事例259(外壁タイルの段差)事例261(軒天材の厚さが薄い)

2010年04月16日

事例260(柱(小屋束)の寸足らず)

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■(1)今回の事例_________________

  「柱(小屋束)の寸足らず」
 ________________________
 
 260




  
 
 ◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
 
 屋根を支える柱(小屋束)が短い。
 
 これでは荷重を伝えられず、
 屋根が下がる可能性がある。


 
 ◆内容説明
 
 写真は屋根裏で撮影。
 
 屋根荷重を支える柱の根元を撮っています。
 
 
 原因は、寸法の計算ミス。
 
 ミスは仕方がないとして
 そのまま建ててしまうのは悪質です。
 
 
 
 ◆対策
 
 屋根裏も完成すると見えない部分。
 このような箇所に瑕疵が隠れている場合が多い。
 
 
 工事中に検査することが一番ですが、
 できなかった場合、
 あとからでも確認してみることが大事。
 (通常、点検口などから確認できます)

 

 
 
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■(2)編集後記

 
 先回、「仕上げの品質」の話を書きました。
 
 
 今週、相談があった例でも
 
 この「仕上げ品質」の悪さが原因で
 調停にまで発展する例がありました。
 
 その内容は、完成した家が、
 傷、汚れだらけ、段差など、
 
 とてもプロの仕事とは思えない仕上げ。
 
 
 だから、きれいに補修するまで最終代金を払わない
 
 ということ。
 
 
 
 家を売る業者は
 「価格」、「サービスの良さ」、「性能」
 
 そして「品質」の4点を
 売りとするケースが多いと思います。
 
 
 ただ、完成した家を買う以外は、
 契約時に品質は確認できません。
 
 
 あとから、品質で「がっかり」しないように
 
 品質については
 買う側、業者側も重視して欲しいです。
 
 品質が原因で紛争まで発展すると
 業者の「サービス」も悪くなり
 
 
 結果、「安かっただけの家」となり
 
 家を建てたことに後悔します。
 
 
 もめてから相談に来る方は皆、
 もっと早く現場を見てもらえばよかったと言います。
 
 やはり予防が重要です。

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iekensa at 10:08│ 躯体全般 
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