事例258(基礎パッキンの不備)事例260(柱(小屋束)の寸足らず)

2010年04月13日

事例259(外壁タイルの段差)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 今日は書類などの締め切りが3つ。
 
 朝8時から集中しています。

 
 
■(1)今回の事例_________________

  「外壁タイルの段差」
 ________________________
 
 259
 


 


 
 ◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
 
 外壁タイルの段差。
 これでも完成として引き渡されたもの。
 
 納得できるはずがない。


 
 ◆内容説明
 
 これを見て「上手な施工だ」という人は
  いないでしょう。
 
 
 この状態で完成引渡し。
 
  施工した職人。
 
  監理している建築士。
  現場監督。
 
 何を考えているか理解できません。
 恥ずかしいと思わないのでしょうか?
 
 品質に対する意識が低すぎます。
 
 
 
 ◆対策
 
 完成時、チェックせずに引渡しを受け、
 あとで、いろいろ気づくケースがあります。
 
 
 良く確認してから引渡しを受けましょう。

 
 
==========================

■(2)編集後記

 
 今日の例に関連する話をします。
 
 
 検査の種類の中で、
  業者から露骨に嫌な顔されることの一つ。
  
 
 それは、「完成時」仕上げ等のチェック。
 
 指摘として
 ・床のタイルが浮いる
 ・床に穴があいている
 ・トイレのカウンターが斜めに付いている
 ・ドアの建て付けが合ってない
 
 例を挙げればきりがない。
 
 
 補修をかけるのが手間なのか
 
 検査で指摘を受けなければ、
 そのまま引き渡そうとする業者が多い。
 
 以前、室内ドアが枠に当たって閉まらないのに
 「それは普通です」と言った大手分譲業者の営業もいた。
 
 
 
 これでは、職人の腕は上がらず、
 同じ事を繰り返し、
 いつまでたっても品質はよくならない。
 
 
 職人のような職業はダメなところを
 認識させないと腕は上がらない。
 
 
 昔は親方がその役割だったが
 現在は親方も弟子もいない一人親方がほとんど。
 
 監督など誰も指導しないから
  人によっては全く向上がない。
  
 
 
 品質の向上は
 お客、業者、職人・・・皆にとって「いい事」です。
 
 
 慣れ合いの現場をぶち壊すようで恐縮ですが、
 これからも、厳しく指摘したいと思います。
 
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iekensa at 11:00│Comments(0)TrackBack(0) 仕上げ 

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