事例320(基礎表面のジャンカ)事例322(アンカーボルトの不備)

2010年11月12日

事例321(コア抜きによる基礎の破損)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 1週間のうち、一番予定が入る金曜日。
 
 今日は、急な変更などもあり
 事務所にいる時間が長そうです。
 
 溜まっている書類を片づけています。
 
 
 
■(1)今回の事例_________________

  「コア抜きによる基礎の破損」
 ________________________
 
 321

 






 
 
 ◆写真解説
 
 配管を通すため、あとから基礎に
 穴を開けた際、基礎表面が破損した。
 
 その後、そのまま放置され、補修もなし。

 
 ◆内容説明
 
 写真はコンクリートに丸穴をあける
 「コア抜き」という施工です。
 
 道具の特性上、穴が貫通する最後は、
 写真のようにコンクリートが破損してしまう。
 
 
 コア抜きは、鉄筋を切る可能性が高いため、
 本来、スリーブという筒を生コン打設前に入れておき、
 あとから基礎に穴あけしないことが、一般的な施工。
 
 配管が無計画な場合や
 監督がスリーブ手配を忘れると、施工が必要になる。
 
 
 補修済みであれば、検査で指摘はしません。
 
 
 鉄筋の切断の確認は、
 「鉄筋探査」を使えば確認可能です。
 
 
 ◆対策
 
 品質の規定で「コア抜き禁止」を徹底し、
 
 監督がもし忘れても、
 基礎職人が気が付くようにする。
 
 
 
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■(2)編集後記
 
 
 大小さまざまですが、住宅紛争の話が絶えません。
 
 中には、必要以上に責任を取ってくれる
 工務店の社長さんもいて、
 尊敬でき、うれしく思えることがある反面、
 
 ほとんどが、エゴむき出し、
 その場しのぎのために、人間の汚さ丸出しで
 何でもありの人もいる。
 
 それにかかわると、私も攻撃の対象になる。
 
 
 また、TVや新聞を見ても、
 詐欺、いじめ、頼りない政治などのニュースにうんざり。

 
 これらにいちいち怒りを感じていると、
 きりがありません。
 
 
 
 気持ちが落ち着く本を見つけました。
 
 三輪明宏さんの新刊「花言葉 」 パルコ出版
 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4891948353
 
 
 名言集・格言集で、
 厚さのわりに文字は少ないため、
 本が苦手な人でも読めると思います。
 
 
 欲張らず「美しい生き方」をしたいですね。
 
 
 
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iekensa at 11:19│Comments(0)TrackBack(0) 基礎かぶり、コンクリート 

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