欠陥住宅事例62「号外7」結露 

2008年02月12日

欠陥住宅事例63

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 今回の事例は
 写真を見れば誰でも「おかしい」とわかることです。
  
 
■今回の事例____________________
 
 ・「土台」の大きな欠損
  ________________________
 
 63







 写真解説:土台に配管を貫通させている。
 
 今回はあまり解説するまでもないでしょう。
 
 ここまで穴をあけてしまったら
 
 構造材としての機能はありません。
 
 
 
 土台については前にも何度か説明していると
 思いますが
 
 基礎と木躯体をつなぐ重要な部分で
 もちろん、地震時には大きな力がかかります。
 こんな穴が開いていれば、大地震時には
 その部分は破壊されるでしょう。
 
 
 
 今回、穴を開けたのは「水道屋」です。
 
 私の想像では
 
 水道屋は悪いと知っていながら、
 配管を通す場所を他に考えられず、
 
 監督に連絡し、相談する手間を省き
 土台に穴をあけたと想像します。
 
 
 当然上からは見えないため
 現場にいる大工さん、監督、施主さんも気が付きません。
 
 暗い、埃まみれの床下を「ほふく前進」しないと
 この部分を見ることはできません。
 
 きっと「ばれない」と思ったのでしょう。


 
 ◆対策
 
 住宅においては特に設備設計を細かく行なう事は
 通常、ありません。
 
 細かい配管経路などは設備屋任せの場合が大半です。
 
 良い設備屋に当たれば心配ありませんが
 自分で選ぶ事は不可能です。
 
 監督さんや設計者はあまり気にしていないため
 配管の経路など、事前に確認すると良いでしょう。
 そうすれば多少でも監督が考え、
 ミスを防げる確率大です。

iekensa at 23:08│Comments(0)TrackBack(0) 躯体全般 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
欠陥住宅事例62「号外7」結露