事例193(床束の隙間)事例195(クーラー配管で筋交いを切り欠く)

2009年08月21日

事例194(天井断熱材の隙間)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 今日はやや遠方へ検査。
 戻りが遅くなりそうなので
 朝、早めの送信です。
 
 
■(1)今回の事例_________________

 ・「天井断熱材の隙間 」
 ________________________
 
 194
 




 
 
 ◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
 
 天井断熱材のめくれ。
 雑な施工で赤丸印以外にも隙間が目立つ。
 
 
 ◆内容説明
 
 今回はあまり説明するまでもないでしょう。
 天井材の上に敷き並べてある天井断熱材が
 動いてバラバラになり隙間ができている。
 
 大工さんがきちんと並べたあと
 換気配管を施工した際に乱れた可能性があります。
 
 
 ◆対策
 
 2×4のように天井根太に留めつける場合は別として
 敷き並べるだけの施工の場合は
 最終、点検口からのぞいてチェックする必要があります。

 
  
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■(2)編集後記


 千葉県のリフォーム会社
 「ヤマシナ商事」の社長さんから
 http://www.yamashina-co.com/
 
 自身が発案しINAXを説得し実現した
 
  「U−1グランプリ」
 
 というイベントの話を聞きました。
 
 U−1グランプリとは
 ユニットバスの組み立て技量を競うもので
 まだ、知名度は低いですが今後拡大していくようです。
 
 
 住宅現場の職人さんは
 仕事をきちんと評価されることがまずありません。
 
 仕事が上手い人も、下手な人も同じ単価。
 
 これではやる気がおきませんね。
 
 
 このイベントで競い合うことにより
 職人さんが今まで目を向けなかった
 施工マニュアルなどを読むようになったそうです。
 
 何か目標を持たせたり、
 評価することはやはり大事なんですね。
 
 
 またこの会社、職人さんを対象に
 運転免許のような点数制度を取り入れています。
 
 1年ごとに集計し、
 ゴールド免許のようにランクを色分けして
 免許証を発行しています。
 
 やる気を起こさせることはもちろん
 品質の向上には欠かせない良い策だと思いました。
 
 
 このような制度は業界全体に浸透していくと良いですね。
 
 ただ、人の評価は義理、人情が入ると変わるので
 職人さんと関係のない人が判断することが大事ですね。
 

iekensa at 08:13│Comments(0)TrackBack(0) 断熱材 

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