから見えなくなる箇所だけに
施工中の検査が重要です。
==========================
■(2)編集後記
「我が家は間違いなく欠陥住宅。
それなのに、業者は対応をしてくれない!」
こんな相談が月に2、3件あります。
その中で欠陥の程度がひどく、
多額の補修費がかかるもの、
場合によっては建替えが必要なものがあります。
そうなると、本人での交渉は難しい。
そこで、解決策を求めて当社へ電話してくるのですが、
当社や弁護士を頼むと当然、お金がかかるため
最終的に、依頼を躊躇する人が8割以上。
当社や弁護士の費用は一般的にはわかりにくいですね。
実際どのくらい費用がかかるかは
相手へ求める金銭の額、欠陥内容によって違います。
弁護士費用は事務所によって違い、
参考に、日弁連が出している
弁護士費用のアンケート結果(08年)によると
900万円を請求した欠陥住宅裁判で
着手金が50万円、
成功報酬は90〜100万円が最も多い金額のようです。
私のような建築士の報酬は
必要な調査、書類の内容、数と打ち合わせ回数によります。
10万円以下で済む場合もあれば
50万円以上かかることもあります。
そうなると当初、着手金+建築士などへの費用として
余裕を見て100万円弱のお金がないと専門家に頼れない。
このような現実があるから
お金をかけずに何とかしようと、多くの方が思うわけです。
しかし、無料相談では解決しない。
行政や消費者センターなど、さんざんたらい回しにあった上、
弁護士の無料相談でも解決しない。
建築士も無料では責任のある回答はしない。
これが現実なんです。
もちろん、当社や弁護士に費用を払っても
裁判や調停などに勝てる保証はありません。
紛争費用は「本来なら必要のないお金」
また紛争は「時間」も失います。
さらに、精神的な苦痛も伴います。
それを考えると損失はかなりのものになります。
無駄な出費等を防ぐには
やはり、購入前や工事中の「予防」が大事です。
被害に会う前に「問い合わせ」してきて欲しいです。
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2010年10月05日
事例310(防水紙、縦の重ね不足)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
夕方、健康診断に行ってきました。
ここ1,2ヶ月で体重を3kgほど落としたり
健康には気を使うようにしています。
■(1)今回の事例_________________
「防水紙、縦の重ね不足」
________________________
◆写真解説
外壁防水下地。
防水紙、縦の重ねは150mm以上必要。
写真は半分以下の60mmしか重ねられていない。
雨漏りの原因になる。
◆内容説明
先回に続き、外壁防水下地。
本例は、本職でない人が張ったと思われる。
防水紙を外壁に張っていくだけだから、
誰にでも施工ができる。
前に、見習いの現場監督が
施工している現場を見たこともある。
この防水紙、外壁の防水に非常に重要なもの。
きちんと基準どうり、雨が漏らないように張らないと
意味がないです。
また、外壁を施工すると、やりかえが困難。
先回と同じく、雨漏りを防ぐための下地防水は
安易に施工してはダメ。
◆対策
見習いの職人に施工させる場合は
きちんと教えたり、チェックすることが必要。
==========================
■(2)編集後記
今日、検査に行った現場。
まわりの環境は、新しく50区画ほど分譲された土地で、
どこも住宅建設ラッシュ。
ただ、家を建てる会社を選べない、
全て建築条件付きの宅地。
家を建てるときに
土地と建物、どちらを優先するか?
ほとんどの人が土地だと思います。
輸入住宅がいい・・
鉄骨の家がいい・・など
買う前に思い描いた家があっても、
購入する土地に、建築条件が付いていれば
あきらめるしかありません。
都市部では、中古住宅を買って、既存を壊すなどしないと
建築条件付でない宅地はあまりないですね。
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夕方、健康診断に行ってきました。
ここ1,2ヶ月で体重を3kgほど落としたり
健康には気を使うようにしています。
■(1)今回の事例_________________
「防水紙、縦の重ね不足」
________________________
◆写真解説
外壁防水下地。
防水紙、縦の重ねは150mm以上必要。
写真は半分以下の60mmしか重ねられていない。
雨漏りの原因になる。
◆内容説明
先回に続き、外壁防水下地。
本例は、本職でない人が張ったと思われる。
防水紙を外壁に張っていくだけだから、
誰にでも施工ができる。
前に、見習いの現場監督が
施工している現場を見たこともある。
この防水紙、外壁の防水に非常に重要なもの。
きちんと基準どうり、雨が漏らないように張らないと
意味がないです。
また、外壁を施工すると、やりかえが困難。
先回と同じく、雨漏りを防ぐための下地防水は
安易に施工してはダメ。
◆対策
見習いの職人に施工させる場合は
きちんと教えたり、チェックすることが必要。
==========================
■(2)編集後記
今日、検査に行った現場。
まわりの環境は、新しく50区画ほど分譲された土地で、
どこも住宅建設ラッシュ。
ただ、家を建てる会社を選べない、
全て建築条件付きの宅地。
家を建てるときに
土地と建物、どちらを優先するか?
ほとんどの人が土地だと思います。
輸入住宅がいい・・
鉄骨の家がいい・・など
買う前に思い描いた家があっても、
購入する土地に、建築条件が付いていれば
あきらめるしかありません。
都市部では、中古住宅を買って、既存を壊すなどしないと
建築条件付でない宅地はあまりないですね。
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2010年08月17日
事例295(先張りシートの破れ)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日の名古屋は暑かったです。
ピークの午後2時台に屋根裏に入りましたが
3分くらいしか続けて居られない。
この暑さでは集中力も途切れそうです。
■(1)今回の事例__________________
「先張りシートの破れ」
_________________________
◆写真解説
雨漏りしやすい、壁と屋根の取合い部。
雨漏り防止のために施工された
先張りシートが破れている。
これでは意味がない。
◆内容説明
屋根と壁がくっついている箇所の写真。
ここは公庫仕様書などでも
雨漏りしやすい箇所とされている。
そのため、屋根と壁の間へ
躯体組み立て時に、防水シートを挟みます。
(先に張るために「先張りシート」と呼ばれると思います)
そのせっかく施工したシートが破れている。
下地防水を施工した職人も放置したので
検査で指摘、是正させました。
◆対策
このような防水下地の施工は
雨漏り対策上、重要です。
仕上げ外装に入る前に
防水の破れ、不備を確認することが大事です。
==========================
■(2)編集後記
ヤマト運輸で送った書類が
1週間経っても届いていないことが判明。
朝、問い合わせをしたのに
返事がないため、何度か催促。
先ほど9時すぎに、ようやく返事があり、
「まだ届けていません。すいません、明日届けます」だけ
私に言えない理由が何かあるみたいです。
組織ぐるみの「隠蔽」、
住宅業界では慣れた話で
どこの業界でもあるのはわかりますが
ヤマト運輸は意外と潔くないですね。
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今日の名古屋は暑かったです。
ピークの午後2時台に屋根裏に入りましたが
3分くらいしか続けて居られない。
この暑さでは集中力も途切れそうです。
■(1)今回の事例__________________
「先張りシートの破れ」
_________________________
◆写真解説
雨漏りしやすい、壁と屋根の取合い部。
雨漏り防止のために施工された
先張りシートが破れている。
これでは意味がない。
◆内容説明
屋根と壁がくっついている箇所の写真。
ここは公庫仕様書などでも
雨漏りしやすい箇所とされている。
そのため、屋根と壁の間へ
躯体組み立て時に、防水シートを挟みます。
(先に張るために「先張りシート」と呼ばれると思います)
そのせっかく施工したシートが破れている。
下地防水を施工した職人も放置したので
検査で指摘、是正させました。
◆対策
このような防水下地の施工は
雨漏り対策上、重要です。
仕上げ外装に入る前に
防水の破れ、不備を確認することが大事です。
==========================
■(2)編集後記
ヤマト運輸で送った書類が
1週間経っても届いていないことが判明。
朝、問い合わせをしたのに
返事がないため、何度か催促。
先ほど9時すぎに、ようやく返事があり、
「まだ届けていません。すいません、明日届けます」だけ
私に言えない理由が何かあるみたいです。
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2010年07月06日
事例283(防水テープ 張る順番の間違い)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日、天気予報は午後から雨だったため
予定を変えたら、雨は降らなかった。
天気予報があてにならない時期ですね。
■(1)今回の事例_________________
「防水テープ 張る順番の間違い」
________________________
◆写真解説
サッシまわり、防水テープの張り順が違う。
正解は横(1)を上(2)より先に張る。
この不備は雨漏りの原因になりやすい。
◆内容説明
雨漏りしやすい箇所の一つ
「サッシまわり」
職人さんは1次防水でサッシまわりに
防水テープを張ることは知っていても
順番を理解してないケースがある。
雨は通常、上から下へ漏れる。
そのため、横張りのサイディング、防水紙も
下から重ねて施工していくことが基本になる。
◆対策
最近、ゲリラ豪雨などが増えて
雨漏りのリスクは高まりつつある。
下地の防水はあとから見えなくなるため、
検査をすることが重要。
==========================
■(2)編集後記
エコを意識し、エアコンの温度設定を上げると
やはり暑い。
そこで扇風機を購入し、まわしたら
今までより1〜2度、
設定温度を高くしても暑くない。
机の上の書類が飛ぶことを懸念し
今まで、扇風機を使うことは
頭にありませんでした。
実際にまわしてみると
風量「弱」なら書類は動かないです。
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今日、天気予報は午後から雨だったため
予定を変えたら、雨は降らなかった。
天気予報があてにならない時期ですね。
■(1)今回の事例_________________
「防水テープ 張る順番の間違い」
________________________
◆写真解説
サッシまわり、防水テープの張り順が違う。
正解は横(1)を上(2)より先に張る。
この不備は雨漏りの原因になりやすい。
◆内容説明
雨漏りしやすい箇所の一つ
「サッシまわり」
職人さんは1次防水でサッシまわりに
防水テープを張ることは知っていても
順番を理解してないケースがある。
雨は通常、上から下へ漏れる。
そのため、横張りのサイディング、防水紙も
下から重ねて施工していくことが基本になる。
◆対策
最近、ゲリラ豪雨などが増えて
雨漏りのリスクは高まりつつある。
下地の防水はあとから見えなくなるため、
検査をすることが重要。
==========================
■(2)編集後記
エコを意識し、エアコンの温度設定を上げると
やはり暑い。
そこで扇風機を購入し、まわしたら
今までより1〜2度、
設定温度を高くしても暑くない。
机の上の書類が飛ぶことを懸念し
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2010年06月15日
事例277(シーリング幅がない)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
22時過ぎてから書いています。
室内の湿度は80%
机、パソコンの表面がべたつきます。
■(1)今回の事例_________________
「シーリング幅がない」
________________________
◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
外壁(サイディング)とサッシ間の
シーリング(目地)幅が全くない。
これではシーリング施工が
きちんとできないなどの支障が出る。
◆内容説明
シーリングの
外壁目地としての役割は
防水であったり、サイディングの収縮を
吸収したりする。
本例は幅が取れないため
シーリングの機能は果たせない。
規定では1CM程度の幅を取る。
◆対策
自己流で施工している外装職人を
たまに見かける。
基準、規定を理解させることと
やはり管理者の検査が大事。
==========================
■(2)編集後記
先週の金曜の朝
突然、左上半身が痛くなった。
夕方、病院へ行って診断した結果。
背骨上部のズレと重度の腰のコリから
ある筋肉が神経を圧迫している事がわかった。
発祥の原因は
机に座っている時間
車に乗っている時間など
長く同じ姿勢でいることが悪いようです。
仕事に支障はありませんが
当面、治療に通わないといけません。
今後の再発防止を考えています。
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室内の湿度は80%
机、パソコンの表面がべたつきます。
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「シーリング幅がない」
________________________
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外壁(サイディング)とサッシ間の
シーリング(目地)幅が全くない。
これではシーリング施工が
きちんとできないなどの支障が出る。
◆内容説明
シーリングの
外壁目地としての役割は
防水であったり、サイディングの収縮を
吸収したりする。
本例は幅が取れないため
シーリングの機能は果たせない。
規定では1CM程度の幅を取る。
◆対策
自己流で施工している外装職人を
たまに見かける。
基準、規定を理解させることと
やはり管理者の検査が大事。
==========================
■(2)編集後記
先週の金曜の朝
突然、左上半身が痛くなった。
夕方、病院へ行って診断した結果。
背骨上部のズレと重度の腰のコリから
ある筋肉が神経を圧迫している事がわかった。
発祥の原因は
机に座っている時間
車に乗っている時間など
長く同じ姿勢でいることが悪いようです。
仕事に支障はありませんが
当面、治療に通わないといけません。
今後の再発防止を考えています。
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2010年03月05日
事例248(外壁内通気)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今週もタイトなスケジュールでした。
たまった書類を目の前にして書いています。
■(1)今回の事例_________________
「外壁内通気」
________________________
◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
外壁通気層、胴ぶち(横に付いている木)が
連続し通気(赤矢印)を妨げている。
(防水紙に企業名が入っているので消してあります)
◆内容説明
「外壁内通気措置」
公庫仕様書などにも定められ一般的になっています。
これは何のために設けるか?
・防水 ・・万が一外壁内に雨が入った場合。
・壁内結露防止 ・・壁内の水蒸気を排出する。
このように非常に大事なものですが
仕上げる外壁材によっては写真のように
通気確保のための木が施工上、仕方なく
横に打たれてしまいます。
このような場合、外壁材メーカーでは
1.8mごとに3cm程度の隙間をあけるように
マニュアルに明記しています。
今回はそれが守られず、通気を止めてしまった。
◆対策
大工さんなど施工する人に
通気層の重要性を認識させること。
あとは、外壁を張る前に通気を検査すること。
==========================
■(2)編集後記
児童虐待のニュースが目に付きます。
繰り返される悲惨な事件で
児童相談所など、行政の無力さも気がかりです。
住宅では、行政の無力さはもっとひどい。
先月、私が行政の担当者と話したとき
相手のこんな言葉が強く印象に残りました。
「多少のことは仕方がない、特に住宅程度なら」
消費者側の意識とは、かけ離れています。
このように行政は積極的に介入してくれません。
無料で動いてくれる、行政へ頼りがちですが
解決するにはやはり無理があります。
問題解決は費用がかかっても
当社のような会社、弁護士へ頼むことが必要です。
今週もタイトなスケジュールでした。
たまった書類を目の前にして書いています。
■(1)今回の事例_________________
「外壁内通気」
________________________
◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
外壁通気層、胴ぶち(横に付いている木)が
連続し通気(赤矢印)を妨げている。
(防水紙に企業名が入っているので消してあります)
◆内容説明
「外壁内通気措置」
公庫仕様書などにも定められ一般的になっています。
これは何のために設けるか?
・防水 ・・万が一外壁内に雨が入った場合。
・壁内結露防止 ・・壁内の水蒸気を排出する。
このように非常に大事なものですが
仕上げる外壁材によっては写真のように
通気確保のための木が施工上、仕方なく
横に打たれてしまいます。
このような場合、外壁材メーカーでは
1.8mごとに3cm程度の隙間をあけるように
マニュアルに明記しています。
今回はそれが守られず、通気を止めてしまった。
◆対策
大工さんなど施工する人に
通気層の重要性を認識させること。
あとは、外壁を張る前に通気を検査すること。
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■(2)編集後記
児童虐待のニュースが目に付きます。
繰り返される悲惨な事件で
児童相談所など、行政の無力さも気がかりです。
住宅では、行政の無力さはもっとひどい。
先月、私が行政の担当者と話したとき
相手のこんな言葉が強く印象に残りました。
「多少のことは仕方がない、特に住宅程度なら」
消費者側の意識とは、かけ離れています。
このように行政は積極的に介入してくれません。
無料で動いてくれる、行政へ頼りがちですが
解決するにはやはり無理があります。
問題解決は費用がかかっても
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