事例289(かぶり不足)事例291(基礎が乾かない)

2010年07月30日

事例290(鉄骨の雨漏り)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 理由はわかりませんが、
 最近、検査が金曜に集中します。
 
 
 今日も朝から4件、現場を見てきました。
 
 
 
 
■(1)今回の事例_________________

  「鉄骨の雨漏り」
 ________________________
 
 290

 








 
 
 ◆写真解説
 
 鉄骨造、雨漏りによる
 鉄骨のさびと下地の木の腐り。
 
 
 木がこの状態では、下地の役割を果たせず、
 壁が落ちた。

 
 ◆内容説明
 
 壁内の雨漏り。
 
 
 外壁に異変が起きて、内部を確かめたら
 写真のような状況であった。
 
 気が付くのが遅れた理由は、
 内部で断熱材などが水を吸っていたから。
 
 
 発見が遅れると
 癌のように気づいたときには
 
 致命的になっていることがある。
  
 気密化する住宅が増えれば
 このような現象も増えるかもしれません。
 
 
 
 ◆対策
 
 外壁下地の防水工事をきちんとおこなう。
 
 
 雨漏りは瑕疵保証の対象ですが
 この部分の検査は保険会社ではおこなわない。
 
 あとから見えなくなる部分、
 職人任せにせずにきちんと検査しましょう。
 
 
==========================

■(2)編集後記

 
 ・コンクリートにヒビが入った。
 ・雨が漏った。
 ・部屋が湿気る。
 
 など、いろいろな調査依頼がきます。
 
 
 これらの原因のほとんどは
  担当者の「無知」による設計、施工ミス。
  
 
 依頼する側はプロに頼んでいるため
 何でプロが無知なのか理解できないようです。
 
 
 無知をなくすには経験が一番。
 本などで得た知識は、忘れやすいから。
 
 
 過去に雨漏りで痛い目にあった人は雨漏りに注意するように
 
 その担当者の経験、知識によって失敗の確率はかわります。
 
 
 
 もちろん私の仕事も経験が大事。
 
  
 スポーツで強い相手と試合しないと強くならないように
 簡単な仕事だけしていては向上はない。
 
  かなり難しい内容の依頼、
  相手が「質の悪い業者」の依頼が、最近多いですが
  
 これも経験だと思い、選別することなく引き受けています。
 
 

 
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iekensa at 17:52│Comments(0)TrackBack(0) 雨漏り 

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