「号外」完成時の傷、汚れはどこまで言える?欠陥住宅事例55

2008年01月09日

欠陥住宅事例54

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
   『躯体ジョイント部の釘打忘れ』を紹介します。
 
 
■今回の事例______________________
 
 ・2×4住宅の外壁コーナー接合部の釘打ち忘れ
  __________________________
 
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 2×4の接合部は釘で主に接合します。
 写真の赤の印のように各コーナーから釘打ちが必要ですが
 片方を打ち忘れた例です。
 
 
 現在、壁部分などはトラックに乗る大きさでパネル化されて
 現場に搬入されるため、全て現場で釘打ちはしませんが
 パネルジョイント部などは現場で大工さんが釘を打ちます。
 
 
 2×4の釘打ちの量ですが
 数えた事はありませんがものすごい数です。
 (何千本という単位でしょう)
 人間がやることですから当然完璧の確率は少ないです。
 
 事実、この現場もこの他、主要部で2ヶ所釘打ち忘れが
 ありました。
 
 
 私が思うには、大工さんが打ち忘れる理由の1つに
 打ったあとの釘頭は木の節などと類似し
 非常に見難いためではないかと

 他メーカーの家でも社内検査の後に検査に行っても
 私はよく釘の打ち忘れを発見することが多いです。
 
 よほど意識しないと見えないのが
 躯体の釘頭です。
 
 
 ◆対策
 
 全数検査しかありません
 
 ただし、かなりの見る意識を持たないと見えません。
 
 
 先日、ためしに完成検査などは慣れている
 当社のスタッフを現場へ連れて行き
 釘の打ち忘れの発見だけ集中させましたが、
 2ヶ所の見落としがありました。
 
 私は100%ではないでしょうが釘の打ち忘れが
 よく見えます。
 
 やはり経験でしょうか?
 

iekensa at 00:39│Comments(0)TrackBack(0) 躯体全般 

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