欠陥住宅事例97(合板の・・・・)欠陥住宅事例99(杭の空洞)

2008年07月23日

欠陥住宅事例98(外壁タイルの落下)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 午後一番で行った完成検査
 ものすごく暑く、バテました。
 
 今は少し、体と頭回復しました。
 
 
■ 今回の事例__________________

 ・「外壁タイルの落下」
  _______________________
 
 98

  
 

 


 写真解説:サイディングの上に張った外壁タイルが
       剥離して一度に落下(白い部分が剥がれた箇所)
       接着の施工ミスによる。

 高価ですが、外壁メンテナンスを考えると一番良い
 
  「タイル張り」
  
 ここ数年、木造住宅ではモルタル(湿式)から
 接着剤でのはりつけ=「乾式」に変わってきました。
 
 
 写真の例はサイディングに直接タイルをはったもので
 築2年くらいでいきなり、一度に落下してしまいました。
 
 
 原因は、接着剤の配合ミスによる接着不良。
 
 職人の勘まかせで施工したようです。
 
 
 ・タイルが落下したときに下に人がいたら・・・
 ・保証が切れてから落下したら・・・
 
 被害が大きい部分だけに重要です。
 
 
 
 ◆対策
 
 車でも新車は不具合出やすいように
 
 新しい工法は、失敗の可能性が高いです。
 後々の対応含め、信頼できるメーカー品を
 選ぶ事でしょうか。
 
 
 
 
==========================
■(2)編集後記(普段はメルマガのみに記載)
 
 
 ここ最近、トラブル処理の仲介を多くこなしました。
 
 ふと気づいた事ですが
 
 お客さんは
 
 ・高い基準を持ち、
 ・妥協は許さない
 ・賢い判断ができる、
 ・優れた見極める目を持っている
 
  「優れた消費者」が多くなっています。
  
 
 ただ、このような方は企業側から見て
 「クレーマー」扱いされてしまうケースがあります。
 
 
 言っている事は「あたり前」で「筋が通っている」のに
 
 業界特有の例えば住宅では
 
 ・現場の誤差
 ・職人技量や材料のばらつき
 ・コストの相対性(金額以上の品質を要求)
 
 などを超えて意見を主張したり
 
 過剰な金銭をペナルティーとして要求すると
 
 
 業者はお客様として扱わなくなります。
 
 
 トラブルは気をつけていても起きる事はあります。
 
 何も詳しい説明もなく事務的に
 
 「無理です」
 「できません」と言われたら腹立ちますね。
 
 きちんと対応してくれる業者を選ぶのと
 優れた消費者なら、相手のこと、業界の事も理解しましょう。
 本などである程度知識得られます。
 
 企業は最近、クレーム対応を良く研究してます。
 クレームを付けてかえって自分が損する事もあるのです。
 
 
 家は気に入ったけど・・・
 本当にその会社でいいのか
 契約前に良く考えましょう。
 

iekensa at 18:47│Comments(0)TrackBack(0) 仕上げ 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
欠陥住宅事例97(合板の・・・・)欠陥住宅事例99(杭の空洞)