事例400『石膏ボードの段差』事例402『ユニットバスの支え』

2011年08月19日

事例401『木材含水率が高い』

 こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 現在、2台のノートパソコンを使って
 仕事しています。
 
 1台は、現場や出張に持って行けるモバイル。
 
 
 このところ2台とも、調子が悪い。
 調べると3、4年使っていました。
 
 パソコンの性能は3年前に比べると
 飛躍的にUPしているし、
 スマートフォンもあるので
 
 1台にまとめようと思っています。
 
 購入はネットで簡単に買えますが、
 ソフトなどの入替えが、面倒ですね。
 
 
■(1)今回の事例___________

  「木材含水率が高い」
 _________________
 
 401

  
 
 ◆写真解説
 
 柱の含水率25.5%。
 
 20%を超えると、カビ、腐朽菌の発生や
 耐力低下につながる。

 
 ◆内容説明
 
 測定している箇所は柱。
 
 すでにカビが生え、
 見たこともない小さな虫が集っていた。
 
 
 今回の原因は、工事中の雨と、短工期と、壁の気密化。
 
 工事中、木部が雨に濡れ
 乾かす間もなく、気密や仕上げ工事をした。
 
 壁の内外部、どちらへも通気がなく
 完全に壁内は密閉状態。
 水分の蒸発が阻害されている。
 
 
 含水率20%以上の影響は大きく
 
  ・カビによる健康被害。
  ・腐朽菌による木の腐り。
  ・構造耐力的に弱くなる。などがある。

  
 特に、長期間作用する荷重に対する変形量は
 乾燥材の倍である。
 
 
 
 ◆対策
 
 2ケ月で完成する家がある。
 
 そんな家は、
 雨が振っても、お構いなし。
 その後の乾燥も気にしない。
 
 昔の家なら、放っておいても自然に乾燥しました。
 
 
 今は、省エネを意識し、高気密、高断熱化。
 仕様によっては、壁などが密閉される。
 
 
 工事中に、乾燥を十分確認することが大事です。
 
 
====================

■(2)編集後記


 住宅検査で、私が師と仰ぐ人たちの
 交渉に立ち会う機会があった。
 
 
 相手は、大手企業。
 
 普通、対応はマニュアルに沿っていて、自社の
 都合の良い方へ、持っていくようになっている。
 
 
 最初は威圧的だった、メーカーの担当者たち、
 完全なミスを証拠として出したら
 態度が急変、丁重になった。
 
 来週以降、数件の交渉が控えています。
 大変参考になりました。
 
 
 
 
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iekensa at 20:49│Comments(0)TrackBack(0) 躯体全般 

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