2011年10月21日

事例419『床下点検口の断熱』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 昨日、健康診断を受けました。
 
 忙しいと、つい先送りしそうになりますが、
 身近で、ガンになった人がいたので、
 今年は意識が違いました。
 
 それにしても、バリウムは、あとの始末が悪い。
 お腹の調子が夜まで悪かったです。
 
 ガンになった人のブログ
 http://blog.livedoor.jp/aoyamaburogu/
 
 
 
■(1)今回の事例___________

  「床下点検口の断熱」
 __________________
 
 419

 
 
 
 ◆写真解説
 
 高断熱仕様の家なのに、床下点検口蓋に断熱材がない。
 
 断熱材は、隙間なく施工することが基本です。
 
 
 ◆内容説明
 
 長期優良住宅、フラット35Sの仕様で当たり前になった
 「省エネルギー対策等級4」
 
 ある有名メーカーの現場で、
 この仕様を選択しているにもかかわらず、
 床下点検口に断熱材がなかったり、
 その他、床下断熱材の隙間も多数あった。
 
 
 検査で指摘すると、「当社はこれで認定を受けている」とか、
 「計算値で問題がないことを確認した」などという
 答えが返ってきて、修理する気はない。
 
 
 検査で見ていると、
 ローコストメーカーほど、基準を忠実に守ろうとし、
 大手ほど、勝手な解釈で仕様を落とす。
 
 知識があるわけですが、、買う側からすれば、
 そんなことに、知恵を働かせて欲しくないですね。
 
 
 このメーカーは、営業的なブランドづくりに一生懸命。
 
 些細な品質をいい加減にしているようでは
 所詮、本物のブランドではない。
 
 
 ◆対策
 
 断熱性能への影響からすれば、わずかなもの。
 と割り切れない場合は、
 あらかじめ設計図書で、仕様を確認すべきです。
 
 
 
====================

■(2)編集後記
 
 
 先日、確認申請の完成検査と一緒になった。
 
 たまたま、施主さんも居て、
 興味があるということで、施主さんは完成検査員に付いて歩いた。
 
 検査員は図面を開きながら、各部屋を見ただけ。
 時間にしたら、約5分で完了。
 
 
 施主さんの感想は
 「あんなに簡単な検査だとは思わなかった。
  完成検査料32.000円の価値はない」
 
 
 法律で決められた制度で、施主さんにしてみたら、
 きちんとしているというイメージが、強かったようです。
 
 昔、このあたりの事情をよく知っているお客さんが居ました。
 その方が言うには、
 やってもやらなくても、同じ検査。
 検査済証の紙切れが要らないなら、お金の無駄だからやらない。
 
 
 皆が、そのように思い始めたら、
 確認検査制度は、良くなる方へ改善されるでしょう。
 
 
 
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2011年10月18日

事例418『屋根パネル未固定』


 こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 東名集中工事中のため、
 新幹線で浜松の現場へ行ってきました。
 
 ひかりに乗ると、名古屋から浜松間はたった30分。
 お金は余分にかかりますが、移動は楽ですね。
 
 
■(1)今回の事例___________

  「屋根パネル未固定」
 __________________
 
 418


 
 
 ◆写真解説
 
 屋根パネルを固定するビスが、完全に外れている。
 
 全く固定されずに、パネルが置かれている状態。
 
 
 ◆内容説明
 
 躯体を工場で造り、現場で組み立てる
 比較的有名なメーカーの現場。
 
 躯体の構造検査で発見。
 
 
 屋根の上側から、ビスを打っている。
 ビスが長いためか、職人は、途中から下地が
 外れたことに気がつかなかったのでしょう。
 
 
 社内検査で、気がつかなかった理由は、
 この部分が、躯体を組んだ時に隠蔽されていて
 狭い小屋裏へ入らないと確認できないからです。
 
 
 ◆対策
 
 細部までチェックする検査を行う。
 
 
==================

■(2)編集後記
 
 
 先日、知人の地主さんから電話があった。
 内容は、「土地を売ろうとしたら、買う側が
 希望額の2割以上安い金額を提示してきた」
 という話。
 
 この買う側とは、パワービルダーと言われる分譲業者。
 
 
 この地主さんは、売り急いでいないために
 断ったそうですが、
 広い宅地は、価格も高いので、買い手が限られる。
 
 なかなか売れないのも困るが、
 2割も安く売ってしまうと、何千万円損するようです。
 
 
 質もそこそこ良く、安い分譲住宅が量産されている。
 
 消費者、分譲業者、銀行にメリットがある半面、
 
 買い叩かれ、何千万円も土地を安く売る地主。
 単価を叩かれ、儲けが出ない業者、職人がいる。
 
 
 安売りによる不動産価格の下落。
 地主や、職人の収入減。
 
 先行きの暗い日本経済にとっては、いい事ではありません。
 
 今後どうなるかは予想できませんが、
 しばらくは、この状況が続くでしょう。
 
 
 
 
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2011年10月14日

事例417『補強筋のかぶり不足』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 長期間、過密だった現場の予定が一段落。
 
 今週、来週は東名の集中工事中。
 できるだけ、東名を使う方面への検査が出ないことを祈りつつ、
 手が付けられなかった、事務内での仕事を片付けています。
 
 
■(1)今回の事例___________

  「補強筋のかぶり不足」
 __________________
 
 417

 
 
 ◆写真解説
 
 配管補強筋のかぶり不足。
 
 補強筋でも、6CMのかぶりを確保しないといけない。

 
 ◆内容説明
 
 配管スリーブで鉄筋を切断した箇所。
 その部分を補強するために入れた補強筋が、
 形状が大きすぎて、地面との距離が取れていない。
 
 鉄筋屋さんの仕事が終わっているため、
 設備屋さんが、補強筋を入れるケースが多い。
 
 設備屋さんは、鉄筋を曲げるなどの加工する道具を
 もっていないため、加工済のものを使う。
 
 うまく形状が合わなくても、そのまま施工するために、
 写真のようにかぶり不足になる。
 
 
 ◆対策
 
 工程の段取り的に、調整が難しい部分。
 
 配筋の検査で確認し、ダメな場合は、基礎屋さんに直させる。
 
 
====================

■(2)編集後記
 
 
 工事現場では、着用が当たりまえのヘルメット。
 しかし、住宅の現場では意外と、着用率が低い。
 
 かっこ悪い、うっとうしい 
 
 などの理由で、かぶらない人がいる。
 
 
 車のシートベルトのように、
 ルールで決められ、万が一の危険に備えるもの。
 
 決められたルールを守れないような人は、
 仕事でもルールを守れないと、見なされても仕方がない。
 
 だから、着用していない職人を見ると、
 現場や工務店のモラルの低さを感じてしまう。
 
 
 私は、ヘルメットをかぶる癖が付いているので
 ヘルメットなしで、足場を歩くことに危険を感じます。
 
 
 しかし、電車で検査に行くときは
 このヘルメットが、かさばる。
 
 カバンに入れずに手で持って、電車に乗る勇気もありません。
 
 
 そこでいいものを見つけ購入しました。
 安全基準もクリアしています。
 
 たたむと、ノートパソコンくらいの薄さです。
 
 IMGP7761

 
 
 
 
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iekensa at 12:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0)基礎かぶり、コンクリート 

2011年10月11日

事例416『木部のカビ』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 この3連休は、ほとんど書類作成に費やしました。
 瑕疵調査の書類作成が5件、たまっていたからです。
 
 この書類は1件あたり、作成に丸1日かかります。
 また、疑問等を調べるために、アマゾンで専門書を4冊購入。
 それを読むだけでも、結構時間を取られました。
 
 それでも、電話に出ないなど、集中して行なった結果。
 4件分、作成することができました。
 
 
 
■(1)今回の事例__________

  「木部のカビ」
 _________________
 
 416


 
 ◆写真解説
 
 床下浸水により、木部にカビが生えた。
 
 直接濡れなくても、条件によっては、
 このように、ひどくカビが生えることがある。

 
 ◆内容説明
 
 先回の続き、床下浸水の話題。
 
 床下に水が溜まると、通気が悪い部分は
 空気がこもり、木部にカビが生えたりする。
 
 写真は浸水し、わずか2週間くらいの状態。
 
 建物の中央部など、換気が悪い箇所ほど、ひどかった。
 
 
 一旦、木にカビが生えると、菌が死滅しても跡は残る。
 床下で普段目につく箇所ではないが、
 気になるものです。
 
 
 
 ◆対策
 
 床下浸水させないことが一番大事です。
 
 通気の関係もあるが、床下浸水しても、
 カビが全く出ていない家もある。
 
 因果関係を証明できたわけではないが、
 防腐剤が効いている木は、カビが生えにくい。
 
==================

■(2)編集後記
 
 
 はじめに記載したように、
 この連休は、書類作成に明け暮れました。
 たくさん指摘を書いて、改めて思うことは、
 
 
 多くの建物が、法律、基準どおりに造られていないし、
 多くの業者は、それらを知らないで造っている。
 
 また、建築士法や建設業法違反も多い。
 
 
 このような、いい加減な状態であることを、購入者は知らない。
 
 
 最近、多い指摘は
 ・防火違反
 ・長期優良住宅、フラット35仕様違反
 
 防火違反に関しては90%くらいが間違っている。
 現場検査で指摘する会社も、ないらしい。
 
 
 現在、欠陥検査で「鉄筋探査」と
 「赤外線サーモグラフィーカメラ撮影」を行う。
 
 鉄筋探査の結果、
 「かぶり」不足が発覚するケースが50%以上。
 
 
 ベタ基礎スラブ下の、かぶり不足が発覚すると
 基礎を壊す以外に補修方法はない。
 
 それでも、50%以上の現場は、かぶり不足のまま
 コンクリートが打たれている。
 
 
 
 
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iekensa at 10:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0)躯体全般 

2011年10月07日

事例415『床下の水漏れ』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 私のスマートフォンは、ドコモのアンドロイド。
 
 2年経つので、そろそろ買い替え時期です。
 
 
 ドコモで買い換えるか、それともiPhone4Sで
 AUか、ソフトバンクかで迷います。
 
 
 
■(1)今回の事例___________

  「床下の水漏れ」
 __________________
 
 415

 
 
 ◆写真解説
 
 床下浸水のあと(矢印部まで水が溜まった)。
 天災ではなく、水漏れによるもの。
 
 
 ◆内容説明
 
 今年の夏は、同事例での調査依頼が多かったです。
 水漏れ以外に、雨水侵入の事例もありました。
 
 最近の基礎は、基礎天端で換気を行う形式が主流のため
 換気孔がなく、発見が遅くなるケースが多い。
 
 
 床下の換気が良ければ、水が溜まっても
 木部への影響は少なく済みます。
 
 換気が悪く、木が水蒸気をたくさん吸ってしまうと
 カビが発生します。
 
 
 
 ◆対策
 
 完成時にきちんと水漏れチェックをしても
 後日、水漏れが起きることがあります。
 
 定期的に、床下点検口から床下を確認する。
 
 
======================

■(2)編集後記
 
 欧米で、若年失業者や格差の問題が顕著になっています。
 
 日本でも問題が深刻化していることを、実感しました。
 
 それは、この前、社員募集をしたところ、
 当社のような会社に、思ったより多くの応募がありました。
 
 数が多い理由のひとつに、
 応募者の1/4ほどは、派遣切りになった若い失業者でした。
 
 今回の募集で感じたことは、
 彼ら、彼女らは、仕事の内容を確認しないで、
 給料だけで判断し、応募する傾向があるようです。
 
 面接に来て、「何の会社ですか」と聞く人もいた。
 
 それでは、受かるはずがない。
 

 
 現在の政治や景気動向を見ていると
 雇用問題が、すぐに改善できるとは思えません。
 
 円高で企業が海外へ出ていけば
 状況はさらに悪化するでしょう。
 
 
 住宅業界も、少子高齢化の影響で今後も、仕事が減っていきます。
 そんな状況でも、新たにこの業界で働く人のために
 いい業界にしたいものです。
 
 
 
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