事例394『床下断熱材の落下』事例396『基礎のズレ』

2011年07月29日

事例395『アンカーボルトのズレ』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 最近の雨の降り方は異常ですね。
 
 一度、豪雨の最中に、雨樋が役割を果たしているか
 見てください。
 
 
 我が家の雨樋は、オーバーフロー状態でした。
 もっと大きい物を付けておけばよかったと、
 今になって思います。
 
 
 
■(1)今回の事例_______

  「アンカーボルトのズレ」
 _____________
 
 
 395
 
 
 ◆写真解説
 
 アンカーボルトのズレ。
 
 これだけを見るとNGです。
 
 だだし、後ろのホールダウンボルトが、
 役割をカバーするため、
 もともと、不要なアンカーボルトである。
 
 よって、これでも基準的には問題がない。

 
 ◆内容説明
 
 アンカーボルトよりホールダウンボルトのほうが
 直径も太く、コンクリートへの埋め込みも深い。
 
 よって、受け持つ引き抜き力は、倍近く、
 アンカーボルトの代用としては十分です。
 
 
 フラット35の仕様書などにも、
 ホールダウンボルトが取り付けられた場合は
 アンカーボルトを省略できるとの記載がある。
 
 
 とは言っても、余分に入れることは自由。
 入れるからには、すべてのアンカーボルトが、
 きちんとした位置に入ることが大事。
 
 
 ◆対策
 
 未だに、コンクリート打設時に
 アンカーボルトを入れている業者がいます。
 (田植え式と言われている)
 
 精度の問題からも、事前の正確な設置が必要です。
 
 
==================

■(2)編集後記
 
 
 お客さんの興味を引くため、
 家の性能や、会社のサービス内容など
 ある程度、過剰表現することは、
 どこの会社でもあると思います。
 
 
 今週、関わった現場は、広告などの売り文句と、
 実際にやっていることが、あまりに違いすぎる。
 

 営業妨害や名誉毀損になるので、紹介できませんが
 
 この場で、広告を出して、
 どれだけ嘘を付いているか説明をすれば
 
 呆れるか、ひどい嘘つきの内容に笑えます。
 
 
 悪く言えば「詐欺行為」。
 広告を見て家を買った人は、当然笑いごとでは済みません。
 
 
 社長自身に、反省や悪びれた様子はなく、
 集客したいがために、
 広告が、どんどん誇大表現になってしまったようです。
 
 
 
 今までこの会社は、何十件か建てているようですが、
 初めて、この件について指摘を受けたようです。
 
 
 素人は簡単に騙せても、プロの目はごまかせません。
 
 
 
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iekensa at 13:04│Comments(0)TrackBack(0) アンカーボルト 

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