事例417『補強筋のかぶり不足』事例419『床下点検口の断熱』

2011年10月18日

事例418『屋根パネル未固定』


 こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 東名集中工事中のため、
 新幹線で浜松の現場へ行ってきました。
 
 ひかりに乗ると、名古屋から浜松間はたった30分。
 お金は余分にかかりますが、移動は楽ですね。
 
 
■(1)今回の事例___________

  「屋根パネル未固定」
 __________________
 
 418


 
 
 ◆写真解説
 
 屋根パネルを固定するビスが、完全に外れている。
 
 全く固定されずに、パネルが置かれている状態。
 
 
 ◆内容説明
 
 躯体を工場で造り、現場で組み立てる
 比較的有名なメーカーの現場。
 
 躯体の構造検査で発見。
 
 
 屋根の上側から、ビスを打っている。
 ビスが長いためか、職人は、途中から下地が
 外れたことに気がつかなかったのでしょう。
 
 
 社内検査で、気がつかなかった理由は、
 この部分が、躯体を組んだ時に隠蔽されていて
 狭い小屋裏へ入らないと確認できないからです。
 
 
 ◆対策
 
 細部までチェックする検査を行う。
 
 
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■(2)編集後記
 
 
 先日、知人の地主さんから電話があった。
 内容は、「土地を売ろうとしたら、買う側が
 希望額の2割以上安い金額を提示してきた」
 という話。
 
 この買う側とは、パワービルダーと言われる分譲業者。
 
 
 この地主さんは、売り急いでいないために
 断ったそうですが、
 広い宅地は、価格も高いので、買い手が限られる。
 
 なかなか売れないのも困るが、
 2割も安く売ってしまうと、何千万円損するようです。
 
 
 質もそこそこ良く、安い分譲住宅が量産されている。
 
 消費者、分譲業者、銀行にメリットがある半面、
 
 買い叩かれ、何千万円も土地を安く売る地主。
 単価を叩かれ、儲けが出ない業者、職人がいる。
 
 
 安売りによる不動産価格の下落。
 地主や、職人の収入減。
 
 先行きの暗い日本経済にとっては、いい事ではありません。
 
 今後どうなるかは予想できませんが、
 しばらくは、この状況が続くでしょう。
 
 
 
 
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iekensa at 22:16│Comments(0)TrackBack(0) 躯体全般 

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