事例377『スリーブ入れによる鉄筋の切断』事例379『大引きの継ぎ手不備』

2011年05月31日

事例378『車載禁止のます蓋』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 17年前くらいに、新築の独身寮に住んでいて、
 今日、その前を通ったら、解体工事をしていました。
 
 たった20年弱で解体。
 時代の流れで、必要のない建物になってしまった
 と思うと、もったいない気がします。
 
 
 
■(1)今回の事例__________

  「車載禁止のます蓋」
 ________________
 
 378

  
 ◆写真解説
 
 車載禁止のます蓋を、駐車場に使っている。
 車の重さによっては割れることがある。


 ◆内容説明
 
 写真は雨水のます蓋。
 
 乗用車くらいでは、割れることはありませんが、
 四駆など重量車が載ることも想定し、
 基本は、車が載る部分は、強度の強い蓋を使います。
 
 
 設計図書で指示しないことが多く、
 設備屋さんが判断して施工している場合が多い。
 
 
 ◆対策

 写真のように蓋には、はっきり「車載禁止」
 と表示があり区別は簡単。
 タイヤが載りそうな箇所は、チェックしましょう。
 
 
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■(2)編集後記
 
 
 先週、欠陥住宅被害者からメールが2通届いた。
 
 年に数回はあることですが、
 同じ日に、2通届いたのは初めてです。
 
 主な内容は
 
 「○○ホームに人生を狂わされた。何とか仕返しできないか」
 
 「裁判で、我が家の欠陥は、欠陥ではないと言われた」など
 
 
 悲痛な内容で、何とかしてあげたい気持ちはあります。
 しかし、裁判まで発展した状況では、難しいケースがほとんどです。
 
 また、マスコミに公表したいと言っても
 最近は裁判中の物件の取材は、まず受けてくれません。
 
 
 
 工事開始から、当社に検査を依頼してくるお客さんは
 有名メーカーで建てる人が多いです。
 
 理由を分析してみると、
 
 有名メーカーに依頼して、安心を買い。さらに、
 有名メーカーの家でも、所詮は職人が現場で造るので、
 念のために、自分側の第三者に検査を依頼して
 欠陥を防ぐという慎重な考えを持っています。
 
 このような方の場合、ほぼ100%、
 紛争にまで発展することはありません。
 
 
 やはり、事前の自己防衛が大事です。
 
 
 予算的に有名メーカーに頼めなくても、
 契約書類や図面を、自分側の専門家にチェックさせるなど、
 契約前から慎重にすすめることで、紛争の予防になります。
 
 お金をあまりかけなくても、必要最低限のことはすべきです。
 
 何かあっても、消費者は保護されているから
 大丈夫だろうという考えは、大変危険です。
 
 
 
 
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