事例323(床下断熱材のたれ)事例325(筋交い金物ビス抜け)

2010年11月23日

事例324(アンカーボルトの位置が悪い)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 ここ最近、毎日アマゾンから本が届く。
 
 専門書やビジネス書など思いつきで
 買ってしまっているからです。
 
 
 仕事が忙しくても、合間の時間で本を読んでます。
 
 業者へ指示する立場、
 専門書を中心に、知識のインプットを大事にしています。
 
 
■(1)今回の事例_________________

  「アンカーボルトの位置が悪い」
 ________________________
 
 324

  








 
 ◆写真解説
 
 柱がくる位置にアンカーボルトがある。
 
 これでは緊結が十分できない。

 
 ◆内容説明
 
 写真の穴になっている部分は
 柱の「ほぞ」※が入ります。
 
 ※「ほぞ」(木材を接合するための突起)
 
 この部分にアンカーボルトがくると
 座金が十分に効かないし、
 柱の「ほぞ」を削ることになります。
 
 
 最近の検査で、未だにアンカーボルトを
 コンクリート打設後に入れている現場を見た。
 
 フラット35の仕様書では、これは禁止されていますし、
 品質確保を考えると、やるべきでない施工。
 
 
 なぜ、現場監督が指導できないか
 不思議です。
 
 
 ◆対策
 
 図面上でのミスをなくすこと。
 アンカーボルトを事前に設置し、位置を検査する。
 
 
 
==========================

■(2)編集後記
 
 
 断熱材がない!
 大工が足らない!
 
 現在、住宅バブルの現象が起きています。
 
 そのけん引役は、パワービルダー※と呼ばれる業者と
 ローコストメーカー。
 
 ※パワービルダー
 大手のハウスメーカーが手掛けないような狭い土地に、
 小型物件を圧倒的な低価格で積極的に供給する
 
 
 現在、これらの仕事をする職人は、相当忙しい。
 
 人手が足らないから、早く終わらせて、
 次の現場へ入らないといけない状況になっている。
 
 この状況で、仕事が雑になる傾向を感じています。
 
 また、現場監督も忙しいので
 能力オーバー状態の人を見かける。
 
 
 これから年末、3月に向けて、
 ますます忙しさが増すと思います。
 
 せっかくお値打ちに購入したのに
 欠陥だったと後悔しないようにしたい。
 
 安心を買うなら、
 アーネストワン、一建設、サンヨーハウジング名古屋
 など、株式を公開している住宅専門会社の物件を買うと、
 大きなミスがある確率は低い。
 
 ここ最近の基準、法律の改定内容が難しく
 きちんと細部まで理解できているのは
 やはり企業規模が大きい会社です。
 
 こんなことを言うと、個人的に大手を「ひいき」
 しているように聞こえますね。
 
 そんなことはありません、個別相談に来られた方には
 買ってはいけない大手メーカーを、いくつか教えています。
 
 
 
 
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iekensa at 15:30│Comments(0)TrackBack(0) アンカーボルト 

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