2011年09月16日

事例409『基礎の結露』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 求人誌を出すと、急激に営業電話が増える。
 電話番号データを、そこから集めているんですね。
 
 どんなしつこい相手でも、上手く断れますが、
 相手も必死なのか、なかなか引き下がらない人もいる。
 
 
 こちらも、忙しいので
 つい、口調が荒くなってしまう。
 
 余分なことで、怒りたくないですね。
 
 
 
■(1)今回の事例_________

  「基礎の結露」
 _______________
 
 409

 
 
 ◆写真解説
 
 基礎の表面で、結露がおきている。
 床下の通気が悪く、湿気がこもったことが原因。
 
 
 ◆内容説明
 
 写真を撮影したのは冬。
 基礎の表面が冷めたく、床下が湿気ていたため結露が起きた。
 
 結露がおきるくらい、床下が湿気ていると、
 木にカビが生えたりすることがある。
 
 何らかの対策が必要です。
 
 
 私は床下によく入ります。
 
 今主流の基礎パッキン。
 特に連続タイプは、通気が悪い気がします。
 やはり、「換気孔」が一番空気が通ります。
 
 
 ◆対策
 
 地域によっては、湿気やすい場所もある。
 
 そのような場所では、あらかじめ、
 設計段階で配慮することが大事です。
 
 
=====================

■(2)編集後記

 
 前回までと少し違った意味の
 呆れる監督さんを紹介します。
 
 上場はしていませんが、
 ほぼ全国に展開しているメーカーのCさん。
 
 
 瑕疵調査結果を見て、瑕疵の全てを認めた。
 そこまでは良かったのですが、
 
 補修工事について、自分で考える意思が全くない。
 「どのように工事するか、お任せします」と私に言ってきた。
 
 「こんな方法でどうですか」と聞かれることはあるが
 丸投げされるのは珍しい。
 
 
 現場の数が多く、多忙のため、普段から、
 職人任せ、人任せで仕事を乗り切っているのでしょう。
 
 
 自分で考えないと、仕事の質が上がらないと
 言ってあげました。
 

 
 
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iekensa at 20:17|PermalinkComments(0)TrackBack(0)結露 

2011年09月13日

事例408『雨漏り』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 今日検査に行った現場の大工さん。
 自分の仕事に、自信をもっていました。
 
 その自信はどこから来るのか聞いてみると、
 自分の仕事が丁寧か、人に聞いたり、
 昔から、基準、法律を覚えるのが好きで、
 私たちのような検査員がくると、手を止めてでも
 いろいろ聞くそうです。
 
 このような大工さんに家を造ってもらう
 施主さんはラッキーです。
 
 
■(1)今回の事例_______

  「雨漏り」
 ______________
 
 408


 ◆写真解説
 
 雨漏り調査で、写真の箇所へ水をかけたら、
 すぐに漏水した。
 
 外壁裏の下地防水の不備が原因。
 
 
 ◆内容説明
 
 サイディング下、水切りとの間から
 雨が入ると雨漏りする。
 
 この隙間は、壁内通気の入口であり、
 サイディング内へ漏水したときに、水を排出する箇所でもある。
 
 よって、塞ぐことは出来ず、裏側できちんと防水する必要がある。
 
 
 この箇所の裏側は、バルコニー防水立ち上がり上端と
 防水紙の境目です。
 
 隙間があれば雨漏りする。
 
 
 ◆対策
 
 外壁防水下地検査へ行くと、
 未施工箇所が、多々あることが多い。
 
 全て下地の防水を確認した上で
 外壁仕上げ工事を行う。
 
 
================

■(2)編集後記

 
 先回に引き続き、
 呆れてしまう現場監督の発言を紹介します。
 
 今回も有名メーカーの社員Bさん
 
 この人も、検査に立ち会わないため、顔を見ていません。
 年齢は多分20代半ば。
 
 
 私が基礎の検査で、基準法違反を指摘。
 
 これに対しBさんは、
 「当社の基準ではOK。是正は必要ない」と言った。
 
 
 もちろんこれは間違った発言。
 あとで、上司がお詫びの電話を入れてきました。
 
 素人のお客さんを、いつもこの調子で騙しているのでしょう。
 (というか、ただの無知かもしれません)
 
 
 若い芽を摘むのは、いけないと思いますが、
 依頼主のため、また、本人の反省のためにも
 監督交代を要求しました。
 
 
 
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iekensa at 15:10|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年09月09日

事例407『ケミカルアンカー』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 

 単発の雨漏り調査などで、バタバタし
 書類、メールの返事がやや遅れぎみです。
 
 

 昨日今日、移動距離が長く
 今日、ガス欠しかけました。

 
 岐阜から愛知県の吉良町までの100KM弱、
 名古屋高速や国道のバイパスを通ったら、
 ガソリンスタンドが、途中1件もなかったためです。
 

 
■(1)今回の事例___________

  「ケミカルアンカー」
 __________________
 

 407

  
 
 ◆写真解説
 
 ホールダウンボルトの下(矢印部)に液体が出ている。

 
 これはケミカルアンカーの接着剤が溢れたもの。
 事前にセットし忘れたため、
 こっそり接着剤でボルトを入れた。

 
 ◆内容説明
 
 この工程から検査に入った。
 

 土台(木)がのっているため、見落とすとこでした。
 基礎図面が間違っていて、入れ忘れたようです。
 
 

 ケミカルアンカーは、きちんと施工をすれば
 十分な引き抜き強度が出るため、
 耐震補強工事など、既設の建物の工事で重宝されます。
 

 ただし、新築ではイレギュラーな工事。
 コンクリートを流し込む前に
 アンカーボルトなどを入れておくことが基本です。
 

 
 新築で仕方なく施工する場合、
 専門業者による施工+引き抜き試験を
 条件に付けることをお薦めします。
 
 

 
 ◆対策
 
 基礎図面のチェック及び、
 コンクリート打設前のチェックが大事です。
 
 

=====================

■(2)編集後記

 
 呆れてしまう現場監督の発言を紹介します。

 
 今回は有名メーカーの社員Aさん

 
 検査に立ち会わないため、顔を見ていません。
 年齢は多分20代半ば。

 
 
 私が躯体構造検査で、3項目ほど基準法違反を指摘。
 それを知った施主さんが、Aさんへ文句を言った。
 「社内検査と瑕疵保証検査は何を検査している」と

 
 
 このあとに、私へ下記のことを
 Aさんが電話で言ってきた。

 
 「当社は社内検査が厳しいと、パンフレットなどに記載している。
 おたくのせいで、お客さんからの信頼がなくなった。
 なぜ、指摘をそのまま報告するんですか」
 

 
 Aさんは当社が言いなりになると
 勘違いをしていたようです。
 
 
 




 
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iekensa at 18:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0)アンカーボルト 

2011年09月06日

事例406『軒先金物 釘打ちなし』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 台風で現場に出なかった、先週土曜日。
 1日がかりでパソコンの中身を入れ替えた。
 
 新しい方は、Windows7の64btのためか、
 いくつかソフトの設定が変わってしまい
 動作に苦労をしています。
 
 
 
■(1)今回の事例___________

  「軒先金物 釘打ちなし」
 __________________
 
 406

  
 
 ◆写真解説
 
 軒先金物、釘が一本も打たれていない。
 あとから施工するつもりで、忘れたようです。

 
 ◆内容説明
 
 原因は施工忘れ。
 
 躯体組立時は、10名弱の大工さんが
 集まり、作業をする。
 
 工場生産のように、役割分担が細かく決まってないので
 このような忘れがおきやすい。
 
 構造金物は、置いてあるだけでは全くの無意味。
 正規の釘を打って、はじめて機能を果たす。
 
 
 ◆対策
 
 確認申請の中間検査や、甘い瑕疵保証検査では
 まず、このような箇所は見ない。
 
 このような第三者検査に頼らないことが大事です。

 
 
====================

■(2)編集後記


 今回の台風により、雨漏りした家が相当あるようです。
 
 今日も1件、調査に行き、原因を1時間弱で特定。
 また、今日だけで4件ほどの、
 雨漏り調査の問い合わせがありました。
 
 
 最近、雨漏り以外に紛争物件の調査も多く
 多忙な毎日を送っています。
 
 
 今週、求人募集をしている最中で
 電話の状況などから、15名以上の申し込みがあると予想しています。
 
 
 選ぶポイントですが、
 「逃げない人」が第一。
 
 業者の顔色を伺う検査会社でないため、
 争いを避けることはできません。
 
 また、紛争処理案件も多く、
 依頼者自身が精神的に滅入っているため、
 とばっちりを受けることだってあります。
 
 
 来週以降、選考が楽しみです。
 
 

 

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iekensa at 21:03|PermalinkComments(1)TrackBack(0)木造構造金物 

2011年09月02日

事例405『擁壁ベースが薄い』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 台風が近づいています。
 
 昨日、今日行った現場は、
 台風対策に追われていました。
 
 
 明日の検査予定は全てキャンセル。
 
 何事も無く、過ぎてくれることを祈ります。
 
 
 
■(1)今回の事例________

  「擁壁ベースが薄い」
 ______________
 
 405

  
 
 ◆写真解説
 
 擁壁ベースが薄い。
 設計では350mm。実際は200mmしかない。
 耐力的に弱いことは確実である。

 
 ◆内容説明
 
 擁壁にいろいろ不備があり、きちんと施工できているか、
 調べれるものを徹底的に調べた。
 
 そうしたら、地中に埋まっている部分の
 ベースの厚さが薄かった。
 
 設計の35CMに対し15CMも薄い。
 明らかな手抜き工事です。
 
  
 やはり、見えなくなる箇所に
 手抜き工事が集中する。
 
 先週、ニュースになっていた
 大京の川崎市の欠陥マンションも
 見えない箇所の手抜きが、いろいろ発覚した。
 
 
 
 ◆対策
 
 擁壁のトラブルは、意外と多い。
 
 高さが高いほど、、
 第三者検査の必要性が増すと思います。
 
 
 
=================

■(2)編集後記


 今日、基礎の配筋検査へ行った現場、
 建物配置が10CM間違っていた。
 
 つい2ケ月前にも1件あった。
 
 
 役所の検査で、配置くらいはチェックします。
 完成してから気づいても、移動はほぼ不可能。
 
 
 コンクリートを打つ前であり、
 現場監督さんから、
 「この指摘は、ありがたい」と言われました。
 
 
 配筋検査で、配置をチェックしています。
 ただし、境界がわかりにくい現場は、
 きちんと確認できません。
 
 
 同時に検査に来た「某社、瑕疵保証検査員」は
 写真を3枚だけ撮って、検査完了。
 どうも、それは会社からの指示らしい。
 
 私らのような第三者検査会社が入る現場は
 全体の1%もないと思う。
 
 瑕疵保証検査のレベルが上がると
 基礎の欠陥は大幅に減ると思います。
 
 
 
 
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iekensa at 16:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0)地盤、杭 | その他