2011年12月16日

事例435『鉄骨造床、溶接金網のジョイント』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 建築士定期講習受講のため、
 今日は、一日ビルに閉じこもります。
 
 設計事務所に所属する建築士だけ
 受講義務があるのは不公平だと思いながら
 
 これを受けないと、仕事できないので
 何とか日にちを空けました。
 
 
■(1)今回の事例___________

  「鉄骨造床、溶接金網のジョイント」
 __________________
 
 435

 
 
 ◆写真解説
 
 鉄骨造の床、コンクリートを流す前の写真。
 
 溶接金網接合部の重ね不足。
 本例の基準は200mm必要。
 
 
 ◆内容説明
 
 床コンクリートの補強、又は、
 ひび割れ防止の役割をする部材。
 
 接合部は網目の150mm+50mm=200mm
 重ねる必要があるが、130mmしか重ねられていない。
 
 
 ◆対策
 
 継手の基準を、現場監督や、職人が知らないケースが多い。
 
 コンクリートを流し込む前に検査をする。
 
 
====================

■(2)編集後記


 今週もいくつか、欠陥住宅の指摘に対する反論が来た。
 
 相変わらず、基準法を知らないと思える
 デタラメな主張が多い。
 
 悪気はなかったと、言いたいのだろうが、
 プロである以上、知らなかったでは済まされない。
 
 
 また、未だに多い反論が
  ・確認申請が通っている。
  ・中間、完了検査に合格している。
 
 欠陥かもしれないが、確認申請や検査がOKなんだから
 いいだろうという、責任逃れな回答。
 
 確認申請を行なっている行政、民間の検査機関は
 「検査ではない。図面や監理がきちんとしている前提の上、
  確認をしているだけ」と表明している。
  
 姉歯マンション偽装事件でも
 行政への責任は、ほとんど問われていない。
 
 まして、2階建ての住宅で、構造は審査対象外なら
 責任がそこへ行くはずもない。
 
 
 近年では、長期優良住宅制度ができるなど
 住宅の基準も年々変化していく。
 
 建築の基準が新しくなっても、税制改正のように
 TVや新聞では取り上げてくれない。
 そのため、自ら勉強しない者の知識は、時代遅れになる。
 
 
 現場検査に行った際に、職人たちに基準の話をしているが
 「知らなかった」と言われることが多い。
 
 図面を書く建築士が無知でもダメですが、
 職人の無知も、間違った施工を招く原因になる。
 
 このあたりを変えていかないと
 欠陥住宅は減らないでしょう。
 
 
 
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iekensa at 06:48│Comments(0)TrackBack(0)躯体全般 

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