2007年03月27日

欠陥住宅の見本?

3月は週末に完成検査が集中し
月、火曜日まで検査書類作成に追われるという
パターンになっています。

ですから今、ようやく書類が追いついた状況で
ほっとしています。


今日行った現場は「欠陥の見本」のような家でした
工事中の検査依頼のため直すのは容易で
完成後のように難しくありません。


morikawa ap








1つの例を紹介します。筋交いに穴を開けた写真です
節の下にあるのが穴で 節が抜けた訳ではありません
設備屋が間違えて開けました。


その他、構造金物が付いていない。釘が打たれていない。
梁は穴明けだらけなど

このまま建ってしまったら相当地震に弱い建物になります。

ホームページの欠陥写真は同じような例を載せないのに
結構追加しています。
本当に欠陥が多いのは確かです、そのあたり明後日の
メルマガで意見述べますのでお楽しみに。


iekensa at 22:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2007年03月22日

事実のとらえ方

検査のジャッジは非常に事実のとらえ方が難しいです。

建築基準法であっても法律文の解釈はいろいろできる
ものもあります。ですからマニュアルだけに頼っては
プロの検査はできません。


今日、このことを書こうと思ったきっかけは
「床下木部の防蟻処理について」でした

bougi








防蟻処理は公庫仕様に記載がありますがあまり
明確ではありません。

写真のように木部の下が塗られてなくても
(オレンジ色が防蟻処理材、最近は透明が多い)

業者はOK・・職人には下は塗りにくいから塗らなくても
いいと指示しているそうです。顧客に対しては
5年保証しているから何かあれば保証するのでという
説明です。

これをお客様側が意見すると
シロアリは下から上がるし、湿気も下から上がるので
木部の下側が重要だと言うでしょう。

これを読んでいる方もきっと判断はすぐ付くと思います。
ただし、業者の言い分は違うのです。

事実は多面性があり見る立場が違えば見え方はかわります。
また、この件は事実というよりはそれぞれの「意見」であり
解決は容易ではなさそうです。

この件に限らずすべてほとんどこういう感じです。








iekensa at 21:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2007年03月19日

中古住宅検査

昨日は中古住宅の検査にも行きました

昔は今より施工基準もうるさくなく施工が心配だ
と思います。特に分譲住宅は。

検査の結果いろいろ不備な箇所ありましたが
梁の切断も見つけました。

重要な梁ではないですがこんな写真を見たら不安に
なります。

fujita




他にも大工さんのずさんな施工が多々ありました。


仲介の不動産屋さんではこれらの事を見つけるのは難しく
やはり契約前に検査して買うことをお薦めします。

iekensa at 10:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2007年03月17日

2×4の問題

今日の1つは検査は2×4の完成検査でした

良く問題となるのが石膏ボードの耐力壁の取り方。


今日の現場は1階の一方向の耐力壁が基準法ギリギリ
の設計でした。ギリギリの設計は何か不備があると
基準法を下回る可能性が高いため絶対にお薦めしません

ただ、壁量計算書も素人では見方がわからないため
プロに見てもらうことをお薦めします。

検査の結果ですが

石膏ボードのビスピッチをユニットバスの天井裏から
確認すると規定より広く打たれていました。
サーモグラフィーでクロス下のビスを写しても
ピッチは基準どうりではありませんでした。

また、使用しているビスが耐力の認定が取れているか
も疑問でした。

つまりかなりの耐力低下の恐れが発覚しました。


2×4の現場に限らず基準が複雑で職人に浸透してない
事がこのようなことが起きる原因です。
事例としましては珍しくありません。


明日は検査の予定がぎっしりです。
完璧な現場にあたりたいです。




iekensa at 21:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2007年03月15日

2×4の問題

今日検査に行った現場の1つが2×4の現場

2×4は外壁の合板と内部の石膏ボードで
耐力を取っています。

ただ、2×4で問題なのは電気配線

最近はLANなどもあり多く電線などを配線し
このスペースが非常に躯体に影響します。

ボードきり欠き


写真は耐力壁の石膏ボード上部が電気配線で
切りかかれたものです

こうなると当然所定の耐力は期待できません。

耐力も大事、電気配線も大事どちらを優先するか

現実は耐力を十分余裕を持って設計し
電気配線を優先するのが一般的でしょうか

十分余裕があれば基準法を下回る事はまず
ありません。

iekensa at 22:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0)