事例290(鉄骨の雨漏り)事例292(勝手な廃材利用)

2010年08月03日

事例291(基礎が乾かない)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 今日は朝から四日市にいて
 
 夕方、名古屋へ戻り、
 事務所に帰ってきたのが21時。
 
 昨日の仕事も片付いていなく、焦ります。
 
 
■(1)今回の事例_________________

  「基礎が乾かない」
 ________________________
 
 291

 




 


 
 ◆写真解説
 
 基礎の外周が地面の水を吸い上げ、
 1年中濡れている。
 
 見た目も悪いが、この影響で床下が湿気ている。


 
 ◆内容説明
 
 建物周囲の地盤の水はけが悪く、
 砕石の下に水がたまっている。
 
 その水を基礎の仕上げモルタルが吸い上げ
 写真のように濡れている。
 
 
 意外かも知れないが
 このような土地は多い。
 
 住宅の地盤調査では
 地下水のことまではわからないため
 
 家が完成して、梅雨時などに地下水位があがり
 はじめて現象に気が付く。
 
 
 この水が基礎の打ち継ぎから中へ入るとか、
 建物に影響がなくても
 やはり見た目が悪いため、
 
 何らかの対策が必要だと思う。
 
 
 
 ◆対策
 
 基礎内部の高さをGLより低くしない。
 
 周囲の水はけが悪い場合、
 暗渠の設置など水を取る措置を計画する。
 
 
 
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■(2)編集後記

 
 この前、業界紙を読んでいたら
  こんな記事が載っていました。
  
 -------------------------------------
 
 家を買うのは無理と思っていた若い夫婦。
 
 冷やかしのつもりで住宅展示場を訪れ、
 相談してみた。
 
 結果、今は低金利。
 買えそうなことがわかった。
 
 
 実際計画すると、資金不足であったが、
 親が400万円借してくれて
 家を買うことができた。
 
 ------------------------------------
 
 この話は本人たちにとって良かったのか?
 
  私には無理して買って、
  大丈夫かと思える。
  
  
 無理して買った人ほど
 何かあった時に家が重荷になる。
 
 何もなければいいが
 それだけは誰にもわからない。
 
 余裕を残し、家は購入して欲しいと思います。
 
 
 何かあった場合、
 良かったのは不動産業者と銀行だけになる。
 
 
 このような衝動買いが増えて日本が景気回復すれば
 世間的にいいことですけど。
 
 
 

 
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iekensa at 22:51│Comments(0)TrackBack(0) 基礎かぶり、コンクリート 

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