事例288(壁断熱材の欠落)事例290(鉄骨の雨漏り)

2010年07月27日

事例289(かぶり不足)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 今日、車の走行距離が10万キロを超えました。
 
  新車で購入し2年10ヶ月目。
 
 
 月あたり3000KM
 
 現場を移動しています。
 
 
 
■(1)今回の事例_________________

  「かぶり不足」
 ________________________
 
 289

 







 
 
 ◆写真解説
 
 基礎立ち上がり鉄筋のかぶり不足。
 
 目視でも外側に寄っている(型枠まで1CMくらい)
 ことが良くわかる。
 
 規定では4CM以上必要。

 
 ◆内容説明
 
 最近、指摘が多いので載せました。
 
 
 基礎屋さんは、この基準を知っているはずなのに
 検査で指摘を受けなければ
 そのままコンクリートを入れる予定でした。
 
 あとから見えなくなる箇所、
 ダメだとわかっていても
 面倒だから直さないのでしょう。
 
 
 かぶりの不足は
 基礎の強度、耐久性に影響があります。
 
 基準法にも明記されている事項でもあり
 きちんと守って欲しいです。
 
 
 
 ◆対策
 
 鉄筋探査機で調べると
  かぶり厚はあとからでもわかります。
  
 完成してから欠陥だと言われないために
 検査でチェックするしか対策はありません。
 
 
 
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■(2)編集後記

 
 今日、躯体の構造検査に行った現場。
 金物類が相当数、付いていませんでした。
 
 
 昨日実施しているはずの
 社内検査、瑕疵保証の検査は
 
  何を検査したのでしょう。
 
 
 
 先週、ある有名メーカーの現場に
 基礎の鉄筋検査に来た瑕疵保証の検査員、
 
 建物内に入ることなく
 全体を眺めるだけで帰った。
 
 先月も同じメーカー、同じ保証会社で同様の光景を見た。
 
 
  パッと見て鉄筋が組んであれば
  細かなことは気にしないようです。
 
 
 瑕疵保証と現場検査があるからと
 安心している消費者がいたら
  完全に裏切る行為。
 
 また、まじめに検査している瑕疵保証会社は
 同じだと思われたら迷惑です。
 
 
 
 ここに記載される会社を実名で公表できなくて残念です。
 
 いい情報であれば問題ありませんが
 マスコミも避ける内容であり、公表できません。
 
 
 個別相談に来ていただくなど
 私と直接会う機会があれば実名でいろいろ教えます。
 
 
 実名を出して話すと
 皆さんとても驚いてくれます。
 
 
 
 
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iekensa at 22:04│Comments(0)TrackBack(0) 基礎かぶり、コンクリート 

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