2007年10月
2007年10月31日
欠陥住宅事例40
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
『アンカーボルト 入忘れの隠蔽』を紹介します。
■今回の事例____________________
・アンカーボルトを入忘れ、そのまま完成
________________________

アンカーボルトは基礎に埋込まれ、躯体をつなぐ重要
な部材です。
特に躯体の浮き上がりを押さえるため、
入忘れや大きなズレは重大な欠陥です。
2×4や在来工法で1階の床を先に施工する場合は
すぐにこの部分が隠れてしまい不備の発見はあとから
不可能です。
多少のズレは仕方がないとして、全くの入忘れをそのまま
にすることは建物の耐震性などに影響が出るでしょう。
普段は床下に潜ってもアンカーボルトは基礎パッキンで
隠れて見えないんです。
今回、完成後の現場でありながら発見できたのは非常に偶然です。
なぜ発見出来たのか?
実は
コンクリートの非破壊試験をこの部分の直下の基礎で行なった際
土台が揺れたからです。
コンクリート非破壊試験はコンクリート表面を叩き
その反発で強度を推定するものです。
たまたま私自身が打撃したため異音に気が付きました。
これがなかったら見落としていたでしょう。
◆対策
あとで確認ができなくなるアンカーボルトは数も多く、
チェックは2重3重に行なうべきです。
監督へ指示したり、図面をもらい自分でチェックする事も
良いでしょう。
もし、入忘れなどの不備が出てしまったら・・・
ケミカルアンカー(接着系)を専門職の施工で打つことが
適正な是正方法です。
監督や基礎屋の施工は強度が十分でないことがありますので
注意してください。
『アンカーボルト 入忘れの隠蔽』を紹介します。
■今回の事例____________________
・アンカーボルトを入忘れ、そのまま完成
________________________

アンカーボルトは基礎に埋込まれ、躯体をつなぐ重要
な部材です。
特に躯体の浮き上がりを押さえるため、
入忘れや大きなズレは重大な欠陥です。
2×4や在来工法で1階の床を先に施工する場合は
すぐにこの部分が隠れてしまい不備の発見はあとから
不可能です。
多少のズレは仕方がないとして、全くの入忘れをそのまま
にすることは建物の耐震性などに影響が出るでしょう。
普段は床下に潜ってもアンカーボルトは基礎パッキンで
隠れて見えないんです。
今回、完成後の現場でありながら発見できたのは非常に偶然です。
なぜ発見出来たのか?
実は
コンクリートの非破壊試験をこの部分の直下の基礎で行なった際
土台が揺れたからです。
コンクリート非破壊試験はコンクリート表面を叩き
その反発で強度を推定するものです。
たまたま私自身が打撃したため異音に気が付きました。
これがなかったら見落としていたでしょう。
◆対策
あとで確認ができなくなるアンカーボルトは数も多く、
チェックは2重3重に行なうべきです。
監督へ指示したり、図面をもらい自分でチェックする事も
良いでしょう。
もし、入忘れなどの不備が出てしまったら・・・
ケミカルアンカー(接着系)を専門職の施工で打つことが
適正な是正方法です。
監督や基礎屋の施工は強度が十分でないことがありますので
注意してください。
2007年10月26日
欠陥住宅事例39
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
『防水テープ施工の不手際』を紹介します。
■今回の事例_____________________
・防水のためのテープを窓廻りに貼っても
上から押さえないために密着せず機能を果たさない。
_________________________

写真は少しわかりにくいかもしれませんが、
建物の外装仕上げ材の下は防水紙という防水と透湿の機能を
持った紙を貼ります。
外装材はジョイント部や目地、コーキング部などから
雨が入る可能性があり、防水紙は防水の最後の砦として
非常に重要な役割です。
ただ、防水紙も窓や配管部分は切れてしまうため
その箇所の廻りには防水テープを貼らないとダメです。
写真のようにテープ自体を抑えないと密着しないため
隙間が出来て意味がありません。
職人の手で防水紙とテープを押さえない限り、
そのまま仕上がり一生密着しないままです。
窓廻りは雨漏りしやすい箇所の1つです。
ちょっとの事で被害が大きくなるため
検査でも特に注意する箇所の1つです。
◆対策
外装職人のだけの確認でなく
監督や第三者のチェックが必要。
『防水テープ施工の不手際』を紹介します。
■今回の事例_____________________
・防水のためのテープを窓廻りに貼っても
上から押さえないために密着せず機能を果たさない。
_________________________

写真は少しわかりにくいかもしれませんが、
建物の外装仕上げ材の下は防水紙という防水と透湿の機能を
持った紙を貼ります。
外装材はジョイント部や目地、コーキング部などから
雨が入る可能性があり、防水紙は防水の最後の砦として
非常に重要な役割です。
ただ、防水紙も窓や配管部分は切れてしまうため
その箇所の廻りには防水テープを貼らないとダメです。
写真のようにテープ自体を抑えないと密着しないため
隙間が出来て意味がありません。
職人の手で防水紙とテープを押さえない限り、
そのまま仕上がり一生密着しないままです。
窓廻りは雨漏りしやすい箇所の1つです。
ちょっとの事で被害が大きくなるため
検査でも特に注意する箇所の1つです。
◆対策
外装職人のだけの確認でなく
監督や第三者のチェックが必要。
2007年10月23日
欠陥住宅事例38
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
『コンクリートの空洞・・ジャンカ』を紹介します。
■今回の事例_____________________
・コンクリートが行き渡らなかったために出来た
大きな空洞があり鉄筋が見える
_________________________

写真は鉄筋コンクリート造の梁下の部分です。
このような「ジャンカ」はどうして起きるのか?
コンクリートは型枠で組まれた内部にコンクリートを上から
流し込みますが、この型枠内には複雑に鉄筋が入っていて
コンクリートの流れを邪魔します。
もちろん流し込む際は振動などかけますが、それが至らない
箇所では今回のような「ジャンカ」が発生するんです。
流れを良くするために現場で水を混ぜる「シャブコン」が
問題になりますがコンクリートが柔らかくなればジャンカも
当然減りますし、振動をかける手間も省けるため、職人が
故意に行う行為です。
最近は耐震性を重視し鉄筋量も増え、また、電気配線なども
非常に多くなりコンクリートが通る隙間も少ないのが現状です。
よりジャンカが起こりやすい状態がどこの現場でも増える
傾向です。
ジャンカが出てしまったら?
結果として、表面に出たジャンカは注入などで補修できますが
内部の見えない箇所に出たものは気づく事さえなく
そのままになってしまうでしょう。
表面にジャンカが多い場合は内部も疑った方が良いでしょう
ただし、自分で証明するにはこの手の調査は非常に金額が
かかりますし、相手が補修しか応じない場合は、解決は
難しいでしょう。
◆対策
型枠と鉄筋の離れ、いわゆる「かぶり」や鉄筋同士の空き
を十分取ることは当然ですが、
「コンクリートをきちんと打たせること」 です。
職人の気使いによってジャンカの発生は変わるでしょう。
ジャンカが出たら、壊してやり直しだと最初に約束しておけば
ものすごく注意してコンクリートを打つでしょう。
打設前の計画、打設時の注意が重要です。
===========================
■(2)編集後記
(時々掲載します、メルマガでは毎号読めます
メルマガはHPのトップから登録できます)
今日、現場で職人さんからいい意見を頂きました。
数年前から業者が依頼する保証検査が急激に増え、また
私のような施主側の検査会社も多くなったけど
「欠陥住宅 いや・・それを生み出す職人は減ってないよ
あんたらの仕事はなくならないよ」
「業者から依頼する検査は、後戻りできない指摘は建築業者の
顔色を伺いたいていは蓋をしてしまうし、
大半の職人は検査で指摘を受けた時だけは是正し納得するけど
すぐに楽を考えるから後戻りするよ。」
「そのあたり、あんたら十分考えな」と言われてしまいました。
厳しい意見ですが
私で出来る事があるはずです、考えてみようと思いました。
このような意見が聞けるのも現場へ出るからで
毎日いろいろ勉強させられていると思いました。
『コンクリートの空洞・・ジャンカ』を紹介します。
■今回の事例_____________________
・コンクリートが行き渡らなかったために出来た
大きな空洞があり鉄筋が見える
_________________________

写真は鉄筋コンクリート造の梁下の部分です。
このような「ジャンカ」はどうして起きるのか?
コンクリートは型枠で組まれた内部にコンクリートを上から
流し込みますが、この型枠内には複雑に鉄筋が入っていて
コンクリートの流れを邪魔します。
もちろん流し込む際は振動などかけますが、それが至らない
箇所では今回のような「ジャンカ」が発生するんです。
流れを良くするために現場で水を混ぜる「シャブコン」が
問題になりますがコンクリートが柔らかくなればジャンカも
当然減りますし、振動をかける手間も省けるため、職人が
故意に行う行為です。
最近は耐震性を重視し鉄筋量も増え、また、電気配線なども
非常に多くなりコンクリートが通る隙間も少ないのが現状です。
よりジャンカが起こりやすい状態がどこの現場でも増える
傾向です。
ジャンカが出てしまったら?
結果として、表面に出たジャンカは注入などで補修できますが
内部の見えない箇所に出たものは気づく事さえなく
そのままになってしまうでしょう。
表面にジャンカが多い場合は内部も疑った方が良いでしょう
ただし、自分で証明するにはこの手の調査は非常に金額が
かかりますし、相手が補修しか応じない場合は、解決は
難しいでしょう。
◆対策
型枠と鉄筋の離れ、いわゆる「かぶり」や鉄筋同士の空き
を十分取ることは当然ですが、
「コンクリートをきちんと打たせること」 です。
職人の気使いによってジャンカの発生は変わるでしょう。
ジャンカが出たら、壊してやり直しだと最初に約束しておけば
ものすごく注意してコンクリートを打つでしょう。
打設前の計画、打設時の注意が重要です。
===========================
■(2)編集後記
(時々掲載します、メルマガでは毎号読めます
メルマガはHPのトップから登録できます)
今日、現場で職人さんからいい意見を頂きました。
数年前から業者が依頼する保証検査が急激に増え、また
私のような施主側の検査会社も多くなったけど
「欠陥住宅 いや・・それを生み出す職人は減ってないよ
あんたらの仕事はなくならないよ」
「業者から依頼する検査は、後戻りできない指摘は建築業者の
顔色を伺いたいていは蓋をしてしまうし、
大半の職人は検査で指摘を受けた時だけは是正し納得するけど
すぐに楽を考えるから後戻りするよ。」
「そのあたり、あんたら十分考えな」と言われてしまいました。
厳しい意見ですが
私で出来る事があるはずです、考えてみようと思いました。
このような意見が聞けるのも現場へ出るからで
毎日いろいろ勉強させられていると思いました。
2007年10月20日
欠陥住宅事例37
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
『建物の傾き』を紹介します。
■今回の事例_________________
・建物が傾いた場合、どこまでが許容範囲?
_____________________

最近、地盤に関する相談が多くありどうしても書きたくなり
溜まっている事例の順番を押しのけました。
写真の家は傾きが最大13/1000とひどく、サッシが締まらない、
壁に亀裂が入るなどの症状が出ているのもかかわらず
業者は「裁判やるならやれ」と言った感じです。
現状補修費用は細かくは見積もってないですが予想で1.000万円
はかかるでしょう。
ところで皆さんは家が傾けば裁判で勝てると思いますか?
実は難しいんです。
事例はかなりあり
傾斜の最大値5/1000、不同沈下によると思われる現象
(配管のずれによる漏水、パネルの転落等)が多発しても
非を認めずに裁判になるハウスメーカーがあるくらいです。
5/1000と言っても10mの長さの家でしたら5CMの傾きです
ビー玉は当然転がります。
昔より基礎の剛性が上がり亀裂は起きにくいですが
住んでいて平行感覚がおかしくなるでしょう。
日本建築学会の「小規模建築物基礎設計の手引き」では
傾斜が3/1000を超えれば不同沈下により建物本体に影響がでる
と記載があります
しかし、
現状の地盤保証会社などは6/1000を超えないと保証が下りません
よほどのことがない限り6/1000を超える事はありません
事実、5/1000で裁判になるくらいですから保証の限度を下げる
べきです。
この前見た保証会社の書類ですが
地盤調査した会社が軟弱地盤を指摘し杭が必要という考察なのに
保証会社は杭は必要なしと書いてありました。
良く基準がわかりません。
現状は何のための保険だと言いたくなります。
消費者は地盤保証で安心したらダメです。
今後、法改正で瑕疵保証制度も義務付けされますが
基準が低い、不利な約款条件では意味がないです。
◆対策
地盤については造成地は注意が必要です
特に傾斜地で擁壁を組んだ土地は良く地盤を検討しましょう。
沈下する家のほとんどは傾斜地の造成地に建つ家です。
住宅の地盤補強はいろいろあります
納得いくまで業者の話を聞き、疑問があれば他の専門家の意見を
聞くのも良いでしょう。
『建物の傾き』を紹介します。
■今回の事例_________________
・建物が傾いた場合、どこまでが許容範囲?
_____________________

最近、地盤に関する相談が多くありどうしても書きたくなり
溜まっている事例の順番を押しのけました。
写真の家は傾きが最大13/1000とひどく、サッシが締まらない、
壁に亀裂が入るなどの症状が出ているのもかかわらず
業者は「裁判やるならやれ」と言った感じです。
現状補修費用は細かくは見積もってないですが予想で1.000万円
はかかるでしょう。
ところで皆さんは家が傾けば裁判で勝てると思いますか?
実は難しいんです。
事例はかなりあり
傾斜の最大値5/1000、不同沈下によると思われる現象
(配管のずれによる漏水、パネルの転落等)が多発しても
非を認めずに裁判になるハウスメーカーがあるくらいです。
5/1000と言っても10mの長さの家でしたら5CMの傾きです
ビー玉は当然転がります。
昔より基礎の剛性が上がり亀裂は起きにくいですが
住んでいて平行感覚がおかしくなるでしょう。
日本建築学会の「小規模建築物基礎設計の手引き」では
傾斜が3/1000を超えれば不同沈下により建物本体に影響がでる
と記載があります
しかし、
現状の地盤保証会社などは6/1000を超えないと保証が下りません
よほどのことがない限り6/1000を超える事はありません
事実、5/1000で裁判になるくらいですから保証の限度を下げる
べきです。
この前見た保証会社の書類ですが
地盤調査した会社が軟弱地盤を指摘し杭が必要という考察なのに
保証会社は杭は必要なしと書いてありました。
良く基準がわかりません。
現状は何のための保険だと言いたくなります。
消費者は地盤保証で安心したらダメです。
今後、法改正で瑕疵保証制度も義務付けされますが
基準が低い、不利な約款条件では意味がないです。
◆対策
地盤については造成地は注意が必要です
特に傾斜地で擁壁を組んだ土地は良く地盤を検討しましょう。
沈下する家のほとんどは傾斜地の造成地に建つ家です。
住宅の地盤補強はいろいろあります
納得いくまで業者の話を聞き、疑問があれば他の専門家の意見を
聞くのも良いでしょう。
2007年10月16日
欠陥住宅事例36
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
『外壁目地処理の不備』を紹介します。
■今回の事例___________________
・コーキング材を付きやすくする「プライマー」の手抜き
_______________________

写真は目地の施工直前、土まで付いている。
サイディングはその材質が硬く変形などないと一見思えますが
実はよく伸び縮みするんです。
また、運搬の面から長さに限界がありどうしても目地を取る
必要があります。
建物にはこのように外壁以外にも目地が付き物で
コーキング材はなくてはならないものです。
今回、外壁面では防水の役割も受け持ち
材料との接着性が施工上重要ポイントです。
施工面の埃などを取り除く事はもちろんですが、施工前に
接着性を高める「プライマー」という材料を塗る事は
非常に重要です。
最初に書きましたがサイディングが縮んだ際、
接着が悪いと簡単に離れてしまい、雨漏りの原因になります。
大手ハウスメーカーでも過去に大量にコーキング切れ
を起こしました。それほど、切れやすいものです。
◆対策
・専門職を使うこと。
ただし、専門職でも忘れはあるでしょう。
色つきのプライマーで施工忘れを防ぐ事ができますが
他へ付いた場合に落ちないため最近は透明のものしか
見かけません。
あくまで下地処理剤で仕上げしたらわかりにくいです。
救いは雨漏りは10年の瑕疵担保期間があり
手抜きがあれば早期に切れてわかるでしょう。ただ、
良く外壁を見てないと気が付かない場合もあります。
===========================
■(2)編集後記
(たまに記載します、毎回読みたい方は
メルマガ登録(HPよりできます)してください)
先週、ケミカルアンカーの引抜き試験に立ち会いました。
施工後1時間で規定の倍の力をかけましたが全く異常なし。
現在の接着材の技術にはびっくりです。
ケミカルアンカーとは
コンクリートに穴をあけ、エポキシ系の接着剤で
アンカーボルトなどを接着する事です。
鉄筋コンクリートの耐震補強などでよく使われています。
住宅ではアンカーボルトを入れ忘れたなどの際に使います。
専門職による施工でしたら、アンカーボルトやホールダウン
を入れ忘れる大きな失敗があっても元の性能は十分出せます。
よくありがちな監督さんの施工は要注意です。
なぜ?
今日のコーキングの話と同じで
下地処理が完璧にできない場合が多いからです。
『外壁目地処理の不備』を紹介します。
■今回の事例___________________
・コーキング材を付きやすくする「プライマー」の手抜き
_______________________

写真は目地の施工直前、土まで付いている。
サイディングはその材質が硬く変形などないと一見思えますが
実はよく伸び縮みするんです。
また、運搬の面から長さに限界がありどうしても目地を取る
必要があります。
建物にはこのように外壁以外にも目地が付き物で
コーキング材はなくてはならないものです。
今回、外壁面では防水の役割も受け持ち
材料との接着性が施工上重要ポイントです。
施工面の埃などを取り除く事はもちろんですが、施工前に
接着性を高める「プライマー」という材料を塗る事は
非常に重要です。
最初に書きましたがサイディングが縮んだ際、
接着が悪いと簡単に離れてしまい、雨漏りの原因になります。
大手ハウスメーカーでも過去に大量にコーキング切れ
を起こしました。それほど、切れやすいものです。
◆対策
・専門職を使うこと。
ただし、専門職でも忘れはあるでしょう。
色つきのプライマーで施工忘れを防ぐ事ができますが
他へ付いた場合に落ちないため最近は透明のものしか
見かけません。
あくまで下地処理剤で仕上げしたらわかりにくいです。
救いは雨漏りは10年の瑕疵担保期間があり
手抜きがあれば早期に切れてわかるでしょう。ただ、
良く外壁を見てないと気が付かない場合もあります。
===========================
■(2)編集後記
(たまに記載します、毎回読みたい方は
メルマガ登録(HPよりできます)してください)
先週、ケミカルアンカーの引抜き試験に立ち会いました。
施工後1時間で規定の倍の力をかけましたが全く異常なし。
現在の接着材の技術にはびっくりです。
ケミカルアンカーとは
コンクリートに穴をあけ、エポキシ系の接着剤で
アンカーボルトなどを接着する事です。
鉄筋コンクリートの耐震補強などでよく使われています。
住宅ではアンカーボルトを入れ忘れたなどの際に使います。
専門職による施工でしたら、アンカーボルトやホールダウン
を入れ忘れる大きな失敗があっても元の性能は十分出せます。
よくありがちな監督さんの施工は要注意です。
なぜ?
今日のコーキングの話と同じで
下地処理が完璧にできない場合が多いからです。
2007年10月13日
欠陥住宅事例35
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
『違法ビスの使用』を紹介します。
■今回の事例____________________
・内部の耐力壁(地震や風の力に働く壁)に
強度の認定を受けていないビスを使っていた。
________________________

写真はビスの梱包で、強度の認定を受けていると
その表示が必ずありますし、ビス頭にも実は記しがあるんです。
だた、私のように検査をする立場でないとわからないでしょう。
たまたまですが2日連続、別の会社ですがこの事例が発覚!
間違いやすい強度的に影響のある事例です。
耐力壁、今回は内部の石膏ボード壁でしたが
強度を出すためにはボードを留めるビスのピッチが
定められているとともに、国の強度認定を通った
ビス又は指定の釘しか使えません。
今回の事例は違法で強度不足ということから2件とも
是正を求めました。使ったビスは何千本という単位で
かなり大変な作業です。ユニットバスもバラシます。
最近、内部のボード類は釘ではなくほとんどビス留めの
会社が多いです。
(一部の大手メーカーで今だに釘打ちもありますが)
理由は?
たぶん、釘のように後から浮いてくる可能性が
ほとんどないために仕上げのクレームになり
にくいためでしょう。
あとは、中越地震でも事例が発表されましたが
釘留めは地震で釘が浮いてくるようです。
いろいろな用途に使われるため、ビスの多くは
この認定を受けたものではありません。
大工さんが知らずに買うことが今回の原因です。
◆対策
今回の事例は2×4住宅で気をつけてください。
他の構造体はあまり関係ありません。
大手メーカー以外で建てられる方は
専門家にチェックを頼むかこの話を覚えていて自分でチェック
するしかありません。
誰かが気が付かないと知らずに完成し耐震強度が不足した家に
住んでしまうでしょう。
『違法ビスの使用』を紹介します。
■今回の事例____________________
・内部の耐力壁(地震や風の力に働く壁)に
強度の認定を受けていないビスを使っていた。
________________________

写真はビスの梱包で、強度の認定を受けていると
その表示が必ずありますし、ビス頭にも実は記しがあるんです。
だた、私のように検査をする立場でないとわからないでしょう。
たまたまですが2日連続、別の会社ですがこの事例が発覚!
間違いやすい強度的に影響のある事例です。
耐力壁、今回は内部の石膏ボード壁でしたが
強度を出すためにはボードを留めるビスのピッチが
定められているとともに、国の強度認定を通った
ビス又は指定の釘しか使えません。
今回の事例は違法で強度不足ということから2件とも
是正を求めました。使ったビスは何千本という単位で
かなり大変な作業です。ユニットバスもバラシます。
最近、内部のボード類は釘ではなくほとんどビス留めの
会社が多いです。
(一部の大手メーカーで今だに釘打ちもありますが)
理由は?
たぶん、釘のように後から浮いてくる可能性が
ほとんどないために仕上げのクレームになり
にくいためでしょう。
あとは、中越地震でも事例が発表されましたが
釘留めは地震で釘が浮いてくるようです。
いろいろな用途に使われるため、ビスの多くは
この認定を受けたものではありません。
大工さんが知らずに買うことが今回の原因です。
◆対策
今回の事例は2×4住宅で気をつけてください。
他の構造体はあまり関係ありません。
大手メーカー以外で建てられる方は
専門家にチェックを頼むかこの話を覚えていて自分でチェック
するしかありません。
誰かが気が付かないと知らずに完成し耐震強度が不足した家に
住んでしまうでしょう。
2007年10月04日
欠陥住宅事例34
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
『梁の穴あけ』を紹介します。
■今回の事例_________________
・木造在来工法の梁に排水管を通した例です。
_____________________

なぜダメかという解説はいらないでしょう。
在来工法(筋交いのある工法)の場合、
基本的に梁部への穴開けはダメです。
2×4工法の場合は、梁に穴をあけることが
許されていますが
このような下部の穴あけ、切り欠きはダメです。
今回の原因は水道業者の勝手な判断によるものです。
配管を通すスペースがないから梁を通したのでしょう。
もし、皆さんが水道屋として
梁に穴をあけるでしょうか?
「自分の家じゃないから・・・」
たぶんそんな気持ちでやっている職人だったでしょう。
◆対策
今までに何度か言いましたが
設備職人が欠陥をつくるケースが多いです。
大工工事のはじめ頃に注意して見ると良いでしょう。
『梁の穴あけ』を紹介します。
■今回の事例_________________
・木造在来工法の梁に排水管を通した例です。
_____________________

なぜダメかという解説はいらないでしょう。
在来工法(筋交いのある工法)の場合、
基本的に梁部への穴開けはダメです。
2×4工法の場合は、梁に穴をあけることが
許されていますが
このような下部の穴あけ、切り欠きはダメです。
今回の原因は水道業者の勝手な判断によるものです。
配管を通すスペースがないから梁を通したのでしょう。
もし、皆さんが水道屋として
梁に穴をあけるでしょうか?
「自分の家じゃないから・・・」
たぶんそんな気持ちでやっている職人だったでしょう。
◆対策
今までに何度か言いましたが
設備職人が欠陥をつくるケースが多いです。
大工工事のはじめ頃に注意して見ると良いでしょう。
2007年10月01日
欠陥住宅事例33
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
『アンカーボルトのズレ』を紹介します。
■今回の事例___________________
・基礎と躯体をつなぐ重要な役割のアンカーボルトが
横にズレた例です。
________________________

鉄骨造のアンカーボルトはほとんどズレが許されません
それは工場で穴をあけてくるため、ズレていると
部材が入りません。
しかし、木造は現場でアンカーボルトに合わせて木に
穴をあけるためズレていても納まります。
基礎工事の際、鉄筋が中心にいるとアンカーボルトが
鉄筋に当たり、中心に入らないことあるなど
施工事情を考えると許容範囲は仕方ありません。
この許容範囲なのですが
公庫基準など公的なものには記載がありません。
力のかかる具合がいろいろで一概に言えないからでしょう。
しかし、写真のようなズレは力のかかる部分であれば
明らかにダメです。
◆対策
やはり、コンクリートを流す前にアンカーボルトを
設置しておくことと、
監督さんの確認につきます。
『アンカーボルトのズレ』を紹介します。
■今回の事例___________________
・基礎と躯体をつなぐ重要な役割のアンカーボルトが
横にズレた例です。
________________________

鉄骨造のアンカーボルトはほとんどズレが許されません
それは工場で穴をあけてくるため、ズレていると
部材が入りません。
しかし、木造は現場でアンカーボルトに合わせて木に
穴をあけるためズレていても納まります。
基礎工事の際、鉄筋が中心にいるとアンカーボルトが
鉄筋に当たり、中心に入らないことあるなど
施工事情を考えると許容範囲は仕方ありません。
この許容範囲なのですが
公庫基準など公的なものには記載がありません。
力のかかる具合がいろいろで一概に言えないからでしょう。
しかし、写真のようなズレは力のかかる部分であれば
明らかにダメです。
◆対策
やはり、コンクリートを流す前にアンカーボルトを
設置しておくことと、
監督さんの確認につきます。

