アンカーボルト

2008年08月18日

欠陥住宅事例104(土台ジョイント不備)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 今日、午前中検査に伺いましたが
 いつもより涼しかったです。
 
 
 
■ 今回の事例__________________
 
 ・「アンカーボルトの位置が悪い」
  _______________________
 
 104






  
 今回から、写真を拡大できるようにしました。
 (以前のものは時間があれば対応したいと思います)

 写真解説:木造の土台ジョイント部、
       アンカーボルトの位置が悪い。
       右側が左側を押さえているが
       アンカーが左過ぎて押さえがきかない。


 基礎と躯体をつなぐ重要な部材
 「土台」のジョイント部。
 
 写真を見て頂くと
 
 右側が左側の上に一部載って
 上から抑えています。
 
 
 つまり抑え側の右側にアンカーボルトがないと
 きちんと固定できないのに
 アンカーボルトはジョイント部にあり
 抑えの効果はありません。
 
 
 押さえが悪いと地震時などに基礎から
 浮き上がる可能性がありダメです。
 
 
 
 
 ◆対策
 
 土台のジョイントと基礎のアンカーボルト位置
 の計画が悪いか
 
 施工ミスがあると今回のようになります。
 
 
 計画時は口をはさみにくいので
 施工者側での図面チェックがまず一番です。
 
 施主側にしたら
  「アンカーボルトの位置大丈夫ですか?」
 などと注意を促すなどが有効でしょう
 

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2008年05月30日

欠陥住宅事例87(あと施工アンカー)

 こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
  あと施工アンカーボルト
 
 〜強度、材料が不明な施工
 
 
■今回の事例________________
 
 ・「不明なあと施工アンカーボルト」
  ____________________
 87
 







   写真解説:ミスにより位置が悪く、
       後から施工したアンカーボルト。
       (右側はあらかじめ埋込まれたもの)
       施工手順、方法、引抜き力の確認を
       出来る物がなく信頼性がない。


 基礎と躯体をつなぐアンカーボルト
 その必要性は説明するまでもなく重要です。
 
 アンカーボルトについて
 良くわからない方は下記のサイト見て下さい。
 
 http://www.jfma.com/
 
 今回、よくある例ですが
 基礎が完了し、躯体を載せる際に
 
 アンカーボルトの位置が悪いことに気づく
 
 このような場合の対処法として
 あと施工のアンカーを施工するしかありません。
 
 
 この「あと施工アンカー」
 きちんとした、材料を使い、引抜き強度が出れば
 この施工自体は悪くありません。
 (これを認めないと基礎を壊す事になる)
 
 
 ただ、住宅の現場では
 専門業者を使い施工することは稀で
 材料、施工の品質の確認はまず出来ない。
 
 
 特にボルトの鋼材はJIS規格などの商品を
 使われる可能性は0に近い。
 
 
 重要な部分だけに不安です。
 
 
 新日鉄の子会社が所定の試験を省略して
 材料を出荷していたニュースもありましたが
 重要な強度に関わる部分は
 きちんとしないといけません。
 
 
 ちなみにあと施工アンカーの
 わかりやすいサイト見つけました。
 
 http://www.sanko-techno.co.jp/counsel/faq.html#q9 
 
 
 ◆対策
 
 アンカーボルトの位置間違い
 
 ほとんどが基礎図面と躯体図の整合ミスです。
 
 
 この部分は業者を信頼するしかないため
 
 
 もし、今回のようなあと施工アンカーの
 施工の必要性が出た場合
 
 監督や基礎職人の施工ではなく
 
 「専門業者」に施工させることです。
 

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2008年03月25日

欠陥住宅事例71

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 3月末は昼間、検査ばかりの毎日。
 
 
 〜今回は基礎の破損です。
 
 
■今回の事例______________________
 
 ・「アンカーボルト部、基礎の破損」
  __________________________
 
 71







 写真解説:アンカーボルトのある部分の基礎が
      一部破損している。
 
 
 躯体と基礎をつなぐ「アンカーボルト」
 施工が悪く位置がずれてしまう事は
 
   木造ではよくあります。
 
 
 ズレが軽微であれば
 上部を曲げて正規の位置へ直すことはできますが、
 
 
 コンクリートの強度が養生初期で不十分だったり
 
 アンカー自身のかぶり(アンカー廻りのコンクリートの厚み)
 が少ない等の場合
 
 
 強く叩いたり、無理に曲げると
 
   コンクリートが破損します。
 
 
 コンクリートが破損すれば、アンカーボルト自体の
 埋め込み深さやかぶりの確保はできず
 強度不足は明らかです。
 
 
 
 
 ◆対策
 
 事前に位置を確認してきちんと施工すること
 
 最近の鉄骨系、プレハブメーカーは
 アンカー位置の管理は徹底しててすばらしいです。
 
 
 位置の確認以外では
 コンクリートの養生期間をきちんと取り
 コンクリートの強度がきちんと出てから
 アンカーボルトを直す。
 
 気温5度以上で5日、15度以上で3日
 型枠を置きましょう。
 
 
 型枠設置期間は現場で短縮されがちです。
 基準があるものは守らせましょう。
 
 
 
 
==========================
■(2)編集後記 (普段はメルマガでのみ掲載してます)
 
 
 よく検査を依頼する際に依頼者が迷われる事で
 
  「業者との人間関係が崩れないか?」・・と
  
 
 確かに業者にとったら、施主側から検査を入れることは
 
  「信用されていない」と思うでしょう。
  
 
 ただ、担当してくれた人、特に営業が
 
 工事中もずっと関わってくれるとは限りません。
 
 
 
 
 ここのところ、当社へたくさんの
 
   『もめごと相談』がきます。
 
 信じられない事例ばかり・・・
 
 
 
 もめれば人間関係は崩れるどころではありません。
 
 
 
 業者と良い信頼関係を工事中から完成後も保つためには
 きちんと工事して、完成する事が一番大切です。
 

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2007年12月29日

欠陥住宅事例53

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
   『アンカーボルトの不足』を紹介します。
 
 
■今回の事例_____________________
 
 ・土台端部でかつ、筋交いが付く箇所にも関わらず
  アンカーボルトの施工がない
  _________________________
 
 。53






 
 
 基礎と躯体(土台・・写真の基礎の上にある横架材)
 はアンカーボルトで接合されています。
 
 基礎がいくら頑丈でも上の躯体ときちんとつながれて
 いないと大風や大地震で離れ、建物は倒壊するでしょう。
 
 
 アンカーボルトの基準ですが、2階建てでは
 土台端部及び2.700mm以内にあればよいです。
 (3階、2×4は2.000mm以内です)
 
 これ以外に
 公庫仕様書3.3.8には耐力壁(筋交い、合板など)の
 両端、柱下部の近接した位置に必要とあります。
 (ただし、ホールダウンがある場合は省略可)
 
 これは、引き抜き力がかかる箇所に必要であると言う事です
 
 つまり、土台端部と耐力壁両端の柱、そして2.700mm
 以内に必要です。
 
 
 よく、「公庫融資使わないから耐力壁の柱のアンカーボルト
 は関係ないだろう」と反論されます。
 某 10年保証する検査会社もこの件は、必要なしという
 判断を先日ある現場で出しました。

 単純に考え、プロでなくても必要かどうかわかるはず
 また、アンカーボルトは1本いくらするの?
 と言いたくなります。値段も入れる手間も利益を減らす
 程ではないでしょう。
 
 
 ◆対策
 
 これらの基準をよく理解していない会社もまだ多くあります
 図面のチェックと現場での入忘れがないかのチェック
 が必要です。
 
 アンカーボルトは現場では確認できる時期はわずかで
 後からでは見えない重要な箇所です

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2007年11月14日

欠陥住宅事例43

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
   『アンカーボルトの不備』を紹介します。
 
 
■今回の事例_____________________
 
 ・土台接合部にアンカーボルトがない
  
  _________________________
 
 43






 
 
 土台は基礎の上に連続して置く材料のことで、アンカーボルトで
 基礎と緊結します。
 
 断面は在来工法で105mmか120mm角がほとんどで
 長さは4mが通常最長のためどこかで継ぎ目が出来る。
 
 専門用語で想像が付かないと思いますがこのジョイント部は
 通常「腰掛けかま継ぎ」という形態で加工される事が多いです。
 
 
 写真を見てもらった方がわかりやすいですが
 はめ込み式で片方がもう片方を上から押さえる形です。
 
 この押さえる側にアンカーボルトを入れないと
 基礎と緊結できません。
 
 
 ちなみに2×4の場合はこのような「腰掛けかま継ぎ」では
 なく単なる付きつけのため、両側にアンカーボルトが必要です。
 
 
 
 ◆対策
 
 基本は図面をきちんとすることです。
 このジョイント部はズレ易いのでジョイント位置を正確に把握し
 現場でも寸法を確認する事が間違いを防ぎます。
 
 アンカーボルトはコンクリートを打つ前に設置した方が
 もちろん良いです。
 
 
 それでも今回のように間違ってしまった場合は
 専門職によるケミカルアンカー施工で対応します

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2007年10月31日

欠陥住宅事例40

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
   『アンカーボルト 入忘れの隠蔽』を紹介します。
 
 
■今回の事例____________________
 
 ・アンカーボルトを入忘れ、そのまま完成
  
  ________________________
 
 40






 
 
 アンカーボルトは基礎に埋込まれ、躯体をつなぐ重要
 な部材です。
 
 特に躯体の浮き上がりを押さえるため、
 入忘れや大きなズレは重大な欠陥です。
 
 
 2×4や在来工法で1階の床を先に施工する場合は
 すぐにこの部分が隠れてしまい不備の発見はあとから
 不可能です。
 
 多少のズレは仕方がないとして、全くの入忘れをそのまま
 にすることは建物の耐震性などに影響が出るでしょう。
 
 
 
 普段は床下に潜ってもアンカーボルトは基礎パッキンで
 隠れて見えないんです。
 
 今回、完成後の現場でありながら発見できたのは非常に偶然です。
 
 
 
 なぜ発見出来たのか?
 
 
 
 実は
 
 コンクリートの非破壊試験をこの部分の直下の基礎で行なった際
 土台が揺れたからです。
 
 
 コンクリート非破壊試験はコンクリート表面を叩き
 その反発で強度を推定するものです。
 たまたま私自身が打撃したため異音に気が付きました。
 
 
 これがなかったら見落としていたでしょう。

 
 
 ◆対策
 
 あとで確認ができなくなるアンカーボルトは数も多く、
 チェックは2重3重に行なうべきです。
 
 監督へ指示したり、図面をもらい自分でチェックする事も
 良いでしょう。
 
 もし、入忘れなどの不備が出てしまったら・・・
 
 ケミカルアンカー(接着系)を専門職の施工で打つことが
 適正な是正方法です。
 
 監督や基礎屋の施工は強度が十分でないことがありますので
 注意してください。
 
 


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2007年10月01日

欠陥住宅事例33

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
   『アンカーボルトのズレ』を紹介します。
 
 
■今回の事例___________________
 
 ・基礎と躯体をつなぐ重要な役割のアンカーボルトが
  横にズレた例です。
  
  ________________________
 
 33
 
 





 
 鉄骨造のアンカーボルトはほとんどズレが許されません
 
 それは工場で穴をあけてくるため、ズレていると
 部材が入りません。
 
 
 しかし、木造は現場でアンカーボルトに合わせて木に
 穴をあけるためズレていても納まります。
 
 基礎工事の際、鉄筋が中心にいるとアンカーボルトが
 鉄筋に当たり、中心に入らないことあるなど
 施工事情を考えると許容範囲は仕方ありません。
 
 
 この許容範囲なのですが
 公庫基準など公的なものには記載がありません。
 
 
 力のかかる具合がいろいろで一概に言えないからでしょう。
 
 
 しかし、写真のようなズレは力のかかる部分であれば
 明らかにダメです。
 
 
 
 ◆対策
 
 やはり、コンクリートを流す前にアンカーボルトを
 設置しておくことと、
 
 監督さんの確認につきます。
 
 
 



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