事例305(断熱材 未施工)事例307(曲がった壁)

2010年09月21日

事例306(火打ち梁 未固定)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 瑕疵担保責任を理解していない業者が多い。
 
 数年で雨漏りが発覚して、
 「うちに過失はない。劣化が原因だから有償補修です」
 という業者もいた。
 
 
 過失の有無を問わないのが
 瑕疵担保責任です。
 
 
 
■(1)今回の事例_________________

  「火打ち梁 未固定」
 ________________________
 
 306

 
 







 
 ◆写真解説
 
 火打ち梁のボルト未施工。
 ただ、部材が付いているだけで固定されていない。
 
 
 ◆内容説明
 
 ・火打ち梁とは
 
 地震や強風時などの水平力による変形を防止するために
 設ける木造の床組み、小屋組みの斜材。
 
 
 木の色とボルトのゴールド色は似ていて、
 よく見ないと、抜けに気が付かない。
 
 以前に、梁のボルト抜けも紹介したように
 意外と頻度が高い事例です。
 
 
 端部を緊結しないと、機能を果たさない部材。
 
 うっかりの施工忘れを防ぎたいです。
 
 
 ◆対策
 
 誰も気が付かないと、そのまま隠れる。
 
 当然ですが、私は検査のときに
 全ての箇所を見るようにしています。
 
 
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■(2)編集後記
 
 
 最近、デザインのいい家が多い。
 
 パッと見だけでなく
 本当に細部までこだわっている。
 
 デザイン力で勝負する設計事務所に依頼するような家を
 ローコストメーカーがオーダーメイドで建てたりしている。
 
 
 設計者も気合が入るだろうし、
 依頼するお客さんも楽しいと思う。
 
 
 これできれいに仕上げれば完璧ですが
 
  イマイチな仕上げの現場が多い。
 
 
 車でも何でも
 デザインに惚れれば惚れるほど
 
 見つめる機会は増えるはず。
 
 
  じっと見つめて、仕上げが汚いと
  
   嫌になりますね。
   
 
 もう少し、仕上げレベルが全体に高まれば良いと、
 
  検査していて思います。
  
 
 
 ある工務店さんは、仕上げレベルが非常にいい。
 
 その理由は、職人さんの仕事をきちんと評価しているからです。
 
 
 「ただ売れればいい」ではなくて、
 本当にいいものを造ろうとしている会社です。
 
 
 
 
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iekensa at 22:42│Comments(0)TrackBack(0) 躯体全般 

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