2007年03月

2007年03月31日

検査で「酸欠」

完成だけの検査では床下に入ります。
その際、埃対策で「防塵マスク」を使います。

今日の午後検査に伺った現場で床下にいて
体の異変を感じ完全な酸欠状態になってしまいました。
原因は防塵マスクのフィルターが汚れ息がしにくくなって
いたためでしょうか?

もう少し長く居たら気を失っていたかもしれません。
以後気をつけたいと思います。


6時間くらい経った今も頭が「ぼーっと」しています。
今日の検査報告書は書くのをやめました。


一晩寝れば体調戻るでしょう。

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2007年03月30日

いい家を掴むのは「運」

昨日のニュースで

国土交通省が新築マンションの耐震調査を行い
10%ほど基準法を下回っているという報告が
ありました。

いくら規制を厳しくしても100%完璧は無理
という事がわかります。

住宅はまだ規制が厳しくなっておりません
もっといろいろあります。


話は変わりますが、
今日伺った戸建て完成検査は検査できる範囲で
ほぼ完璧に近い状態でした。


これは施主さんがきちんと業者を選んだ結果と
運が良かったためと思います。

最終金銭の決済が本日の検査前で何か欠陥があれば
どうしようと悩んでおられましたが

検査をして非常に安心されました。


地元の小さな業者が建てた家ですが本当に
丁寧な施工でした。

毎回、このような現場ばかりだといいです。

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2007年03月29日

構造金物

「構造金物」・・今日行った現場でも間違った
取り付けをしてました。


阪神淡路大震災後の法改正(平成12年)で義務付け
られたもので、木造の在来工法に適用されます。


主にすじかいなど耐力壁(地震時などに突っ張る壁)
の柱の上下端部に付きます。金物を付ける目的は
柱が地震時に抜けないためです。


金物の選定方法は3種類ほどありますが、現状多くは
大工さんが適当につけている場合が多いです。
もちろん適当につけることは正しい選定方法では
ありません。

きちんと設計されていてもその図面を無視して施工
されるケースも珍しくありません。

大工さんに聞くと
「外周だけつければよい」
「1階の柱下だけに付ける」とか間違った認識をしています。


行政の中間検査があるから大丈夫という人もいますが
細かくは見られていません。現在有名な建築会社でも
最近見た3件中、きちんと付けれていた現場は0です。


完成後の検査でこれら金物の不備をよく発見します。
金物自体は安いものですが、完成した家に取り付けるのは
非常に困難です。

天井をめくる、壁を壊すなどしなければ付きません。


構造金物不備の家は50%以上はあると思います。
(99%そうだという他の建築士の意見もあります)
隠れ欠陥住宅(建築基準法違反)がたくさん出ている
ことが心配です。

この業界にリコールはありません。


住んでしまえば自分から気が付かないと違反は
わかりません。

当社の検査の重点ポイントの一つです。










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2007年03月27日

欠陥住宅の見本?

3月は週末に完成検査が集中し
月、火曜日まで検査書類作成に追われるという
パターンになっています。

ですから今、ようやく書類が追いついた状況で
ほっとしています。


今日行った現場は「欠陥の見本」のような家でした
工事中の検査依頼のため直すのは容易で
完成後のように難しくありません。


morikawa ap








1つの例を紹介します。筋交いに穴を開けた写真です
節の下にあるのが穴で 節が抜けた訳ではありません
設備屋が間違えて開けました。


その他、構造金物が付いていない。釘が打たれていない。
梁は穴明けだらけなど

このまま建ってしまったら相当地震に弱い建物になります。

ホームページの欠陥写真は同じような例を載せないのに
結構追加しています。
本当に欠陥が多いのは確かです、そのあたり明後日の
メルマガで意見述べますのでお楽しみに。


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2007年03月22日

事実のとらえ方

検査のジャッジは非常に事実のとらえ方が難しいです。

建築基準法であっても法律文の解釈はいろいろできる
ものもあります。ですからマニュアルだけに頼っては
プロの検査はできません。


今日、このことを書こうと思ったきっかけは
「床下木部の防蟻処理について」でした

bougi








防蟻処理は公庫仕様に記載がありますがあまり
明確ではありません。

写真のように木部の下が塗られてなくても
(オレンジ色が防蟻処理材、最近は透明が多い)

業者はOK・・職人には下は塗りにくいから塗らなくても
いいと指示しているそうです。顧客に対しては
5年保証しているから何かあれば保証するのでという
説明です。

これをお客様側が意見すると
シロアリは下から上がるし、湿気も下から上がるので
木部の下側が重要だと言うでしょう。

これを読んでいる方もきっと判断はすぐ付くと思います。
ただし、業者の言い分は違うのです。

事実は多面性があり見る立場が違えば見え方はかわります。
また、この件は事実というよりはそれぞれの「意見」であり
解決は容易ではなさそうです。

この件に限らずすべてほとんどこういう感じです。








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2007年03月19日

中古住宅検査

昨日は中古住宅の検査にも行きました

昔は今より施工基準もうるさくなく施工が心配だ
と思います。特に分譲住宅は。

検査の結果いろいろ不備な箇所ありましたが
梁の切断も見つけました。

重要な梁ではないですがこんな写真を見たら不安に
なります。

fujita




他にも大工さんのずさんな施工が多々ありました。


仲介の不動産屋さんではこれらの事を見つけるのは難しく
やはり契約前に検査して買うことをお薦めします。

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2007年03月17日

2×4の問題

今日の1つは検査は2×4の完成検査でした

良く問題となるのが石膏ボードの耐力壁の取り方。


今日の現場は1階の一方向の耐力壁が基準法ギリギリ
の設計でした。ギリギリの設計は何か不備があると
基準法を下回る可能性が高いため絶対にお薦めしません

ただ、壁量計算書も素人では見方がわからないため
プロに見てもらうことをお薦めします。

検査の結果ですが

石膏ボードのビスピッチをユニットバスの天井裏から
確認すると規定より広く打たれていました。
サーモグラフィーでクロス下のビスを写しても
ピッチは基準どうりではありませんでした。

また、使用しているビスが耐力の認定が取れているか
も疑問でした。

つまりかなりの耐力低下の恐れが発覚しました。


2×4の現場に限らず基準が複雑で職人に浸透してない
事がこのようなことが起きる原因です。
事例としましては珍しくありません。


明日は検査の予定がぎっしりです。
完璧な現場にあたりたいです。




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2007年03月15日

2×4の問題

今日検査に行った現場の1つが2×4の現場

2×4は外壁の合板と内部の石膏ボードで
耐力を取っています。

ただ、2×4で問題なのは電気配線

最近はLANなどもあり多く電線などを配線し
このスペースが非常に躯体に影響します。

ボードきり欠き


写真は耐力壁の石膏ボード上部が電気配線で
切りかかれたものです

こうなると当然所定の耐力は期待できません。

耐力も大事、電気配線も大事どちらを優先するか

現実は耐力を十分余裕を持って設計し
電気配線を優先するのが一般的でしょうか

十分余裕があれば基準法を下回る事はまず
ありません。

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2007年03月14日

ホールダウン金物

先週末から東京へ検査へ行ったり移動も忙しく疲れ
を抜くときがありません。そのためブログ、メルマガ
をどうしても書くことができません。


おととい検査に行った現場は、木造でホールダウン金物
の使い方がおかしかったです。

ホールダウンとは↓このような柱を引っ張る金物

ホールダウン

現在でもこのホールダウン金物が変な位置についている
現場が良くあります。

これが法律化されたのは平成12年、地震時に耐力壁が
突っ張ると柱が抜けたりするのでそれを防止する意味で
義務化されました。

どこに付けるかは計算又は表から算定します。

いい加減に勘で付けては意味がありません。
まず、7割くらいの監督、大工は理解していないと
思います。法改正されて7年目たちますが・・・



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2007年03月12日

欠陥の相談が増えています

昨日、車で東京まで検査に行き、帰宅したのが夜中1時過ぎ
でした。意外に高速道路は夜でも車が多く疲れました。

今日は昨日の都会、東京とは反対に携帯の電波も届きにくい
三河の山の中へ行きました。途中雪がすごく積もったら帰れない
と思い焦りました。

いろんな所へ検査に出かけていますが、遠方が集中するとやはり
疲れます。

先週、今週と完成検査と欠陥調査が多いです。また、検査以外に
最近は非常に「欠陥住宅では」という相談、検査依頼が増えてい
ます。

メールでは24時間以内の返事を心がけておりますが
件数増加とこちらの仕事の都合でできない日が増えています。


欠陥住宅の相談内容で何ともならない内容のものが多いです
期待させてはいけないためはっきり言ってあげることが大事
だと思いますが言われたほうは「何で?」と思います。


断熱材の少々の隙間だとかの軽微なものは相手が拒否したら
何ともなりません。訴訟だと意気込んでも建築に詳しい弁護士
さんなら相手にされないケースもあります。


これらを思うと新築の工事途中のものは軽微なものでも
そのままという事はほとんどありません。業者は直します。

完成した現場の処理の難しさを改めて思います。




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